秋季リーグ制覇!最終戦勝利で最高の形で終えるー令和4年度東都学生軟式野球連盟秋季リーグ戦 対東洋大学川越
2022年11月7日 埼玉県・笹目公園野球場
秋季リーグ戦最終節。11月2日に2位の明学大が神奈川大に敗れたことで、最終戦を待たずして優勝を決めた中大は、今後に向けて、控え選手を中心とした起用となった。約2週間後に行われる東日本大会を良い状態で迎えるために、勝ち切ってリーグを締め括りたいところだ。
試合は両チームの好守備が目立ち、なかなか得点が生まれない。中大は先発の牧温人(法1)が5回まで登板し無失点。その後も得意の継投で得点を許さない。8回に盗塁でチャンスを作り、ようやく先制した中大は9回の表、2アウト満塁のピンチを迎えるも、守護神の田中樹(商3)がなんとか守り切り勝利。岩下監督は「日頃から先発と控えにそこまで差はないので、今日はそれを証明できた」と選手たちを評価した。
▲先発を務めた牧投手
試合後、山下乃亜主将(文4)は「ピッチャーも野手も頑張ってくれて、最後バッターも1点もぎ取ってくれたので、うちらしい野球が最後チーム全員でできた」と喜びをあらわにした。
▲試合後優勝を喜ぶ選手たち
秋季リーグを振り返って、岩下監督は「夏に行った合宿でバラバラだったチームに一体感が生まれ、投手陣中心に守りで勝ったというリーグだった」と語った一方で、「ここ一本というのがなかなか出ず、得点力が上がらないのが不満ではある」と課題点も挙げた。
東日本に向けて山下は「もう最後なので優勝してまた胴上げして終わりたいなと思います。」と意気込んだ。今年最後の大会となる東日本。圧倒的な力で秋季リーグを制した中大の躍進に期待がかかる。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789 =計
中 大 000 000 010 =1
東 洋 大 000 000 000 =0
◆コメント◆
山下主将
ー今季を振り返って
決して楽な試合が多かったわけではないんですけど、春は勝てなかった試合を勝てるようになったり、実力は別に変わっていないのですがチームで勝ちを取れるようになって本当によかったなと思います。
ー今日の試合の采配について
優勝が決まっていたので今まで出れなかった3年生とかを出してチーム全員に活躍の場を与えたいという思いで組んで、結果的に勝つこともできたので本当に良かったです。
ー今日の試合内容を振り返って
ピッチャーも野手も頑張ってくれて、最後バッターも1点もぎ取ってくれたので、うちらしい野球が最後チーム全員でできるというふうに感じて、改めてよかったなと思います。
ー東日本に向けて
もう最後なので優勝してまた胴上げして終わりたいなと思います。優勝したいです。
岩下監督
―今日の試合を振り返って
今日は控え選手を中心に組んで、日頃から先発と控えにそこまで差はないので、今日はそれを証明できたかと思います。再三チャンスを作ってなかなか一本が出ないのは、リーグ戦を通じて一緒だったんですけど、よく守ったなという感じです。
―秋リーグ全体を振り返って
チーム打率が二割も行かないような打撃だったので、投手陣中心に守りで勝ったというような感じです。バッティングは悪くないけど、ここ一本というのはなかなか出なくて得点力がなかなか上がらないので、そこが不満ではあるんだけど、まあよく守りで勝ったなというようなリーグ戦でした。
―春リーグから成長した部分について
チームとしてそこそこやれるかなと思っていたんですけど、コロナが出たり怪我人が出たりして、なかなか戦力が整わず、コンディションも上がっていかなかったのもあって、春は4位だったのですが、コロナでずっとできていなかった合宿を今年は4泊5日で行なって、そこで一体感が出てきて、チームがまとまったかなというような感じです。
―監督からはどのような指示を行っているのか
私が見ているのは周りを俯瞰しながら、作戦面とかを客観的に注視するような感じです。今日なんかもボール球に手を出したりしているので、そこら辺を注意しながらやっています。まあ、あとは学生に全部任せていますね。
―東日本に向けて
あと二週間ちょっとありますので投手陣には整備をしてもらって、やっぱり打てないとなかなか勝てないので、打線にちょっと奮起を促し、バットを強く振るような練習をさせたいなと思います。
(記事:渋谷海翔、松本あゆみ 写真:渋谷海翔)
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