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【新体制対談】「研鑽」を掲げ新たなスタートを切ったスケート部に迫る 3年生編

昨年、念願のインカレ優勝を果たしたスケート部アイスホッケー部門。新体制になり「研鑽」というスローガンを掲げ、再スタートを切った。今回は3年生のDF高崎泰成(総3)、DF森星輝(文3)、DF澤口輝(商3)、FW辻崇太郎(経3)にインタビューを行った。〈聞き手:水崎菜花、塚越香都、構成:塚越香都〉

▲「中大スポーツ」4月号を持っていただきました(左から順に高崎、森、辻、澤口)

 

 

―他己紹介

高崎:僕は総合政策学部3年の高崎泰成です。彼は3年生の森星輝です。彼のプレーの強みは力強いチェック、ハードにプレーするところが彼の一番のプレーだと思っています。日常生活では大人しそうに見えるんですけど、ゲームをやったら人が変わって、ブチ切れて、そういうギャップが激しいのが彼の特徴だと思います。

森:自分は文学部3年の森星輝です。彼は辻崇太郎、3年です。彼のプレーの強みは誰にも止められない足の速さだと思っています。性格はもう見たまま、ハチャメチャで元気な少年です。

辻:経済学部3年の辻崇太郎です。彼は3年生、澤口輝です。彼の強みはディフェンスゾーンでとにかくハードにプレーしていてフィジカルも強いので、当たり負けない体を持っているのはすごいいいなとは思います。日常生活はうるさい。他の人には無いはまるポイントを持っていて、ツボが変というか、あまり人がやらないようなことを自分がやり続けるみたいな。最近はミューイングにはまっているらしくて、ずっとこの顔をしています。よくわかんないんですけど、はまっているみたいです。

澤口:自分は商学部3年の澤口輝です。紹介するのが総合政策部3年の高崎泰成です。彼のプレーの強みは身長から出せる体の強さとリーチの長さで自分と同じコーナーとかでのバトルの強さがあります。普段はクールな感じに見えるんですけど、意外にかまちょな部分がある。これもギャップな高崎泰成です。

▲ミューイングをする澤口

 

―どのようにかまちょをしているのか

澤口:自分にもそうなんですけど、後輩とかにも部屋に入っていってちょっかい出したりしていますね。

 

―よくちょっかい出している人は?

高崎:ちょっかい出しているのもあるんですけど、出してもくるのが2年生の棚橋映斗(経2)で、自分だけちょっかい出してるような感じ(で言われてるん)ですけど、あいつもちょくちょく裏でやり返してきたりとか、ばれないようにやってくるんですよ。いじってくるんです。

 

―3年生はどのような学年か

辻:癖は強いわ。

澤口:癖強い。人数多くてそれぞれが違う個性を持ってるっていう感じ。

辻:中学生がやる遊びとかいじりとかをそのまんま、まだ楽しくやってるみたいな。

高崎:それで笑っちゃうのも俺ら。

澤口:悪いのかいいのかわかんないけど。

森:それで楽しめてるっていうね。

 

―1番癖が強いのは誰か
辻:(大工原)豪生(経3)と(鈴木)渡硫(商3)じゃない?

澤口:ペアじゃない?

森:ペアだね。みんな違うタイプの癖の強さ。

 

―他の学年はどうか
高崎:2年生はめっちゃ仲いいですね。ずっと一緒に部屋で仲良くゲームしたり、遊び行ったりしてるね。

 

―4年生の印象は?
澤口:個性強いよね。

辻:もうみんなマイペース。自由。

森:全員が全員自由。

辻:みんな1人でもう好き勝ってやっている。

 

―ギャップがある人は?
辻:それが(小野田)蓮さん(経4)。

澤口:俺はキャップかな。角丸(陸斗=国経4)。もっとしっかりしてると思ってた。基本寝てるよ。

辻:基本寝てるし、やることやってるけど寝てる。遊びに行くってなったらまず予定通りの電車には乗れない。

澤口:1番マイペースじゃない?

