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インカレ開幕!昨年王者の威厳を見せ、大差をつけて勝利!ー高松宮記念杯男子65回全日本学生選手権大会 対鹿児島大

2022年11月3日 愛知・刈谷市体育館

11月3日(木)から大学ハンドボール日本一を決めるインカレが開幕。中大ハンドボール部は、初戦で鹿児島大と対戦。関東秋リーグ王者としての威厳を見せて前半から大幅に試合をリードし、38-23という大差をつけて白星をあげた。

ゴールを決めて雄たけびをあげる瑞慶山充貴(法2)

試合は、鹿児島大のボールからスタート。開始早々に鹿児島大に先制点を獲得されるも、中大は焦りを見せることなく敵陣へ攻め、前半120秒、秋リーグ戦好プレーを見せた瑞慶山が中大にとってインカレ1点目をあげた。続く2点目を鹿児島大に許すも、中大は鹿児島大のイエローカードをきっかけに試合の流れをつかみ、蔦谷大雅(法4)が安定したシュートを投げ込み、点数を獲得。

点数が振り出しに戻った両者は、ディフェンスを譲らずその後約2分間互いの攻撃を止め合う防御戦に。この均衡を破ったのは、前シュートで惜しくも決めきれなかった上山陽平(総3)。この3点目が契機となり、中大は一気に試合のかじを切り始める。さらに春秋リーグ戦得点王の泉本心(法2)が正面からのシュートによって4点目を獲得。勢いにのり急速に相手を突き放す。ディフェンスでは、GK野上遼真(総3)の好セーブなどで相手に流れを与えず、中大リードのまま試合1910という大差をつけて終了。

ゴールを守る野上

続く後半戦、上級生選手と代わり、扇谷蓮(商2)、蔦谷日向(法2)、伊禮颯雅(法1)の下級生選手が中心となるも、チームとしての勢いは変わらず相手に積極的な攻撃の姿勢を見せた。

昨年のインカレと変わり、今大会からは有観客試合に。「力になり、自分が点取るぞっていう思いが強く見えて、もうみんな楽しくパフォーマンスとかやっていた」(久保寺歩主将=文4)と、点数を取ることだけではなく「見せるハンドボール」の怠らなかった。相手ファウルによる、7㍍スローのチャンスでは、伊禮颯が7㍍ラインに立った。ボールを持ち、1回転した後投げたボールは、ゴールの上を大幅に超えて点数とならなかったものの、本人と周囲の選手はともに笑顔を見せ、チームの雰囲気の良さが現れた。

「中大ハンドボール部」としての安定した技術力と、雰囲気の良さを相手に見せつけた後半戦。リードが変わることなく3823で終了し、2回戦出場の切符をつかんだ。

▲懸命な守備で攻撃を防ぐメンバーたち

インカレはリーグ戦と違い、1度の敗北で優勝への道は閉ざされる。「まずは勝ちに行きたいというのを目標に、自分たちのプレーを、今日のようなゲームをして、しっかり走って勝ちたい」(伊禮雅太=法3)。

インカレは11月3日から7日と試合はまだまだ続く。連覇に向け、中大ハンドボール部がいくつの伝説を見せつけてくれるのか目が離せない。

◆試合結果◆
〇中大 38(19-10、19ー13)23鹿児島大●

◆コメント◆
伊禮雅太選手

──試合を振り返って
自分たちのゲームが終始できたのでそこはいい点だったと思う。

──相手(鹿児島大)の印象
ガツガツオフェンスで攻めてきて、ディフェンスはアグレッシブなチームだとビデオを見て思ったので、そこで自分たちのリズムを飲まれないように自分たちのテンポで試合を進めていこうという風に話した。

──自身のプレーについて良かった点
今日は点差も離れましたし、周りを生かすっていう点ではまあ良かったが、ここどんどん強いチームが上がってくると思うので、そこでまた自分のプレーがしっかり出せるように、チームとしても勝ちに行けるようにプレーしたい。

(記事:松岡愛莉、写真:松岡愛莉、片岡芹菜)

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