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ヨットの知らない世界?!ーヨット部特集2021 Vol.3

今年の全日本インカレで21年ぶりに総合入賞を果たした中大ヨット部。しかし、他の部活動とは違い活動拠点がキャンパスから離れていることなどもあり、日々の活動についてあまり多くは知られていないだろう。そこで今回は5名の選手に、インカレの総括からヨットの魅力や日ごろの活動まで語っていただいたインタビューを3回にわたってお届けします。最終回の第3回は他己紹介、役職制度、新年度に向けて選手のみなさんにお話していただきました。

※この取材は12月11日にZOOMにて行われたものです

 

ー読者の方に向けて、今回参加していない部員も含めた他己紹介をお願いします。(面白い人・文武両道の人・練習熱心な人・優しい人など)

(佐々木)面白い人は3年の廣瀬(翔大・SNIPEスキッパー・法3=逗子開成)という子ですかね。文武両道の子は2年の熊倉優くん(SNIPEクルー・理2・千葉敬愛)ですね。理工学部で数学科で教職も取っていてフル単でヨットも上手い素晴らしい選手です。練習熱心な人はみんな練習熱心ですね。練習熱心じゃない人は居ないと思います。優しい人も、みんな優しいですね(笑)

(阿部)面白い人、誰ですかね?(笑)ここにいる人だと井上。独特なセンスがあって、みんなのいじられキャラで面白いです。あとは廣瀬や同じく3年生の山下(浩輝・SNIPEクルー・理3=関東学院)はみんなを笑わせてくれて、ムードメーカー的な存在ですね。文武両道の人は2人あげるとすれば、1人目が熊倉。もう1人は今年一般生から入ってくれた笠井秀哉(SNIPEクルー・法1・桐蔭学園)くんですね。部活をやりながらもバイトも頑張っていて、かつ法職を目指していて勉強熱心だなと思います。練習熱心な人も、みんな練習熱心なんですけども、今年入ってくれた新入生の子たちは、みんなやる気に満ち溢れていて刺激を受けていました。優しい人は、基本みんな優しくてノリもよくて面白いのでいい人ばかりです。

(梅野)練習熱心の人と優しい人は一緒なんですけど、同部屋のマネージャー2人です(山本百香・商2=カリタス女子、長沼咲子・法1=八王子東)。2人は、今までマネージャーがいなかった分、どうしたら選手たちがやりやすい雰囲気になるんだろうと考えていたのを一番近くで見ていたので、練習熱心の人に選びました。また、とても優しくて自分が大変な時に支えてくれました。

(井上)面白い人で言うと、もう先に名前が挙がっているんですけど、山下っていう人がいまして。山下は自分と学科まで一緒なんですけど、かなり変わってる人です(笑)自分と同期の学科の人が授業で山下の実習を担当したことがあったんですけど、その担当したメンバーからも「山下くんって面白いね」って言われるぐらい変な人です(笑)文武両道な人練習熱心な人はだいぶあげたと思ったので、優しい人をあげるとしたら今ここにいる岡田がすごい優しいのかなと思います。岡田とは10年ぐらいの仲なんですけど、その時からもすごく優しいやつで。それが顕著に表れているなと思うのが、岡田のヨット界での人脈ってたぶん中大のみならず、日本のヨット界でも屈指の広さなのかな思います(笑)あともう1人挙げるとしたら、新一年生の坂木英二郎くん(SNIPEクルー・国経1・公文国際)っていう子がいるんですね。彼はすごくしっかりしていて、同じ一年生同士でアドバイスをしているのを見るとすごくいいやつだなと思います。

(岡田)面白い人はみんなが名前を出しちゃったんですけど、うちの同期の廣瀬は生粋のエンターテイナーで常におもしろいことをしようとしてる感はあります(笑)最近ちょっと滑り気味なのが心配なんですけど(笑)文武両道の人と練習熱心な人は合わせて言うと、印象が強いのはもう名前が出ちゃったんですけど、熊倉ですね。一般生で入ってきたのにこの一年ですごい成長しましたし、勉強も頑張っていますね。彼は自分と同じで教職を取っていて、教職自体が部活関係なく大変だと思うんですけど、その中でもしっかり頑張っているというのですごいですね。もう1人は坂木くんですね。今年入ってきてまだ半年もまた一緒に居ないんですけど、仕事をすごく率先してやってくれてます。優しい人はぱっとは出てこないんですけど、井上先輩は優しい先輩だなと思ってます。

ーどのようなところが優しい先輩ですか?
(岡田)そうですね。下級生にイラッとくることはあると思うんですけど怒らないので、後輩としてはすごく絡んでいきやすいですね。愛らしさがあるというか、頼れるところをみせてくれるので、そこのギャップも含めてすごいいい先輩です。

ーそうありましたが井上選手はいかがですか。
(井上)絡みやすいっていうのはすごく納得ですね。下級生となるべくフラットな感じで行こうというのは意識していたので、岡田がこう言ってくれるのはすごくいいことなのかなと思います。それで言うと瓦木(大地・商1=立命館慶祥)がいまして、仲が良いっていうのもあって非常に僕のことをなめているんですけど(笑)そのなめてる感じのふてぶてしさを4年間なくしてほしくないなと思っています(笑)

ーそれぞれが役職を持って学生主体で活動しているのは他の体育連盟ではあまり見られない試みだと思います。一人ずつ役職がある理由を教えてください。
ヨット部は合宿所で生活していることもあり色々な仕事があります。先ほども言ったように、去年までは個人主義的なチーム作りをしていたこともあり、組織力を強化するというのが大きな課題でした。その中で競技面ではなく、陸上での組織力を高めることを考えたときに、まず役職を作ることから始めました。これまであった役職に加え、それをさらに細分化し一人が2~3つの役職に就くイメージで進めてきました。さらに役職の中にも部署制というものを作りました。例えば、主将、副将、470・スナイプリーダーは「統率部」、会計や主務は「総務部」に置いたりなど、9つの部署を作り、部署ごとに日本一になるための目標を立てました。今年は「責任を果たす」というスローガンを掲げてきました。これはそれぞれが与えられた役職に対してリーダーシップを発揮するという意味が込められていて、結果的には成功したのではないかと思っています。
ー来年入部を検討している新一年生に向けたPRメッセージを新主将の岡田選手よろしくお願いします。
(岡田)自分としては、やりたいことをやれる部活というのを作っていきたいと考えています。モチベーションは自分たちに出来ることができて初めて生まれてくるものだと思うので、そこを意識して部活動を作っていきたいと思っています。そういう点で、色々な意見を出してほしいですね。私たちもやりやすい環境を作るつもりなので、どんどん入ってほしいです。ヨットは特殊であまり馴染みのないスポーツですが、大学で何しようかなとか、特に何もする予定がないとか迷っている人たちには是非入ってほしいです。スポーツをやりたいとなっても、この先関わっていけるチャンスというのは、今しかないと思います。ヨットの魅力が伝わればいいなと思いますので、部活の方に足を運んで頂ければいただきたいなと思います。

 

これにてインタビュー特集は終わりです。最後までお読みいただきありがとうございました

(記事・構成:鈴木佐和、写真:中央大学ヨット部)

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