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インカレ団体戦2年連続の3位─全日本学生ソフトテニス選手権大会

2025年8月30日、31日 千葉県・総合スポーツセンター庭球場

団体戦には、武市大輝(法4)、鈴木亮太郎(経4)、菊池孔生(文4)、松本雅久(経4)、関川結斗(法3)、中川雄太(経3)、谷口健斗(経2)、中尾彦斗(経2)、西拓郎(経1)が出場した。中大は初日の2回戦から4回戦をストレートで勝利し、準々決勝の立教大戦へ進出した。


準々決勝の一次戦は鈴木・関川組を初陣に、エース武市・中尾組が安定感のある試合を見せ勝利を収めた。1年生での出場となった西と菊池のペアが敗れたものの、二次戦で再び鈴木・関川組が勝利しベスト4入りを決めた。

▲喜びを表現する武市

 

迎えた準決勝は、法政大との戦いになった。一次戦の1戦目から武市・中尾組が出場した。しかし、試合は接戦の末ファイナルゲームで敗れた。試合について武市は、「みんなの応援で自分のプレーができたと思う」と話した一方、「最後は技術の部分で負けてしまった」と振り返った。続く2戦目の松本・谷口組もファイナルゲームで敗退し、勝負のかかった3戦目。鈴木・関川組が、安定感のあるストロークと確実な試合運びでゲームカウント3-1に追い込むと、最後は鈴木のカットサーブが相手のミスを誘い二次戦へ望みを繋げた。

▲安定感をみせた鈴木

 

二次戦にも鈴木・関川組が出場し、相手のエースと勝負した。リズム良く2ゲームを先取するも、その後のサービスサイドでミスが絡んだ。これ以降、デュースにもつれる展開が続き接戦の様相となった。迎えたファイナルゲームは、鈴木のサービスから始まり両者1ポイントずつを取った。しかし、相手はチェンジサイズでサービスサイドの2ポイントを確実に取り、中大は惜敗を喫した。

▲声援を送る選手たち

 

中大は、2年連続3位という結果で目標の「ベスト4死守」を達成した。準決勝を戦った法政大がそのまま優勝を飾り、インカレ団体戦は幕を下ろした。優勝校との試合で見られた課題や収穫を活かし、下級生たちは悲願の優勝へ向け新たなスタートを切る。

 

 

◆試合結果◆
2回戦

〇中央大 ③-0 埼玉大●

3回戦
〇中央大 ③-0 大阪成蹊大●

4回戦
〇中央大 ③-0 駿河台大●

準々決勝
〇中央大 ③-1 立教大●

準決勝
●中央大 1-③ 法政大〇

 

◆監督コメント◆

──初戦の立教大戦を振り返って

昨日頑張ってくれた中川が少し怪我をして、1年生の西を起用しようという。で、出したんですけれども、精神的負担が軽いように上級生から出していって、そこは2つ厳しい試合でしたけど、しっかり勝ち切ってくれて。西のところでね、3タテ狙ったんですけど相手も強くて、西にとってはこの先に向けていい経験ができたかなと。菊池もなかなか出してあげれなかったんですけど、チームを引っ張ってきたので、勝ちはしませんでしたが、この団体戦で戦わせてあげることができて良かったです。二次戦のところで鈴木がしっかり勝ち切ってですね、そこでベスト4に入れて。今回のチームの目標が「ベスト4死守」だったので、なかなか経験が少ない代だったんですけれども、春先もちょっと出遅れたりして、そういう中で4年生中心にこれからに向けてほんとに意識変えて、取り組みが変わってきて、これいけるかなと思ったら、最後やっぱり上級生頑張ってくれました。

 

──暑さや日差しも強かった中、コンディションなどは

今年は関東開催で、保護者も本当にの方にもすごくサポートいただいて。食べ物から場所取りから、ほんとにこういったサポートのありがたさを感じましたし、ОBもほんとに資金の面で合宿なんかの費用も工面していただいて、いい環境の中で準備ができて、ベスト4という目標を一旦達成できたことは、そのような支えのおかげです。

 

──法政との差や今後の課題について

そうですね。やっぱり法政さんとの差は、やっぱり勝負度胸なんかはね、うちもあって、その辺は負けてないとは思うんですけれども、ここ1本の基本の差というか、やっぱりどうしてもうちの方がミスが早い。そこで欲しい時に点につながらない、1点で点につながらない。そこで流れを受け渡すことが多々あったので、原点立ち返って基本練習を時間を割いてですね、技術力の向上が課題だと思います。

 

(記事:酒井奏斗、写真:琴寄永里加琴寄由佳梨、酒井奏斗)

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