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11個のメダルを獲得! 武藤主将「僕が優勝しないと示しがつかない」ー東日本学生春季選手権

2021年6月23日~25日 駒沢体育館

東日本学生春季選手権が駒沢体育館で行われ、中大からは多数の選手が出場。新人戦と選手権を合わせて計5種目で優勝し、今年度初の学生規模の大会で順調な滑り出しを見せた。

技をかける大場哉音(文2)

大会初日に行われた新人戦グレコローマンは、63㌔級で大場が優勝した。大学初タイトルに「正直実感は湧いてないです」と表情を緩めながらも、「ちょっと失点が多かったなっていうのが正直なところで、ちゃんと守ればもっと失点なしで勝てたんじゃないかと思います」と反省を口にした。

レスリングを始めたのは高校に入ってから。高校時代はタイトルとは無縁だったが、中学まで続けていた柔道の投げ技を生かし、格上相手に勝利をつかんだ。「今までインターハイとかに出ていた選手たちに、今日勝てたのでそれが結構自信につながるかなと思います」と今大会をきっかけにさらなる成長を誓う。「次はインカレだと思うんで、もちろん優勝を狙って頑張っていきます」。

相手選手と組み合う阿部光(経2)

大会2日目に行われた新人戦フリースタイルでは、92㌔級で阿部が初優勝を飾った。高校では優勝経験はなく、「いつも大会は2位とか3位とかで必ず負けて帰ってたんですけど、全部勝って帰れるんでとてもうれしいです」と振り返った。

1回戦をテクニカルフォール勝ちで突破し、「ヤマだと思っていた」という準決勝も危なげなく勝利して決勝に駒を進めた。決勝の相手、坂井(明大)は俊敏な動きを繰り出し、阿部は苦戦を強いられたが、徐々にタイミングをつかみ得意技のハイクラッチを決めた。今後は階級変更も視野に入れて練習を行う予定。「体を大きくしてレスリングの幅を広げたい」と自らの可能性を信じて進化を止めない。

相手を担ぎ上げる武藤翔吾主将(法4)

大会最終日は選手権の部フリースタイルに中大の選手が出場し、125㌔級で武藤主将が優勝を果たした。「副キャプテンの安齋も優勝したので、ここで僕が優勝しないと示しがつかない」と緩急をつけながら、鋭いタックルを決めた。久々の公式戦での優勝も、「もうちょっと練習通りの動きをしたら楽に勝てると思います」と冷静に試合を振り返り、「試合になってかつ勝負になるとびびってしまうところ」を課題に挙げた。今後は練習と試合のギャップを埋める努力を重ねインカレに備えるつもりだ。

チームはコロナの影響を大きく受けた。昨年4月から全体での練習が中止になり、部員は寮を離れ地元への帰省を余儀なくされた。全体練習が再開されたのは今年の2月に入ってから。『1年ぶりの公式戦』という選手も少なくない中、実践離れを感じさせない戦いぶりを見せ、3日間で計11個のメダルを獲得した。「非常にいい流れで去年の鬱憤(うっぷん)を晴らしてくれた」と山本監督も手応えをつかんだよう。8月に行われる予定のインカレへ弾みをつけた。

 

選手コメント

渡邉荘陽(文2)

──6月23日を振り返って
自分の体力不足が実感してわかる試合だったかなと思います。階級に見合った筋力がなかったっていうのがわかったことです。

──階級97㌔ですが変更されたりはしましたか
去年1年間コロナで試合出れなかったのでずっと同じ階級でエントリーし続けて、それで今回がデビュー戦でした。

──準優勝という結果について
やはり悔しいですね。勝てる試合を勝てなかったので、そこが自分の技術面だったりするのが課題なので秋までに修正したいと思います。

──決勝の展開について
コーチ陣に言われていた通りしっかり構えがなかったのと、後半戦になってバテバテになって相手もバテてたんですけど相手よりも自分の方がバテてて、相手の有利な状況になってしまったというところです。

──決勝の相手、山本の印象
高校生の時に階級が違くてそれで大学生になって初めて今日試合したんですけど、やはり身長が高かったり手足の長さが自分より違ったので、体格の差があったりしたかなという印象です。

──スタミナをどうやって強化していくか
毎朝、朝練があるんですけど、その朝練の走り込みの時にみんなと同じペースじゃなくて自分の限界を超える速さで走ったりとか、平日だったり土日のマット練習でみんなより多く1本でも多くスパーリングに入って、試合に向けた体力を強化していきたいと思います。

──決勝までの戦いについて
どの試合も緊張していて、前半途中からいつも通り動こうとすることはできたんですけどやはり最初のホイッスルが鳴ってから1分半ぐらいはその緊張で手に力が入んなかったりとかした感じです。

──大学で目指している成績は
通過点として東日本で優勝と、全国大会インカレだったりその他の全国大会でベスト4以上を目指したいと思っています。

──最後に一言意気込みなど
次もし同じ選手と当たったら1ポイントも取られずに完勝したいと思ってます。

 

村島克哉(法3)

