昨年度出雲は総合10位、全日本は総合2位、箱根総合5位で駅伝シーズンを終えた中大は今年、箱根駅伝出場100回目の節目を迎える。
第3回目は、昨年、1年生ながら全日本大学駅伝に出場するなど活躍の場を広げた三宅悠斗(文2)にクローズアップ。
今年1万㍍で27分台を突破し、中大を担う存在としての自信をつけた三宅は夏合宿を経て何を考えるのか。その思いに迫った。(取材は9月15日に行いました)
(聞き手、構成:土屋日向)
―この夏合宿は順調に積めていますか
個人としては、8月から始まった合宿からここまで4回合宿あって怪我せずに継続して練習できていますし、質の高い練習もできているので、順調にこの夏を過ごせているかと思います。
―練習内容や意識などの面で合宿で前年度と変化したところはなんでしょうか
1年目、去年がちょっと1年生ってこともあって、練習量に耐えきれず、合宿は4回かけてできたんですけど、途中途中、怪我で外れちゃったりとかして、まだ力のなさがあったんですけど、今年は怪我は1回もせずに練習できてるので、それが1つ成長した面かなと思います。
あとは後輩ができて、先輩としてチーム引っ張らないといけないっていう、そういう練習の中での意識も変わったと思います。
―今後輩とワードが出ましたが、今年の1年生は簡子傑選手だったり、栗村選手などいらっしゃると思います。そんな力のある後輩をどのように見ていますか
今の1年生は力のある子がたくさんいて、もちろん自分の刺激にもなりますし、練習中に、ポイント中に僕がきつくなっても、1年生がまだついてたりしたら僕も離れられないみたいな、刺激になるというか、僕にとってもいい存在になっていうので、とてもいい感じで、いい関係だと思います。
―先ほどと重複する部分もありますが、合宿を通じての成長面や課題として見つかった点はありますか
合宿中はもちろん走り込むので、マラソンの距離、42キロ始めてやったりですけどとか、思っていた以上にできて、そういう距離への不安も成長できたかなと思いますし、距離走ることで長い時間走っていたのでメンタルも鍛えられたかなと思います。
で、課題としては、個人的なことになってしまうんですけど、切り替え、ラスト1キロを今のペースから切り替えるっていう、その力がまだ足りてないかなって思うので、そこが自分の今の課題かなって思うので、これを克服すると駅伝でもとても武器になるし、そういうところをもう1段階、もう少し磨いていきたいなとは思います。
―前半シーズンを振り返って、どのようなシーズンでしたか
前半シーズンは、もう自分の思っていた以上に上出来なシーズンだったなっていうのは感じます。
1万㍍27分台も達成できましたし、5000メートルで13分20秒台も出して、とても順調にいったかなと思います。
1つ心残りとしては、日本選手権が前期の1番の目標にしていた舞台だったんですけど、決勝進出を目標にしていて、予選落ちで終わってしまったので、そこはシニアのレベルの高さも感じましたし、そこだけが前期シーズン心残りって感じですかね。
来年も日本選手権出るので、借りを返したいなと思います。
―やはりシニアは違いましたか
そうですね。大学とは全然。
―違うのはスピードなどでしょうか、どのような点が異なると感じましたか
そこもなんですけど、譲ってくれないっていうか。やっぱり走ることが仕事の方たちにはやっぱりプライドもあるし。
やっぱり日本選手権なので、もう妥協してられないっていうか、大学生相手にでもやっぱりすごく真剣というか、なんて言うんですかね、もちろんなんですけど。
ほんとに意識の高さみたいなのを感じました。
―前半シーズンで印象に残っているのはやはり日本選手権でしょうか
そういう悔しい意味で言うと日本選手権なんですけど、1番嬉しかったのはホクレンかな。やっぱり1万メートルで27分台出した7月のホクレンディスタンスチャレンジっていう大会なんですけど1万メートル、27分台が大学生のトップレベルの1つの指標みたいな感じになってて。
自分がしてた練習的には、出せるタイムだったんですけど、それを実際に出せるかって言ったら、やっぱりそういう強さを求められるので、難しかったんですけど、北海道に行って27分台無事に達成できて、自身初の27分台だったので、自信にもなりましたし、やっぱり嬉しかったですね。これが前期シーズンで1番嬉しかったレースかなとは思います。
―27分台を出せたのは、何が要因でしたか
1年生の時から練習してきて、練習量に耐えられないって感じがあったんですけど、2年生だとキャパが分かってきて、自分の中で。そういう中で練習量調整していったり、筋力とかがついていって、力がついてきて、1番は継続して練習ができていたってことが1番だと思いますね。
―今のチームの雰囲気はいかがですか
とてもいい雰囲気であると思います。
キャプテンの藤田(大智・文4)さんがもちろん力があるので、藤田さんについていったらみんな間違いないと思っているので、やっぱり藤田さんとか柴田(大地・文4)さん、本間(颯・経4)さんとかについていって、練習も4年生が積極的に引っ張ってくれたり、もちろん下級生も時々引っ張ったりして、チームでこう、相乗効果みたいなのが生まれてて、仲もいいですし、とてもいい雰囲気でこの夏合宿進められていると思います。
