2021年3月19日 平塚球場
11安打8得点と打線が爆発し快勝した初戦に引き続き、第2戦となった東海大戦においても11安打を記録し、ミスが重なり許していた得点差を見事巻き返し、逆転勝ちで結んだ。
中大は石井竜弥(商2)が先発。初回は2三振を含む三者凡退と好調な立ち上がりを見せた。しかし2回先頭打者を振り逃げの処理にミスが絡み、ランナーを三塁に進められるとライト前にヒットを放たれ先制点を許す。苦しい場面は続き、このイニングで3失点となった。
▲石井は守備の乱れも絡み5回3失点
追いかける展開となった中大は5回先頭打者の岸野皓大(商2)が四球を選ぶ。後続の進塁打で2アウト三塁の場面になると、川満剛(文2)がセンターにはじき返す適時二塁打を放ち、欲しかった1点を返す。
▲チーム1点目となる適時二塁打を放つ川満
6回からは初戦でも好投したエース近野佑樹(法3)が登板。「自分が守備から勢いをつけよう」その気持ちでマウンドに上がったと振り返る近野は4イニングを1安打4三振に抑える好投をみせた。
▲近野は気迫のピッチングで打撃陣に勢いづかせる
近野の好投に勢いづいた打線は6回7回と連続得点し同点に追いつくと、8回2アウト三塁の場面で再び川満が打席に立つ。ボール球を見送った2球目、ピッチャー前にセーフティースクイズを決め、見事逆転に成功。その後、伴野匠(経3)がライトに適時打を放ち、更に突き放し5-3。そして8回9回と近野が相手打線を無安打に抑え、見事な逆転勝利を飾った。
▲林部庄吾(商4)の同点打に沸く中大ベンチ
2試合連続で2桁安打を記録した好調な中大打線、好投続く投手陣。次戦でぶつかる早大は昨年コロナ禍により中止となった全日本選手権の代替となる、KANTO JUNKO BASEBALL SUMMER CHALLENGE CUPの準決勝で敗れて以来の対戦である。進化を遂げた中大準硬式野球部の試合展開に注目だ。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
中 大 000 011 120=5
東海大 030 000 000=3
◆お知らせ◆
関東地区大学準硬式野球選手権大会の次戦は3月22日、八王子球場にて対早大戦となります。試合開始は13時を予定されています。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部