辻:あの人が1番マイペースだね。

高崎:この前風呂で寝てたからね。めっちゃ面白かったですね。バーンって思い切り寝ぴくして起きたね。

▲辻

 

 

―プレーについて。昨年を振り返って
澤口:まず春リーグはレギュラーとして出ていたんですけど、夏にミスをしてしまってそこから一応メンバーには入っているけど、4つ目であんまり試合に出られないっていう期間がずっと続いて、インカレも結局出られなくて、去年はすんごい悔しい思いをしたので、今年は1月からなんですけど、自分のできること、トレーニングだったり、できることを最大限にやって、もう3年目なので今年は頑張ろうかなって思ってます。チームとしては、去年春秋のリーグ戦で2位で明治にも東洋にも全然負けていたんですけど、インカレではチーム全体の団結力っていうか、気持ちの部分で負けていなかったんじゃないかなって、それで勝てたんじゃないかなって思ってます。

辻:個人としては、あんまり上位セットで出るようなプレーヤーではないので、大体3つ目、4つ目あたりをうろうろしていた1年だったんですけど、どうしてもその調子にも波があって、調子いい時は全然いいんですけど、調子悪い時にやっぱり試合に出られなかったりとかで、結構挫折したりとか、怪我もあって出られないことも結構多かったので、そこをちゃんと定着できるようにレギュラーで今年は頑張りたいなっていう風に思っています。チームとしては、去年は4年生、もう実力が本当に圧倒的で、それがなかったら勝てなかっただろうなって多分みんな思ってると思うので、プレーの上手さとか強さとか、メンタル面の強さとか、多分後輩とかも結構影響して、もう4年生を勝たしてあげようみたいな感じで、夏は優勝しましたけど、春、秋はできなかったです。インカレの時は今まで感じたことないぐらいチームの雰囲気良くて、とんとん拍子に行きすぎて、初戦始まってから、「あれ?もう決勝?」みたいな試合。いつもは「うわ、東洋だ。めっちゃ体くるわ。」みたいな感じでなるんすけど、その時は「よし東洋か。」みたいな、イケイケムードだったので1番楽しかったです。

森:去年自分としては上位セットの方で使ってもらって、大きな怪我なくとりあえずシーズン終われたっていうのは大きかったなと思っていて。ただ自分がやっていたセットはフォワード陣の強さが際立っていて、自分としては守るだけみたいな感じになっていたんですけど、その中でも結構得点に絡んだりとかできたことは良かったなと思っています。ただインカレでもう少し減らせた失点だったりとか細かいミスをなくせれば、もっと自分としては良かったかなと思います。チームとしては、1年間が結構あっという間だったなっていう風に思っていて、春(優勝)を逃してから1年間ずっと大会があって、なかなか優勝できなかったりっていうのが多かった。1年間あっという間だったなと思っていて、気づいたらインカレの決勝でみたいな感じだったんで、やっぱり去年の4年生がのこう偉大さがあったなって思うので、今年はやっぱりそこの分を、個人のプレーだけじゃなくて、やっぱりチーム全体としてレベルアップすれば絶対負けないと思っているので、そこは3年目に入ったので、チームの中心として全員で頑張っていければいいなと思ってます。

高崎:個人としては自分も主力の方で出させてもらっていて、調子が良い時は良かったんですけど自分も波が激しくて、途中からちょっとセット落ちて試合に出ることが多かったんですけど、腐らずに自分の仕事をしっかりできたのが良かったなと思います。今年はその波をなくすのが目標です。あとは1月末にユニバーシアードに行けて、そこで色々ないろんなプレーを学べたんで、そのプレーを今年に活かしていけたらなと思ってます。チームとしては全体的にまとまりがあった印象があって、キャプテン種市さん(令7卒)中心にダメな時にはしっかりみんなで声かけて切り替える力があったので、悪い方向にズルズルいかないで戦えたシーズンだと思ってます。そのおかげで(インカレで)東洋、明治、関大に勝てたっていうのが印象に残ってます。

 

―チームの雰囲気がよくなったタイミングは?

辻:全日本のダイナックス戦はもちろん良かったんですけど、フリブレ(東北フリーブレイズ)戦がインカレを除いて、1番いい試合をしていたのが印象的で、プロ相手にここまでできるんだって、もう正直普通にボコボコにされるのかなと思っていたんですけど、プロ相手にも結構通用するみたいに自信にもなったし、フリブレにあそこまでできたんだったら、東洋明治でもできるでしょみたいな思考になったので、それでめちゃめちゃ雰囲気良くなってた。

 

―印象的な試合は?

辻:チームが変わったのは間違いなくその試合(全日本のフリブレ戦)ですね。

澤口:あとは(インカレの)東洋じゃない?