──今大会振り返って
優勝狙ってたんですけど、そんなに甘くなかったなっていう。86㌔級に挑戦してみようと思って階級1つ上げて出たんですけど、やっぱちょっと力の差があったなっていう感じでしたね。

──階級を上げた理由は
筋肉増やしたいなと思ってそうしました。

──準優勝という結果について
準決勝まではちゃんと勝てたんですけど、決勝でしっかりポイント取りきれなかったところがあって、優勝したかったなという気持ちです。

──決勝の展開、最後テークダウン取られたが
決勝の時、相手のパワーが強くて自分の組み手が自分らしく攻めることができなくて、何回かポイント取れそうな場面あったんですけど、そこもしっかり取り切ることができなかったのが結構反省点という感じですね。

──コロナ期間はどのように過ごされてきたか
コロナ期間の時はウエイトトレーニングとか一人でできるトレーニングを中心に。ずっとコロナ期間は合宿所から自宅に帰省してて、そこでずっとウエイトトレーニングやって。新人戦(2019秋)の時は77㌔ぐらいしか体重なかったですけど、今83㌔ぐらいに増えたのでウエイトトレーニングが今に生きてるのかなと思います。

──練習メニューについて
韓国の李コーチがいたんですけど今年でいなくなってしまったんで、その代わりに太田拓弥さんっていうオリンピック3番の人が来てくれて教えてもらってるんですけど、コーチが変わると練習内容も変わって、それも自分に新しい刺激になってすごくよく練習できてます。

──インカレの目標、意気込み
インカレは86㌔級でまだ体ができてないなと思ったので、79㌔級で出て目標は3番以内に入りたいですね。

 

大会結果

1日目 新人戦グレコローマン
63㌔級
1回戦
○大場哉音(文2)- 森(日体大)●
※不戦勝
2回戦
○大場8ー3谷口(早大)●
準決勝
○大場10-8太田(育英大)●
決勝
○大場7-6萩原(拓大)●

67㌔級
2回戦
○石原三四郎(文1)3-1小野(日体大)●
準決勝
●石原1-4豊田(拓大)

82㌔級
1回戦
○窪田大羅(経2)6-0山口(神奈川大)●
準決勝
●窪田3-5山田(日体大)○

97㌔級
1回戦
○渡邉荘陽(文2)4-3西川(青学大)●
準決勝
○渡邉3-3澤田(山梨学大)●
※ラストポイントにより勝利
決勝
●渡邉9-9山本(拓大)○
※ラストポイントにより敗退

 

2日目 新人戦フリースタイル
57㌔級
1回戦
●小川潤大(経1)1―5坂本(立大)〇
2回戦
●高山壱斗(経1)5―6高杉(育英大)〇

61㌔級
1回戦
〇草間正汰(理工2)3―3三谷(育英大)●
※ラストポイントにより勝利
2回戦
○草間 10-0 奥山(立大)●
※テクニカルフォール勝ち
3回戦
○草間10-0大塚(青学大)●
※テクニカルフォール勝ち
準決勝
●草間-秋津(国士大)〇
※不戦敗

65㌔級
2回戦
○岩切徳丸(経1)6-6 小川(日体大)●
※ラストポイントにより勝利
3回戦
●岩切1-2加賀田(明大)○

70㌔級
2回戦
○小田桐和馬(商2)6-3 若野(東洋大)●
3回戦
●小田0-2硎屋(日大)○

74㌔級
1回戦
●三浦紘平(文1)3-8 渡辺(日大)○

92㌔級
1回戦
○阿部光(経2)11-0 林(日体大)●
※テクニカルフォール勝ち
準決勝
〇阿部7-2市川(神奈川大)●
決勝
○阿部5-2坂井(明大)●

97㌔級
決勝
●中里優斗(法1)2-3品田(法大)○

125㌔級
1回戦
〇出頭海(法2)8-0對比地(山梨学大)
決勝
○出頭-三橋(日大)●
※不戦勝

 

3日目 選手権の部フリースタイル
61㌔級
2回戦
●土井璃音(法3)-大澤(立大)○
※不戦敗

65㌔級
2回戦
○伊藤史門(文3)-諏訪間(国士大)●
※不戦勝
3回戦
●伊藤史3-12武井(神奈川大)○
※フォール負け

74㌔級
1回戦
●髙橋大和(経3)0-10金子(専大)○
※テクニカルフォール負け

86㌔級
1回戦
●池田貫太郎(商4)5-12大渕(東洋大)○
○村島克哉(法3)11-0加藤(立大)●
※テクニカルフォール勝ち
準決勝
○村島10-0村上(大東大)●
※テクニカルフォール勝ち
決勝
●村島1-4大渕(東洋大)○

97㌔級
決勝
○安齋勇馬(文4)5-0秋場(国士大)●

125㌔級
1回戦
○武藤翔吾主将(法4)4-2松岡(日体大)●
●笹岡龍馬(経3)1-1谷内(国士大)○
※ラストポイントにより敗退
準決勝
○武藤主将5-2ソークサイ(日大)●
決勝
○武藤主将5-1谷内(国士大)●

◆お知らせ◆

次の大会は8月25日から28日に行われる全日本学生選手権です。開催場所は青学大・記念館になります。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部