―監督から全体や個人などで声かけやお話などはなにかありましたか
特に箱根駅伝のことなんですけど、チームとしては。今のチームの課題が箱根駅伝の往路じゃなくて復路の8、9、10区なんですけど、他大学見てみると、こうやっぱ青山学院さんとか8、9、10区にも強い選手を置ける選手層みたいなのがあって、僕たちにはまだそれが少し足りてないっていう話はされてて、そこを鍛えるために8、9、10ってもうほぼ単独走っていうか、やっぱり何時間も選手が走ってるわけで、チームとチームの差開いてくるんで、単独走が大事になってくるんですけど、今年は夏合宿で単独走っていうか、30キロやハーフの距離とかも1人で自分だけで走って、そういうところを鍛えていってるので、監督から8、9、10区の単独走が弱いよっていうこと言われてるので、チームではそこを意識してやってますかね。
―今箱根の話が挙がりましたが、駅伝シーズンに入るということで、出雲・全日本・箱根とある中でターゲットにしている、走りたい区間などはもう自分の中でありますか
あまりここっていう区間はないんですけど、箱根は、去年走れなかったので、もちろん走りたいって気持ちがあります。
チームの戦略的にっていうか、どこを走りたいというか。監督に任されたから、僕は出雲と箱根を走りたいなと思ってて。
で、ちょっと全日本は違って。全日本は去年5区走ったんですけど、1位で襷をもらったんですけど、3位に順位を落としてしまって、その悔しさが正直あって。
正直な話、全日本は欲を言うと5区、もう1回走りたいなっていう気持ちはありますね。
大事さを、重要性っていうのを。実際に走ってわかりましたし、全日本はちょっと5区走ってみたいなという気持ちがあります。
―やはり狙うのは区間賞でしょうか
そうですね。全部区間賞。
―話が若干戻りますが、日本選手権の時、監督が「2年生で現状戦力化できているのが三宅しかいない」という言い方をされていて、同期に対してどのような思いを持たれているのでしょうか、自分自身が同期の中で役割を持っていますか
チームの中で2年生が少し遅れをとっているっていうのは、もちろん2年生全員わかっていて。
僕は正直、今シーズンうまくいってしまったので、あまり言われないんですけど、もちろん自分考えてて。でも、今、合宿時間が経って、濵口であったりとか、今年この合宿に来てるのが、僕、濵口(大和・法2)、長谷川(大翔・文2)、杉本(憲亮・文2)って子たちなんですけど、長谷川は、山が強くて、そういう長谷川の居場所、なんて言えばいいんですかね、山が強いっていう居場所を見つけて、自分の強みを見つけて、それは2年生としても大きいというか、とても大きい存在になってくれましたし、
杉本も練習継続できてて、こうやって選抜合宿に残れたのでもちろん良くなってきていて。
残り5人が少し苦しんでるんですけど、正直怪我が多くて、みんな怪我さえなければ。いい感じで走ってきた時に怪我するみたいなことが多くて、それを何回も繰り返してしまってる感じなので、みんなも自分のキャパがもうすぐ分かってくると思うので、頑張ってほしいと思います。
全員、力がない同期じゃないので、監督からそう言われてるので、2年生の中で見返してやるぞみたいな、そういう気持ちはもちろんあるので、頑張っていきたいですし、自分は、2年生に対して頑張ろうとか、あんまりそういうこと言う人じゃないので、あんまり僕何も言わないんですけど、自分が結果出していくことで、2年生にもまあやってやる、俺もやってやるぞみたいな、そういう気持ちが生まれてほしいので、自分も試合で結果残したり、こうやって練習で頑張ったりして、引っ張っていきたいなとは思ってます。
―2年生の中でもそのような話があがったり、話し合いをされたりするのですか
そうですね。その現状はもちろんみんなわかってるので、ちょっと話するんですけど、そこでやっぱり結局、結論になると、みんな真面目じゃないわけじゃないんで、ちゃんと練習してはいるので、見返してやるというか、頑張ろうみたいな感じで。燃えてます。
―これから2年生の成長がとても楽しみですね
はい。見ててください!
―これからの後半シーズン、駅伝の話は伺いましたが、トラック等全体含めての目標を改めてお伺いしたいです
トラックは欲張らずに、もうトラックはあまり出ないかなと思って、自分としても出たくないっていうのがあって、もう駅伝にかけたいっていうのが今シーズンあるんで、トラックあんまり考えてなくて。
駅伝はもちろん3大駅伝、区間賞を目標にして3冠狙っているので、自分がチームを勝たせられる走りをしたいと思います。
個人にも区間賞を狙って、全部区間賞を狙って優勝を目指して頑張っていきたいと。後半シーズンはいるんで、頑張っていきたいと思います。

▲日本選手権で5000㍍を走る三宅
次回の更新は10月7日です。お楽しみに!
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