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【OB企画】NTT東日本野球部・内山京祐氏が語るベストナイン獲得の裏側と後輩へのエール/インタビュー

12月6日、日本野球連盟は2022年度社会人野球表彰ベストナイン最終選考結果を発表。外野手部門でNTT東日本野球部の内山京祐氏(令2卒)がベストナインに選出された。内山氏は大学時代、牧秀悟(令2卒=横浜DeNAベイスターズ)らとクリーンアップを形成し、2018年秋季リーグでは三塁手部門でベストナインを獲得。NTT東日本野球部でも1番打者として今季チームをけん引した内山氏は何を語るのか。ベストナイン獲得の裏側に迫る。(聞き手、構成=為谷楓太、志水恒太)

▲2020年度秋季リーグ戦で打席に立つ内山

——社会人野球ベストナインを獲得して
年間を通してベストナインのことは考えていませんでしたが、結果として獲れたのは良かった思っています。でも1番嬉しかったのは都市対抗での首位打者ですね。大学では首位打者獲れなくて、惜しいときもあったんですけど、獲れなくて社会人入って大きな大会で獲れたことは嬉しかったですね

——この1年はどんな1年にしたかったのでしょうか
特にはないんですけど、バッティング、特に長打。自分は長打が少ないんで長打とかOPSをあげようとしていました。そのためにバットを当てに行くのではなく強く振ったりということをしましたね

——そういったところは1番打者としても意識していたところなのでしょうか
本当は1番打者じゃなかったんですよね(笑い)。10月の最初に東京都の企業大会で目にデッドボール当たっちゃって、瞳孔が今もなんですけど開いてしまって。それで大会始まる2週間前にやっと復帰して、練習試合を1、2回やってそのときに打席多く立たせたいということで1番DHで立ったらそのまま行っちゃいましたね

——都市対抗首位打者、顔面への死球、ベストナインなど色々あった1年だと思いますがどんな1年でしたでしょうか
1年振り返ると目標であるプロ野球には及ばなかったんですけど、その材料となるものが来年に生きるのかなというので、結果としては自分としてもよかった1年でしたね

——社会人野球2年目で慣れたということですが
準備もありますし、1年目はいろいろと気を遣うようなチームではないんですけどやっぱり多少なりとも気を遣っちゃう部分があったというのもあって、2年目で自分のこと中心にできたっていうところで慣れたっていう部分ですかね

▲セカンドの牧と会話する内山

——社会人野球と大学野球の1番の違いは
企業を背負っているので、企業理念として社員の士気高揚、一体感の醸成というのがあってそういうのを意識してやらないとチームが終わってしまうと思うので、会社の人たちの応援があるからこそ大学よりも大きなものなのかなと思いましたね

——都市対抗ベスト4、日本選手権準優勝という結果でしたがチームとしてはいかがでしたか
自分が入社してからベスト4以上しか経験していないので、あと一歩のところでいつも負けてしまいますが、チームとしてはいつもベスト4以上に残ることがすごいというのは実感しているので、チームとしてあと1個、2個勝てるようなところを来年繋げていきたいです

——社会人野球に出て感じる中大野球部の良さ
友達とか同期の一体感は良かったですね。社会人野球になると同期も少なくなりますし。みんなで話し合ったりまとまったりそういうところは良かったと思います

——社会人野球の舞台で中大OBが多く活躍していますがその要因はどういったところでしょうか
東都というレベルの高いリーグで野球をやっていたことが社会人の人たちの実力、結果を残せるというところにつながってくると思いますね

——バットコントロールを鍛えるために意識していること
自分の特徴は最初から振っていくことで、野球のデータ上やっぱり最初のストライクがヒットになる確率が高いというのもあって自分の特徴である最初から触れるということに繋がってくるのかなと思いますね

——牧選手の活躍が目覚ましいですが、同期からみた牧選手の凄さ、魅力は
あのキャラクターですよね、やっぱり。あとは長打力、怪我をしない、体が強いということですかね。右バッターにはない対応力もありますし、器用なバッティングができることですかね

▲シートノックにつく内山

——大学でリーグ優勝して感じたこと
あの時はいくら点数取られてもすぐ点数返せたし、もうあの時は自分でも思うくらいすごかったですね。面白かったですね、野球をやっていて

——大学4年生のときの1年生が最上級生になりますが、当時彼らに対して抱いていた印象は
今試合に出ている西舘(勇陽=法3・花巻東)、大栄(陽斗=商3・仙台育英)、石田(裕太郎=経3・静清)というのは自分たちの助けにもなりましたし、中前(祐也=法3・浦和学院)と石井(巧=文3・作新学院)はもう1年生で出てもらって良かったと思うし、その子たちを中心に頑張ってもらいたいというのはありますね。あとピッチャーとしては西舘にはすごい球を持っているのでぜひともプロに行ってほしいですね

——大学時代西舘投手と対戦して抱いた印象は
すごかったですね。違いましたね、抜けてました。いい球持ってるなあって感じましたね。まっすぐが速いし、速ければ自然と変化球もキレのいい球投げられるから。まっすぐが変化球を生かしているみたいな

——社会人野球で今年印象に残ったピッチャーは
日本製紙石巻の宮内春輝投手ですね。たぶん隣の大学(=明星大学)だったと思うんですけど。宮内さんのまっすぐは今までで1番よかったですね。今でも印象に残っていますね、この人のまっすぐはちょっとやばいなって。あんまり思ったことないんですけど宮内さんに対してはそう思いましたね。球の質がやっぱり違くて、球速も140後半出ているんですけど、球の勢いがあるというか。でもプロ行きましたもんね、日本ハムに。自分は注目していますね

▲牧、倉石らとともに喜びをあらわにする内山(右から2番目)

——これからの中大野球部に期待していること
ぜひとも優勝してほしいですね。全日本選手権でも神宮大会でも優勝してもらいたいです。自分たちが3年生のときにリーグ戦優勝して神宮大会に出たときは1回戦負けだったので。そういう悔しさがあるので後輩たちにはリーグ優勝して大きい大会に出てもらって全国一を経験してもらいたいですね

——社会人3年目となる来年はどんな1年にしたいでしょうか
ドラフトで指名されるような結果というか、大会で首位打者、都市対抗で2年連続首位打者というのも目指したいですし、最後ドラフトにつながるような成績を残せる1年にしたいですね

——今後どのような野球人生を過ごしていきたいでしょうか
小さい時から夢であったプロ野球というのは今でも変わらないですし、来年、再来年が最後の年になると思うのでその夢だけは叶えたいですね。自分がどこまでやれるのかというのも試したいですし、今年こういう結果も出たっていうことでプロ行っても最多安打争いは自分でもできると思っているので、プロまでは行きたいですね。同期の牧、五十幡(亮汰=令2卒・北海道日本ハムファイターズ)がプロに行っているし、「3番自分、4番牧、5番森下(翔太=商4・東海大相模)」って打っていたくらいなのでそういう意地はありますし、負けたくないですね

◇内山京祐(うちやま・きょうすけ)◇
平成10年4月5日、千葉県出身。習志野高を経て、2017年に中大に入学。中大では下級生の時から出場を重ね、2018年秋季リーグ戦ではベストナインを獲得し、2019年秋季リーグ戦では優勝し、明治神宮大会出場。中大時代の同期には牧秀悟、五十幡亮汰のプロに進んだ2人のほか、坂巻尚哉(令2卒=トヨタ自動車)、倉石匠己(令2卒=JR東日本)らがいる。