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「チーム力を武器に」-オンライン取材企画・ヨット部

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、明かりが消えたスポーツ界。大学スポーツも開催予定だった各大会の中止や延期といった影響を受けています。4年間というタイムリミットがある大学スポーツ。このような出口が見えない状況の中、大学生アスリートたちはどのような思いで1日1日を過ごしているのか。中スポを通して、この1年を戦う選手・スタッフの皆さんの声をお届けできればと思います。第9回はヨット部。主務を務めながら選手としても活躍している岩田慧吾選手(商4)にお話をお伺いしました。

※この取材は5月2日に電話にて行われたものです

▲試合前に円陣を組む中大ヨット部

 

――春の大会が立て続けに中止となってしまいましたが、選手の皆さんの反応はいかがでしたか

「急なことではあったので動揺は少なからずありました。悔しがってた部員も多かったです」

 

――各選手で今どのようなことに取り組んでいますか

「毎日部員の中でトレーニングの内容だったり、コロナウイルスの状況だったりはしっかり共有をしています。こういうトレーニングの動画を共有しながら部員間でコミュニケーションを取っています」

 

――苦労していることを教えてください

「他大学でも言えることではあるんですけど、ヨット部って他の部活に比べて年間の練習期間が短くて、特に春合宿の貴重な練習期間がなくなってしまったということは自分たちの技術のレベルアップを図る場所がなくなってしまったということなので、そこが一番苦労しているところです」

 

――部での新たな取り組みなどがあれば教えてください

「部全体でやっていることなんですけど、OBの方々から寄付を募って、無事に新しい船を1艇購入することができました」

 

――今後どのように活動していきたいと計画していますか

「昨年度から監督・コーチが変わって新体制になっていくなかで、チームワークという部分を大切にして活動していきたいと思っています」

 

――指導者の方々とのコミュニケーションは取れていますか

「監督が積極的に学生に話しかけてくださっていて、監督・コーチが入ってるLINEのグループとかもあるんですけど、適宜声をかけて頂いてコミュニケーションはしっかり取れています」

 

――今年の代はどのようなチームですか

「年々チーム力が上がっていってると思います。今年のチームは他の部活と比較してもメリハリがしっかりついているチームだと思っています。自分たちが入部した当初などは海上練習のみになってしまうこともあったのですが、昨年・今年と海上練習はもちろん、ミーティングで深掘りして後輩の意見も取り入れたり、基礎体力のトレーニングを積極的に取り入れたりしています。これによってチーム力が上がっているのかなと思います」

 

――ヨット部ではスポーツ推薦の選手と一般生の選手がいらっしゃいますが、新入生に向けて工夫して取り組んでいることがあれば教えてください

「スポーツ推薦と一般生の間で目指す目標のギャップが生まれないようにというのは気を付けているところです。全日本でもスポーツ推薦の選手だけが活躍しているわけではないということをきちんと新入生に向けて提示することで新入生のモチベーションの維持にもつながるかなと考えています」

 

――モチベーションの維持はどのようにしていますか

「僕個人としては、後輩の意見を取り入れることが大事だと思っていて、ミーティングにしてもトレーニングにしてもボトムアップをはかれるような組織を作ることができるようにというところはモチベーションというか気をつけていることです」

 

――最後に今年の意気込みを教えてください

「全国でチームとしては3位以上、個人としては優勝というのを目標にがんばります」

 

――ありがとうございました

 

〈岩田選手・プロフィール〉

なまえ:いわたけいご

生年月日:平成11年1月26日

役割:470クルー(船のバランスをとる)

出身校:茨城県・霞ヶ浦高校

ヨットを始めた時期:中学2年次

 

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写真提供:ヨット部

記事:「中大スポーツ」新聞部