• Twitter
  • facebook
  • instagram

「4度目の正直」を果たし、山中が大学初タイトル!ー東日本春季選手権

6月28日 駒沢体育館


▲優勝を決め、ガッツポーズをする山中

「あきらめないで良かったです!」決勝を振り返って山中彬(経3)はそう声を弾ませた。フリースタイル97㌔級で出場した山中が優勝。前日に優勝を決めた時田隆成(商2)と同様に試合終盤で逆転勝ちを収め、大学初優勝を飾った。


▲果敢に攻める山中

山中はトーナメントを見たときに「自分が優勝しなければならない」とプレッシャーを感じたという。その中で挑んだ今大会。準決勝を5-0と危なげなく勝利し、迎えた決勝の相手は外山(東洋大)。相手について「タックルさえ切れれば勝てると思った」と山中。しかし、試合は0-5と相手がリードして残り1分と苦しい展開になる。山中が2点を返し、残り10秒。山中はテークダウンで2点を追加し、ローリングを掛けるも場外という判定となり得点は認められない。ここで中大はこの判定に対してチャレンジを要求。その結果、ローリングの2点が認められ6-5と土壇場でついにリードした。残り5秒となりあと1点がほしい外山に猛然と迫られ、場外際で追いやられるが、上手く外山の後ろに回り込み2点を追加。8-5で勝利を決めた。これまで決勝にたどり着いた3回とも準優勝という結果に終わっていた山中。大学初優勝について「4度目の正直です」と笑顔で話した。


▲表彰台の頂点に立った山中

山中の優勝があったものの、今大会を振り返って「危機感を感じている」と山本監督。選手権ではほとんどの選手が1回戦で敗れ、チームの総合力強化を目指していた中大にとって「予想をはるかに下回る結果」(山本監督)だった。次の大会であるインカレまであと約2か月。前回のインカレを大きく超える入賞者を出し、チームの総合力が上がっていることを証明したい。

◆大会結果◆
フリースタイル
57㌔級
1回戦
●大谷夏輝(商4)4-11岡本(専大)〇 

61㌔級
1回戦
●木谷柊斗(文4)2-6岩永(神奈川大)〇

65㌔級
2回戦
〇藤田眞大(法4)10-0佐藤(東洋大)● ※テクニカルフォール勝ち

3回戦
●藤田1-4有賀(日体大)〇

70㌔級
1回戦
●佐藤佑之介(経3)0-12中村(専大)〇 ※テクニカルフォール負け
●石田稔貴(経3)4-14鏡(法大)〇 ※テクニカルフォール負け
●伊藤拓海(商4)1-8杉山(明大)〇 
〇宮川哲也(文3)13-2竹内(専大)● ※テクニカルフォール勝ち

2回戦
●宮川0-8山内(神奈川大)〇 ※フォール負け

97㌔級
準決勝
〇山中5-0鈴木(明大)● 

決勝
〇山中8-5外山● ※テクニカルフォール勝ち
→優勝!

グレコローマンスタイル
60㌔級
1回戦
●椎葉桂己(法3)0-6長澤(日体大)〇 ※フォール負け

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部