辻:東洋はちょっと気合の入り方が違いましたね。今までずっと負けていたのもあったし、もう4年生とかも3年間くらい負け続けてきてたんで、東洋に。

澤口:試合の途中で色々あったからね。

辻:確かに9番堤さんが意味わからない負傷したと思ったら出てくるみたいな。

森:時田さん(令7卒)が脳震盪で。

澤口:気づいたら4年生がどんどん削られてって。

森:あれはまじで消えていったよな。みんな勝手にいなくなった。あ、終わったと思った。

澤口:あれはにっこり笑ってたもん。こたさん(堤)。時田さん大泣きしてたけど。

辻:あれは心配っていうよりも、ちょっとおもろさなかった?さすがにそこで泣くみたいな。夏野さんも終わってないのに泣いて。夏野さんは(東洋を)倒したい思いが人一倍強かったんじゃないかな。

森:(試合終了)30秒前ぐらいでね。

辻:まだ勝ってないのに「勝ったぞ!」とか言ってたし。

澤口:異例のタイムかけたからね。夏野さんを泣き止ませるため。戦術とかではないです。
夏野さんを1回普通に落ち着かせようみたいな。特に何も指示はなく、ただみんな夏野さんをいじってた。

 

―昨年の4年生は涙もろい人が多かったのか

辻:うん。もろい方だと思います。堤さんもすぐ泣きます。高校の時から一緒で知っているんですけど、堤さんが高校3年生の時に日本一になっているんですけど、それの準決勝の前にミーティングがあって、3年生から一言ずつみたいなのがあって、話す前にもう泣いてました。種さんは(優勝後に)泣いてるの初めて見たかも。

澤口:こたさん(堤)ぐらいじゃない?

高崎:俺もこたさんしかイメージない。

 

―代表とかに行かれる選手も多いが、お互いに刺激を受けたりするか

辻:学年で唯一3人(高崎、森、澤口)が代表入ってるね。海外帰りは、やっぱりコーナーの1対1とかがまじできついですね、ゴリゴリ来るので。俺は体重が軽いけど、やっぱり海外に行ったら80、90㌔級の人がいて、それを相手して帰ってくるので、その感覚で60㌔くらい(辻)を押してくるので死にかけますね。そういった部分では練習からそういうものを感じれると、試合でもすごく楽にプレーできるので、ありがたいですね。
めちゃめちゃ。

 

―実際に海外に行った3人はどうか

高崎:体じゃないかな。フィジカルが全然違いますね。大学では身長だったら負けてないっていうか、同じか少し上なんすけど、やっぱりフィジカルが強いっていうのと、やっぱりスキルも全然違くて高いので、まだまだだなって思ってます。

辻:代表組いない時の練習は、代表組がやっぱり盛り上げ役が多いので、彼(澤口)とかもすごく盛り上げてくれる選手なので、いなくなった時とか、それこそ堤さん1人いるいないだけでも練習の雰囲気ガラッと変わってくるんです。いないときの練習はオブラートに包んで言うとくそ。覇気がないというか、いない時はあまりチェックとか体に当たるプレーが好きじゃない選手が多いんですけど、彼らは(チェックが)当たり前っていう考え方だから普通に練習でもやるんですけど、そうじゃない考え方の選手もやっぱりいるので、そういうプレーが少なくなってしまう。

澤口:考えれば今の練習いいよね。

辻:今のレベルはめっちゃ質高いと思う。4月にしては1番いい練習していると思う。

森:最初って大体ちょっとたれがち。

高崎:1年生みんな上手いのでちょっと危機感はありますね。

森:2年生、3年生と仲いい人も多いから1年生も思い切ってやれてるし。

辻:しかも今年はセット争いが結構激化するんですよ。去年以上に多分みんな危機感もある。

澤口:アピールするためにみんなハードになっている印象です。

 

―寮について。まず、部屋の様子は?

高崎:僕は4年生が24番の荒木零士さん(総4)で、3年生が僕で、2年生の10番の高橋日向多(商2)と、新入生が15番の関椋太(商1)です。部屋の印象はみんな仲良くておとなしい部屋ですね。あんまり騒がないけど、めっちゃ仲良いです。あとはソファーあるんすけど、誰かしら絶対そこで寝てます。

森:自分の部屋は、4年生が18番の藤間航哉さん(経4)で、僕がいて、2年生が44番の杉江汰介くん(経2)で、1年生が77番の長谷川公亮くん(経1)なんですけど、まだ1ヶ月経ってないぐらいなんですけど、最初は自分も入ってきた時緊張していたんですけど、そんな緊張して喋れないとかもなく、基本的に今のところ仲良くしています。ちょうどゲームが自分の部屋に集まっているので、いろんな部屋からゲームしに来るような部屋になっています。みんながいて騒いでいる時か、部屋に全員いて静かに寝ている時かっていうどっちかしかない、100か0しかない部屋です。

