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「最後の大会」は惜しくも準決勝敗退―第44回全日本学生軟式野球選手権大会

2021年12月15日 ほっともっとフィールド神戸他

8月に行われる予定であった全日本軟式野球選手権大会が奈良県、兵庫県にて開催された。初戦至学館大との試合に2-1で勝利し、準決勝に駒を進めた中大。相手は前々回優勝校大和大。夏の全国大会での初戦敗退の悔しさを晴らし、全国優勝をつかみ取りたい。

中大の先発は今季大活躍の山下乃亜(文2)。エースとして迎えたこの大会だが、1回裏一死一二塁から見方の守備の乱れも絡み、早々に2点を奪われる。2-1とされたが、その後は立て直し、三振を立て続けに奪う好投で、8回3分の2を3失点で抑えた。▲9回2アウトまで一人で投げぬく好投を見せた山下

山下の好投に応えるように3回。ランナーを一塁において4番樺澤将(経2)のランニングホームランで逆転に成功した。「あわよくば長打を狙っていたがホームランになったので良かった」と本人も驚きの一打で中大は優位に立った。ランニングホームランを打った樺澤を迎える中大ベンチ

中大リードで試合が進むかと思われたが、5回に相手のスリーベースヒットからワイルドピッチで同点とされてしまう。同点で迎えた後半は、両チーム互いに譲らず膠着状態が続き、そのまま延長戦へ突入した。

延長戦はタイブレークで、満塁からのスタートとなった。先攻中大は内野ゴロの間に三塁ランナーが帰り、1点を奪ったもののその後はチャンスを生かせず、1点のみで相手の攻撃へ。この緊迫した場面でマウンドを任されたのは枝村亮哉(法3)。相手の走塁ミスでツーアウトとしたものの、四球を出し、二死満塁のピンチを作ってしまう。それでも追い込んだバッテリーは緊張の7球目。相手のバットに当たった打球はふらふらと上がり不運にもレフト前に落ちた。このサヨナラヒットで2点を奪われ、大和大に敗戦を喫する結果となった。試合後に整列する選手たち

3年生にとっては「最後の大会」であったこの全日本大会。かける思いが強いだけあり、非常に悔しい結果となった。来年からは新チームとなる軟式野球部。次期主将の山下は「来年はトーナメント全部勝ちたい」とリベンジを口にした。来年こそ全国優勝を果たしてもらいたい。

今大会で引退となった3年生

◆試合結果◆

チーム 123 456 789 10=計
中 大 102 000 000 1=4
大和大 200 010 000 2=5

(記事:鎌田怜穂 写真:今諒平)

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