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トラックシーズン開幕!伊勢路復活に向けて鍛錬期の総仕上げー第47回定期対校陸上競技大会

2021年4月10日 日本体育大学横浜・健志台キャンパス陸上競技場

今年度初の大会が行われ、中大からは多数の選手が出場。冬季練習の成果を確認するべく、選手たちは、時折冷たい風が吹く中、1500mと3000mを駆け抜けた。

接戦を制した居田

男子1500mでは、スタート直後から大集団の前方でレースを展開した居田優太(経2)が自己記録を更新する、3分49秒45の好タイムでフィニッシュ。続く中大勢は、3位に谷澤竜弥(経4)、4位手島駿(商4)、5位井上大輝(法4)の4年生トリオが食い込んだ。谷澤、手島の二人は自己ベストを更新し、好調をアピールした。

障害物を飛び越える浦田

男子3000m障害には、浦田優斗(経1)が出場。1000mを2分51秒で通過し、快調にレースを進めるも、1300m付近で徐々に集団から遅れをとる形に。単独走が続き、表情は険しくなったが、粘りの走りでゴールした。浦田の中大デビュー戦はほろ苦いものとなったが、現時点での実力を十分に発揮した。レース後悔しさをあらわにした浦田の表情には、「もっと強くなる」そんな強い意志が宿っていた。

トップでフィニッシュした森

男子800mには、森智哉(商4)が出場した。レース序盤から先頭で引っ張り、残り1周でさらにギアを上げた。ラスト200mは独走状態で余裕をもってフィニッシュ。タイムにも納得の様子でゴール後雄たけびをあげた。順調なシーズンインを果たした今後の森の活躍に目が離せない。

ラストスパートをかける山平

男子3000mでは、園木大斗(法2)、助川拓海(経3)、ペースメーカーの森凪也(経4)らが、交代で集団を引っ張り、1000mを2分41秒、2000mを5分27秒で通過。勝負はラスト1周の争いとなった。ラスト1周の鐘が鳴った瞬間に先頭に躍り出たのは、なんとルーキーの山平怜生(法1)だった。ダイナミックな走りで後続との差を広げていく。最後、日体大の選手に競り負けはしたものの、自己記録を15秒近く更新し、中大勢トップでゴール。中大勢2着は園木、3着には助川と、今年の箱根路を惜しくも走れなかった二人がリベンジに燃えていた。

今大会を皮切りにトラックシーズンが開幕する。シーズン前半のターゲットは全日本大学駅伝予選会だ。中大は第44回大会(2012年)を最後に全日本の出場が途切れており、「今年はなんとしても全日本に出てシードを獲得したい」と藤原正和駅伝監督も全日本に強いこだわりを見せる。昨年度、駅伝経験の重要性を痛感した中大としては、まずは6月に行われる予選会を突破し全日本、そしてその先の箱根につなげていきたいところだ。

◆大会結果◆

男子1500m

①居田 優太(経2)3分49秒45

③谷澤 竜弥(経4)3分50秒16

④手島  駿(商4)3分51秒91

⑤井上 大輝(法4)3分53秒44

⑥山平 怜生(法1)3分55秒46

⑦倉田 健太(商4)3分56秒14

⑧助川 拓海(経3)3分56秒45

⑨阿部 陽樹(文1)3分56秒92

⑩若林 陽大(法3)3分56秒99

⑪園木 大斗(法2)3分57秒48

⑬佐野 拓実(経1)3分58秒90

⑭中澤 雄大(経3)4分00秒47

⑯小林 龍太(経3)4分03秒33

⑱川田  涼(経1)4分05秒37

⑲羽藤 隆成(経2)4分08秒52

⑳梶山林太郎(法3)4分09秒82

㉒丸山 大輝(法2)4分20秒11

 

男子3000mSC

⑤浦田優斗(経1)9分30秒38

 

男子800m1組

①森智哉(商4)1分51秒59

 

男子3000m

②山平 怜生(法1)8分07秒76

③園木 大斗(法2)8分08秒97

④助川 拓海(経3)8分09秒83

⑤手島  駿(商4)8分11秒43

⑥若林 陽大(法3)8分14秒26

⑦倉田 健太(商4)8分16秒10

⑧阿部 陽樹(文1)8分17秒74

⑨中澤 雄大(経3)8分19秒56

⑩小林 龍太(経3)8分21秒66

⑪佐野 拓実(経1)8分23秒45

⑫湯浅  仁(経2)8分24秒77

⑭谷澤 竜弥(経4)8分32秒38

⑮高木 航志(文4)8分32秒88

⑯藤井 拓輝(商4)8分34秒33

⑱丸山 大輝(法2)8分44秒07

⑲田井野悠介(文3)8分45秒32

⑳高沼 一颯(経1)8分46秒03

㉑植村 優人(経2)8分51秒64

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部