辻:俺の部屋はちょっと特殊で、今は4年生扱いの堤(虎太朗)さん(総4)と俺が今2人部屋でいて、そこから4人部屋に81番のキャプテンの角丸(陸斗)さん(国経4)、74番の小野田(蓮)さん(経4)、後輩の67番の棚橋(映斗=経2)と新入生の61番の伊藤(一海=商1)がいて、2部屋で1部屋扱いです。俺の部屋の特徴も基本日中は電気が消えていますね。夜行性ですね。日中はみんな爆睡して、夜になったら活動しだすみたいな。基本寝ていて気づいたら練習行ってるみたいな感じですね。俺の部屋が1階なんですけど、1階はあんまり人が来ないので、もう部屋の人しかいないみたいな感じだったんですけど、最近後輩がちょっとプレステーション5を持ってきたんです。そしたらもう彼(森)がもう1日の半分はいるな。

森:いや、ゲームの時は時計見ないで集中してやっていたら、なんか2時間3時間ぐらい。

辻:最近はずっといますね。自分の部屋より多分俺の部屋に居座ってる。

森:ずっとゲームしている。電気消しながら。周りは寝てるんですよ。周りは寝ていて、音を最小にしてやって、1人で暗い中でやる。

澤口:34番、部屋長の下坪久晃(商4)で、3年生が自分で、2年生が7番の小岩獅竜(商2)で、1年生が21番の中谷采士郎(総1)がいて、この部屋は1番うるさくて楽しい部屋だと思います。部屋長が面白すぎて、1人でずっと騒いでるんすよ。1人で。

辻:しまいには自分でツッコミ出す。

澤口:みんなに無視されて自分で突っ込んで、「おい」みたいな。あと、2年生と1年生が今集まってるから、2年生だと獅竜と映斗とマッピ(杉江真宙=経2)とミッチェル(高橋)の4人がめっちゃ仲良くて、ずっと部屋に夜とか集まって、今はマリオカートやったりで、この前まではスマブラとかゲームやったり話したりしてワイワイ楽しくやってます。

▲森

 

 

―自炊するか

辻:基本全部自炊ですね。各自でもう食べたいのを食べるみたいな感じです。

 

―得意料理はあるか
澤口:ハンバーグ。

辻:タンドリーチキンじゃなくて?

澤口:それもだな。

辻:照り焼きチキンで。

森:魚料理かな。仕送りで魚を送ってもらっています。

辻:毎年合宿で苫小牧に行った時はいつも(森の)お家にお邪魔しているんですけど、見たことない量の刺身が並ぶんですよね。いつも本当にお世話になっています。

高崎:たまにしか作らないですけど、油淋鶏はたまに作って食べています。それが1番得意料理です。

辻:1年目は頑張って作ってたんですけど、最近は食べられればいいみたいな。

澤口:スーパーにある焼くだけの肉。味がついている安くて普通にうまい肉よく食べてる。

 

―1番料理上手い人は?
辻:怜申かな。

森:駒田だね。

澤口:後は鈴木渡硫。

辻:あいつはなんかおかしい。フードファイターみたいな量ある。大きい鍋で無水カレーを作るんですけど。

森:具材が鍋からはみ出てるよね。

辻:蓋で具材押し込んで作っている。

澤口:怜申は普通にうまいね。

辻:怜申が作るカルボナーラは本当に美味しいです。唐揚げも美味いな。

▲高崎

 

―最後に(今年の目標を色紙に書いていただいた)今年の目標は?
澤口:今年の目標はハードワークです。自分のプレースタイル的に、全力で当たって全力でプレーするっていうスタイルなので、シュートブロックとか体当たることとか、何に対してもハードワークに今年はプレーして、チームに貢献していきたいと思います。

辻:(色紙に書いた文字が)自分は最速なんですけど、足の速さが売りなので、大学ナンバーワン足が速い男と言われるように頑張っていきたいなと思います。

森:今期の目標は個人賞です。去年はポイントはしていたんですけど、なかなか個人としては個人賞も取ることができなかったので、今期は個人賞を目標にインカレ2連覇、3冠を目指せるようにチームに貢献したいと思います。

高崎:僕が書いたのはチャレンジャー精神です。いつでも天狗にならないでチャレンジャーとして下からばんばん潰していくっていう気持ちでチャレンジャー精神。そしてチームとしてもみんな中央を倒しに来ると思うので、それを自分たちもチャレンジャーだと思って、逆にやり返すぐらいの気持ちでやっていきたいので、チャレンジャー精神という言葉にしました。

▲色紙に目標を書いていただきました(左から順に高崎、森、辻、澤口)

 

◆お知らせ◆
2年生、4年生、八戸監督のインタビュー記事も随時更新します。併せてご覧ください。

 

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