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過密日程乗り越えろ!中田熱投でタイブレーク激戦制す!─第48回全日本学生軟式野球選手権大会準決勝 対福岡工大戦

2025年8月25日 東京都・スリーボンドスタジアム八王子

接戦となった初戦から一夜明け、中大は福岡工大との準決勝に臨む。幸先よく先制した中大だったが試合は9回に同点とされ延長タイブレークに突入する。しかし先発中田千晴(経3)が熱投、打線も奮起し10回に勝ち越しを決め無事決勝進出を確定させた。

▲先発する中田

初戦でエース井出都斗(国経3)と田邉優河(商2)の必勝リレーを登板させた中大。来たる決勝戦を見据え準決勝の先発マウンドを中田に託した。中田は序盤こそ得点圏にランナーを背負うピンチを招くがこれをしのぐと5回まで被安打2無失点と完璧なピッチングを見せる。

中田の好投に応えたい中大打線だったがこちらも5回まで1安打無得点と完璧に抑えられてしまう。試合は6回表に動いた。昨秋リーグ盗塁王、先頭寺沼樹(商3)が死球で出塁するとすかさず二盗、三盗を決めチャンスメイク。1死三塁として海老沼樹喜(経3)がセンターへ犠牲フライを放ち先制に成功する。さらに続く若松虎太朗がライト場外へと飛ばす特大のホームランを放つ。若松の衝撃の一発もあり中大はスコアを2-0とする。

▲特大打の若松はホーム帰塁後ハイタッチ

先制点をもらった中田は8回まで無失点の好投を続ける。しかし9回裏先頭打者に二塁打、さらに四球を与え無死一、二塁のピンチを作る。何とか2死、あとアウト一つで勝利というところまでこぎつけるも痛恨の同点タイムリー三塁打を浴びてしまう。なおも続くサヨナラのピンチを中田は一邪飛で乗り切り試合はタイブレークへと突入する。

海老沼も好守でバックアップする

中田の粘りについに10回表打線が奮起する。犠打で堅実にチャンスを拡大すると寺沼の犠牲フライで1点を勝ち越す。さらに2死から小牧颯太(経3)、海老沼、若松が3者連続のタイムリーを放ち今回一挙4得点、6-2で10回裏へと進む。

勝利しマウンドに集まる井出(中央)ら

10回裏ここまで力投を続けた中田が降板し井出がマウンドに上がる。最後を託されたエースは2点を失いながらもリードを守り切り見事勝利。タイブレークの激戦を突破した中大は3連覇を懸け決勝戦へと駒を進めた。

◆試合結果◆
〇中大6 -4 福岡工大●

チーム 123 456 789 10 計

中  大 000 002 000 4=6

福岡工大 000 000 002 2=4

(記事:湊谷昂太郎、写真:湊谷昂太郎)

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