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全国の舞台、初戦突破!!ー第73回全日本大学準硬式野球選手権大会 対岡山大

2021年8月11日 倉敷・マスカットスタジアム

昨年は新型コロナウィルスの影響で中止となった全日本大会。思いを晴らすべく岡山県に選手達が集った。「全日本制覇」を目標に掲げた中大の初戦は地元の岡山大学。5回までに3点のビハインドを許すなど中大は我慢の時間が続いた。しかし5回からマウンドに上がった近野佑樹(法3)が安定感のあるピッチングで焦りを見せるチームに落ち着きをもたらした。そこから勢いを取り戻し、6回から8回までに合計13点を奪い、コールド勝ちを収めた。

中大の先発は木藤忠広(商1)。緊張もあったためか、制球が定まらず初回からピンチが続き、3回に2点を奪われ林部庄吾(商4)にスイッチ。4回にはさらに1点を失う。3点のビハインドを負った中大は監督からのげきを背に受けて、二死満塁のチャンスを作るがものにできなかった。

▲マウンドで話し合う監督と選手達

5回にはエース近野が登場し、「しっかり流れを作ろう」という意気込み通りの投球を見せ、本来の中大らしさを取り戻す。そして6回、相手のミスを見逃さず無死一、三塁とし、怪我から復帰した羽渕達哉(商3)のスクイズで三塁走者生還。その後1点を追加し、一死二塁で高橋孝成(商3)は「振り切った瞬間にいったと思った」とスタンド中段に飛び込む本塁打で2点が入り、ここで逆転に成功した。

▲逆転本塁打を放った高橋

7、8回は無失点に抑える貫禄のある近野の投球が光る。打線では二死になってもなお緩めることないバッティングを選手達が見せ、大量得点を岡山大学から奪う。7、8回合計9点で8回コールド勝ちを収めた。

▲安定感のあるエース近野

手に汗握る試合展開だったが、無事初戦を突破した。次戦は同志社大学。監督は「関西の野球でやりにくい」と語るが、8日間の秋田合宿やこれまでの日々の練習の成果が発揮されれば、勝利もついてくるだろう。「全日本制覇」に向け、躍進する中大から目が離せない。

◆試合結果◆

チーム 123 456 78=計

岡山大 002 100 00=3

中 大 000 004 54☓=13

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部