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開幕7連勝とはならずー東都大学野球春季リーグ戦 対東洋大1回戦

2021年4月20日 神宮球場

チーム 123 456 789=R H E

中 大 000 011 000=2 6 4

東洋大 111 043 00× =10 11 4

[中]皆川、石田裕、高橋晴、大栄、沢田ー古賀

[東]松澤、河北ー廣岡

[本]〈東〉橋本史(5回4点)

◆スタメン◆

1[二]石井  巧(文2=作新学院)
2[遊]中川 拓紀(商4=宇治山田商業)
3[捕]古賀 悠斗(法4=福岡大大濠)
4[右]森下 翔太(商3=東海大相模)
5[三]中前 祐也(法2=浦和学院)
6[指]高橋 隆慶(文2=明秀日立)
7[一]北村 恵吾(商3=近江)
8[中]中田 悠斗(経4=藤枝明誠)
9[左]佐伯 和希(経2=岩国)

P   皆川 喬涼(法4=前橋育英)

 

開幕から負けなし6連勝で前半戦を終え、最高の形で迎えた後半戦。

中大は2試合連続完封勝利のエース皆川が先発。「疲れが出てきている」(清水監督)と言うように直近2試合の投球とは程遠く、味方の失策も絡み、3回途中5安打3失点(自責点は2)でマウンドを石田裕太郎(経2=静清)に譲る形となった。3回一死一、二塁の場面でマウンドにあがると、続く2人の打者をショートフライとショートゴロに打ち取り、ピンチをしのいだ。

▲今日もピンチの場面で役割を果たした石田裕

 

続く4回を三者凡退で切り抜けた石田裕の気迫の投球に応えたい中大打線は、5回に中田が三塁打を放ち、石井のセカンドゴロの間に生還。1点を返す。

▲三塁打を放った中田

 

だが、直後の5回に石田裕がヒットや四球で一死満塁としてしまう。6番岡崎(東洋大)から空振り三振を奪い、あと一死の場面で迎えたのは前の試合でホームランを放っている橋本史(東洋大)。放たれた4球目は高々とセンターに舞い、センターの中田が打球を見失っている間に、橋本史もホームに生還した。公式戦初の満塁ランニングホームランで4点が追加され、点差が6に広がった。ここで中大は高橋晴(商4=関東第一)にスイッチし、後続を抑えた。

続く6回。古賀のヒットや相手の失策で、二死一、二塁のチャンスを作る。ここで北村に代わり代打、櫻井亨佑(商1=習志野)を送る。3球目をセンターに運び二塁まで駆け抜け、1点を追加。リーグ戦初出場初打席にして初安打初打点という上々のデビューを飾った。

▲輝かしいリーグ戦デビューを飾った櫻井。これからの活躍が楽しみだ

 

6回は高橋晴、大栄陽斗(商2=仙台育英)が登板するも、打者9人の猛攻で3点を失った。7回以降は東洋大投手陣に抑えられ、ゲームセット。

試合後、清水監督は「外のスライダーを狙っていこうとしたが、打てなかった」と、東洋大の先発松澤を攻略しきれなかった打線を振り返った。また「東都特有の緊張感があった」と言うように、4四球4失策と守りでも精彩を欠いた試合となった。とはいえ、これが今季初黒星。今季初登板の沢田龍太(法3=富山商業)の好投や、櫻井の初安打と収穫もあった。19年秋以来の頂点へー。明日以降は前半戦の勢いを取り戻し、一つ一つ白星を積み重ねたい。

▲8回を三者凡退と好投した沢田。疲れが出てくる後半戦、投手陣の救世主になれるか

 

◆試合結果◆

●中大2ー10東洋大○(中大6勝1敗)

 

◆お知らせ

次戦は4月21日に14時から神宮球場にて行われる対東洋大2回戦です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部