１月11～17日 丸善インテックアリーナ大阪
日本一の卓球選手を決める全日本卓球選手権大会が無観客でシングルス種目のみ開催され、中大からは男子５名・女子６名の計11名が出場。試合を戦い抜いた選手達の声を全４回に渡ってお届けします。
※現地取材が行えなかったため写真は過去のものを使用しております。コメントは大会後に文面でいただきました。重ねて御礼申し上げます。
〈小野寺翔平（法２＝専大北上）・コメント〉
――今大会へ臨むにあたっての心境について教えてください
「今大会は新型コロナウイルスの影響で開催が危うく、気持ちを作るのが難しかった大会でした。しかし開催が決まりほっとしました。全日本は他の大会と違い緊張感がすごく大きい大会です。でもその分勝った時の喜びや悔しさは比べものにならないと思いました」
――４回戦の相手がリオ五輪代表の吉村選手でしたが、対策や印象などを教えてください
「吉村選手とは対戦は２回目でレシーブからの展開次第で勝つチャンスがあると思いました。前半は五分五分の試合展開でしたが、後半にサーブの回転量やコース取りなど引き出しの多さがありました。技術というより、経験の差が出てしまった試合だと思いました」
――昨年11月の全日本学生選抜強化大会ではサーブが課題だと仰っていましたが、その点についてはいかがだったでしょうか？
「今大会を通じてサーブの回転量とコントロールは良かったと思いました。しかしサーブの種類や精度をもっと高めないと世界で活躍する選手に勝つことは難しいと感じました」
――今後の抱負を教えてください
「全日本大学総合選手権大会・個人の部で優勝することです。大学に入りどうしたら強くなり、結果を残せるかなど卓球競技のこと理解することができるようになってきました。ですがそれを行動し実行することは非常に厳しく、逃げたくなることもあります。そしてどんなに試合で負けても最後まで諦めず努力、挑戦し戦い続ければこの目標も達成できると私は思います。今後も応援よろしくお願いします！」
◆大会結果◆
シングルス１回戦 〇小野寺３－０藤田（マルニシ鋼機）●
シングルス２回戦 〇小野寺３－１江藤（クローバー歯科カスピッズ）●
シングルス３回戦 〇小野寺３－２中橋（駒大）●
シングルス４回戦 ●小野寺２－４吉村（愛知ダイハツ）〇
→４回戦敗退
〈橋本一輝（文２＝愛工大名電）・コメント〉
――大会に向けてどのような準備をされましたか？
「先月に行われた関東学生選手権ですぐに負けてしまったので、１試合でも多く勝つためにその大会での課題であったサーブレシーブと出だしの入り方を意識して準備してきました」
――調子の方はいかがでしたか？
「調子は絶好調ではなく本来の実力を全て出し切ることはできませんでしたが、やるべきことはやれたと思います。緊張もあって固くなってしまったのが原因だと思うので、試合前の気持ちの作り方を改めたいと感じました」
――今回見つかった課題はありますか？
「主に技術力全体のもう一段階のレベルアップです。全日本ともあって勝ち上がる選手は自分の数段も上の技術力を持っており、全日本で勝ち上がるには実力不足だと感じました。具体的に言うとサーブレシーブの種類を増やすことと、打ち合っても崩れない体作り、ラリーのコース取りなどをこれから改善して行こうと思います」
――今後の抱負を教えてください
「翌年からは上級生になるということで、自覚を持ってリーグ戦優勝という目標を掲げ、それを目標ではなく実行できるように準備をしていこうと思います」
◆大会結果◆
シングルス１回戦 〇橋本－中村（原田鋼業）● ※不戦勝
シングルス２回戦 〇橋本３－１須郷（青森市役所）●
シングルス３回戦 ●橋本１－３松下（クローバー歯科カスピッズ）〇
→３回戦敗退
〈坂田修（経１＝敦賀）・コメント〉
――大学生となり初めての全日本選手権でしたが、大会を振り返ってみて感想をお願いします
「まずは難しい状況の中でこの大会を開催してくださった関係者の方々に感謝したいです。試合では自分のいつも通りのプレーができず悔いが残る試合でした。どんな場面でも自分を信じてプレーするために『自分を持つこと』がとても大切だと感じました」
――調子の方はいかがでしたか？
「試合前は良かったと思います。ですが試合が始まり、『勝ちたい』という気持ちが強くなってしまって自分のいつも通りのプレーがだんだんできなくなっていたと感じました」
――今回見つかった課題はありますか？
「主にサーブレシーブが課題です。できない技術があるわけではないのですが、一つ一つの質や安定性が低いから試合で自信を持ってできないのだと感じました。そしてリードしていて取りきれなかったセットもあり、自分の戦術の幅が狭く判断力の低さも感じました。自分の卓球を一から見直していかないといけないと感じました」
――今後の抱負を教えてください
「春リーグ優勝という目標を忘れず、１日１日の練習を大切にしていきます」
◆大会結果◆
シングルス１回戦 ●坂田０－３北原（信号器材）〇
→１回戦敗退
記事・写真：「中大スポーツ」新聞部
