2024年10月27日 専修大学ラグビー場
リーグ戦を3連勝中の中大。勢いそのままに、「山場」と言われてきた専修大戦に臨んだ。
▲この試合2トライを決めた吉田
前半、専大のキックで試合がスタート。前半12分、中大は敵陣22m付近でモールを形成すると、アタックを継続。須田龍之介(法2)がギャップを抜け出しトライを決め、先制に成功する。しかし前半16分、専大にトライとキックを決められ、すぐに追いつかれてしまう。
前半20分、敵陣5mのラインアウトからモールを形成。モールが崩れた後もピックゴーを継続すると、最後は鈴木英次郎(文4)がねじ込みトライ。12ー7とし、勝ち越しに成功する。
その後もトライを取り合う一進一退の攻防が続き一時は逆転を許すも、19-17の中大が2点差リードで前半を終える。
後半、中大のキックから試合が始まった。点差を広げたい中大は、後半4分にキックカウンターでアタックを継続。ハーフウェイから敵陣深くまでフェイズを重ねて攻め込むと、最後は吉田晃己(法1)がトライ。自らキックも成功させ、26ー17とする。直後、後半10分にまたもや敵陣に攻め込み大竹幹太(文4)が相手を吹き飛ばしトライ。キックも成功させ33ー17とし、さらに点差を広げる。
その後専大にトライとキックを決められ、33ー24と再び点差を縮められてしまう。しかし後半25分、敵陣22m付近のマイボールスクラムからアタックを継続すると、須田のパスを受けた吉田が抜け出しトライを決める。キックも成功し、簡単には流れを渡さない。試合終了直前に相手の攻めに押され1トライを許してしまうが、リードを守り切り40-31で中大が勝利を飾った。
◆試合結果◆
〇中大 40(19ー17、21ー14)31 専大●
◆コメント◆
選手名 須田龍之介(法2)、松沢和輝(文2)
ー今日の試合を振り返って
須田
「準備したことができた、という点は自分たちはよかったのですが最後一本取られたりとか、途中ペナルティが多かったりとか課題も多く見つかった。勝って反省できたのが良かったと思います」
松沢
「ハードな試合だったんですけどチーム一丸となって集中力を切らさず勝ち切れたことが最後まで良かったです」
ーチームの強みが出たところはどのようなところか
須田
「得点の部分に関しては継続したらトライとれるというのは練習の段階からわかっていて、アタックが継続できたところ。ディフェンスも得点も取られてペナルティも多かったんですけどただしっかりチームでディフェンスするということができた」
松沢
「ディフェンスの部分で全員がハードワークしてしっかり動き続けたところ」
ー次戦に向けての意気込み
須田
「多分誰もがこの試合に満足していないと思うので次の試合も勝ちを求めて2週間練習していきます」
松沢
「次の試合も勝ち続けないと1部昇格できないのでしっかり勝ち続けてチーム一丸となって2週間後にいい準備をしてのぞみたい」
▲勝利の喜びを分かち合う選手たち
前回の試合後、「絶対に負けられない」と多くの選手が語った専大戦。吉田、鈴木がともに2トライを決めるなど、終始気迫のこもったプレーが多くみられた。互いに譲らない展開を見せるも、昨シーズンの悔しさを晴らす勝利を決めた中大。現在4勝1敗で、白鴎大と同率ではあるがついにリーグ首位に躍り出た。入れ替え戦への出場をかけた残りの2試合も見逃せない。
お知らせ
次戦は11月10日(日曜日)に拓殖大学グラウンドで行われる対拓殖大戦です。
(記事・写真:加清容子)
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