2025年11月2日 ダイドードリンコアイスアリーナ
体調不良者が続出し、万全ではない中で挑んだ東洋戦。後半、横須賀大夢(総4)の得点を皮切りに追い上げを見せるが、惜しくも敗戦となった。
〈第1ピリオド〉
開始序盤から互いに攻め続けハイスピードな戦いとなった。東洋大の猛攻に耐えつつも藤間航哉(経4)、石塚弘人(経1)がシュートを打つも得点につながらず。13分、こちらの守備が手薄になったところに攻め込まれ先制点を許した。その後、ゴール周りからすばやいパス回しを見せ得点を狙うが得点にはならず第1ピリオドは終了した。
▲ゴールを守る川合温大(文4)
〈第2ピリオド〉
開始5分、東洋大の攻撃に耐えられず、0-2とリードを広げられた。反撃を始めたい中大であったが、ここ大一番のビッグゲームということもあり、互いにこの試合への気持ちがエスカレート。エキサイトし横須賀にペナルティが課された。東洋大はチャンスを見逃さず、畳み掛けるように攻め込んみ、連続で3ゴール。中大がタイムアウトを取った。「本当にここで失点を止めよう」と八戸監督の声掛けで、気持ちを切り変え再び氷上へ。フェイスオフ直後、相手からパックを奪った角丸陸斗(国経4)が飛び出した。その背後に潜んでいた横須賀大夢(総4)がパスを受け取り、そのままシュートを決めた。このピンチを救ったのもこの4年生コンビ。東洋ムーブを一掃した。さらに駒田怜申(文3)がパスを出し、この日FWとして出場した澤口輝(商3)が今年公式戦初ゴールを決め、士気を上げた。第2ピリオド、2-5と依然として得点は東洋リードだが、流れは変わりつつあった。

▲得点をあげた澤口
〈第3ピリオド〉
中大に流れが来つつある中始まった第3ピリオド。ここで点差を縮めたいところだったが、東洋大も黙っていなく得点をさらにあげてきた。4点差となってしまったが、中大はまだ諦めていない。横須賀から角丸へと華麗なコンビネーションを見せシュートを狙っていく。試合はお互いに猛攻となり混戦と化した。しかし、ここで東洋大が鋭いシュートを打つ。得点をあげたように見えたが、ビデオ判定により得点とはならなかった。残り10分、中大は虎視眈々と反撃のチャンスを伺っていた。惜しい展開が続くが点差は一向に縮まらず。第3ピリオドも終盤に差し掛かった頃、横須賀と角丸のコンビネーションが炸裂し2得点もあげた。このまま中大の流れに持っていきたかったが、ここで試合終了のブザーが鳴り、惜しくも敗戦となった。
▲シュートを決め笑顔を見せる横須賀
◆試合結果◆
●中大 4(0-1、2-4、2-1)6 東洋大○
◆コメント◆
澤口選手
──今日の試合を振り返って
今ちょっと感染症で結構人数いなくて、その中で個人としては自分ディフェンスやっててフォワードが少なくなったんで、なぜかフォワードセンターで出るってことになって、ディフェンスからフォワードやったにしては1点決めたし、自分のやるべき仕事はできたかなって思ってます。チームとしてはここちょっと落としたのは痛いのですが、まだ優勝はあるってことで残りの試合も全力出したいと思います。
──第2ピリオドから失点が増えてしまいましたが
1失点だったらよかったのですが、連続失点でポンポン決められちゃったんで、そこ課題かなってことで。1失点してから、どれだけ切り替えるのが課題かなって思います。
──次戦に向けて
来週はメンバーが結構揃ってくると思うので、それに向けて早くチーム練習でいつもの中央に戻っていけるように頑張りたいと思います。
八戸監督
──限られた人数での試合となったが、振り返ってみて
最後なんとか追い上げて、2点差のところまでもってきたのはよかったんじゃないかなと思います。
──第2ピリオドのタイムではどのような声掛けをされたか
本当にここで失点を止めようっていうこと。それでまた1点でも多く返していきましょうっていう当たり前のことしか言ってないですね。
──選手たちの体調はどうか
今来てる子たちは症状無いので、今のところは大丈夫だと思うんですけど。来週またベストメンバーで行けるかどうかっていうのはわからないんですけど、徐々に戻ってくるとは思います。
──次の日大戦へ向けて
少しでもコンディションを整えて普通にやれば勝てる試合だと思うので、コンディションを整えるだけです。
(記事、写真:水崎菜花、塚越香都)
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