2021年4月16日 上柚木公園野球場
国士大戦の悔しい敗戦から約2週間、舞台を上柚木公園野球場に移し東海大との一戦を迎えた。春季リーグ制覇のために絶対に落とせない一戦、打線は3回までに6点をあげる猛攻、投手陣も先発の石井竜弥(商2)が6回1失点の粘りの投球を見せるなど8ー1で勝利。春季リーグ戦初白星をあげた。
中大は初回、四球と相手のエラーなどで2死一三塁のチャンスを作ると5番友田真志(商4)が相手投手の初球をとらえて右中間を真っ二つに破る二点適時二塁打を放ち、さらに続く川満剛(文2)も友田と同じく右中間を真っ二つに破る適時三塁打を放ち初回に3点を先制する。「状態をなるべく変えずにスイングすることを考えた」と川満。このところベンチで悔しい思いをしていた男が監督の起用に見事結果で応えた。
▲4試合ぶりに先発出場を果たした川満
中大の先発は石井。「前回の国士大戦では自分が途中から投げて負けてしまったので、この2週間死ぬ気で練習してきた」とその気合通りにピンチを背負うものの、要所を締めるピッチングで東海大打線を6回1失点に抑える。「気が緩んでしまって先頭打者を出すことが多かった(1・2・5回に先頭打者の出塁を許す)」と次戦への課題も口にした。
▲気合い十分で試合に臨んだ石井
打線は3回にも友田と今シーズン初スタメンに抜擢された鞍田新(文3)の適時打などで3点を加える。さらに5回と8回にも1点ずつあげ終わってみれば11安打8得点の攻撃を見せた。投手陣も石井の後を継いだ林部庄吾(商4)が3回を一人のランナーを出さないパーフェクトピッチングで東海大打線をシャットアウト。投打ががっちりかみ合い8ー1で勝利した。
▲3打点の活躍を見せた友田
この試合では4試合ぶりにスタメン出場を果たした川満が4打数2安打一打点の活躍、今シーズン初スタメンの鞍田も3回に適時打を放つなど池田監督の采配が見事に的中。「層を厚くするという意味で起用した」と池田監督。またこの試合から1年生の姿もベンチに見えた。全国制覇のためには1年生も含めたベンチメンバーの層の厚さも重要になってくるだろう。今後もベンチメンバーを含めた全員野球で目先の勝利を掴みたい。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789 =計
中 大 303 010 010 =8
東海大 001 000 000 =1
◆お知らせ◆
次戦は4月19日、上柚木公園野球場にて行われる春季リーグ戦対東海大戦となります。試合開始は12時45分を予定されています。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部