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投手陣の好調とチームを支える「縁の下の力持ち」が連勝の要因ー令和7年度東都学生軟式野球春季リーグ戦 対亜大戦

2025年4月24日 埼玉県・笹目公園野球場

中大は、開幕から投手陣・野手陣共に好調で4連勝中。今季強力打線を擁し2部から昇格を果たした亜大を迎え撃った一戦は、先発の田邉優河(商2)が緩急を駆使したピッチングで相手打線を翻弄。打線も爆発し、開幕5連勝で勝ち点も25に伸ばした。

1回表、2死から3番海老沼樹喜(経3)がセンターオーバーの二塁打を放つと、公式戦で初めて4番に起用された山村駿悟(経3)が「先制点が大事なので打ててよかった」とセンター前ヒットで続き先制する。また、2回に9番寺沼樹(商3)のタイムリー内野安打、3回には5番塚本秀太(文2)のレフトオーバのタイムリー二塁打で3―0とリードを広げた。

▲山村は4安打の大活躍

中大の先発は田邉が務めた。今シーズン出場した試合は全てリリーフ登板だったが、海老沼主将は「今後を見据えて、試合を作れるようにという意味合いを込めた」と先発に起用した。その田邉は初回、先頭の大橋に左中間への二塁打とワイルドピッチ・パスボールが絡み1失点も「ストレートが良かったので、カーブが活きた」と緩急を駆使したピッチングで相手打線を翻弄した。

▲先発の田邉は6回2失点の好投を見せた

2回以降は無失点ピッチングを続けていた田邊だが、6回裏にヒット2本を浴び1死二塁、三塁のピンチを背負う。しかし、彼は冷静さを保っていた。大きくリードをとっていた3塁ランナーを見逃すことなく牽制し、牽制タッチアウト。2死まで漕ぎ着けたが、その後四球と左中間へのタイムリー二塁打で1失点してしまう。

なおピンチが続く田邉とチームを救ったのは、女房役の寺沼だった。リードが大きかった二塁ランナーを見逃すことなくピックオフ、これがアウトとなりピンチを2度の牽制で乗り切った。「苦しい場面も多かったが、合格点かな」と主将。田邊は6回2失点、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。

▲ピンチで、女房役の寺沼(右)は田邉(左)に声掛け

7回からは、井出都斗(国経3)がリリーフで登板。3回を投げて無失点の好投を見せた。また、打線は7回に塚本のサードへの2点タイムリー内野安打、8回に寺沼のセンター前タイムリーが出て7―2で勝利を収めた。

チームはこれで5連勝。主将は「ベンチが盛り上がってくれるので、雰囲気良くできているのが良い」と連勝の要因を分析した。縁の下の力持ちとして支えるベンチメンバーやマネージャーが、チームをリーグ優勝・全日本出場へ導く鍵となるに違いない。

 

◆コメント抜粋◆
──狙っているタイトルは

山村:「ちょっと調子に乗ると、大会史上最多安打を狙っていきたいなと思ってます」

海老沼:「山村が打ち過ぎて首位打者が取れないかもしれないので(笑い)東都のショートの一番・ベストナイン狙って頑張ります」

──チームの目標は

山村:「全勝を目指してもいいのかなと思います」

海老沼:「一戦一戦やっていくだけで、勝ち負けにはこだわりすぎない。驕らずになんとか全日本に出場というところから頑張ります」

 

◆試合結果◆
〇中大 7-2 亜大●

チーム 123 456 789 計

中 大 111 010 210=7

亜 大 100 001 000=2

 

◆お知らせ◆
次戦は4月30日(水曜日)に新座市総合運動公園野球場で行われる対国学大戦です。

(記事:小林想 写真:湊谷昂太郎)

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