• Twitter
  • facebook
  • instagram

自己ベスト14人&中野翔中大記録更新!「いいレースだった」―大矢運送プレゼンツ中央大学記録会

2023年7月30日 中央大学・多摩キャンパス

日中の猛暑が残るなか、競技場のライトに照らされる競技場で行われた中大記録会。今年は有観客で行われたこともあり、多くの人々に囲まれながら、14名の選手が自己ベストを更新、また中野翔太(法4)は自身の持つ中大記録を塗り替えるなど好レースを繰り広げた。今記録会では男子3000㍍、女子5000㍍、男子800㍍のタイム計測が行われた。

3000㍍では、21人の選手が参加した。1組目は8分20秒を目標にスタート。まずは大澤健人(文4)がペースメーカーとして先頭につき、その後ろにくっつくような形で吉中祐太(文2)が位置づいた。1000㍍を超えると吉中が先頭に出てそのあとを東海林宏一(経3)が追った。残り2周で東海林が吉中を抜くも、残り200㍍では吉中が再び先頭に立ちゴールした。このレースを終えて吉中は「予定通りに走れたと思う」と振り返り、夏合宿への意気込みとして「まだ20㌔箱根で走れる足やスタミナが足りていない部分があるので、しっかり距離をとって駅伝シーズン活躍したいと思う」と語る。

▲力強い走りを見せた吉中

また、東海林は今回の記録会について、「調子どうこうというよりも、練習を積んだ状態で楽しんで記録会に臨めるようなメンタルを作り直すということをメインに挑んだ」と答え、「結果的にも自己ベストを出せてよかった。大学に入って自己ベストを更新することが少ない人間だったので、自己ベスト更新は大きい」と答えたうえで、「2組目を見てしまうと悔しさも出てきたので、夏合宿明けに上の人たちにチャレンジできたらなと今は思っている」と次への意気込みも明らかにした。

▲自己ベスト更新に喜びをみせた東海林

2組目は7分55秒を目標にスタート。ペースメーカーは、浦田優斗(経3)と1組目で活躍した吉中。序盤はかなり速いペースで進んだ。その後、ペースメーカーが外れると溜池一太(文2)が先頭に出て、6分を超えると中野翔太(法4)が溜池をかわし先頭となった。途中、他大の選手が中野を抜かすものの、残り200㍍で一気に中野のペースが上がり、それを追うように山平怜生(法3)も前に出てゴール。山平は走り終えた後、喜びを表すように拳を振り上げた。山平はホクレンに体調不良で参加することができなかったこともあり「1日2日少し不安があった」とこのレースを振り返ったが、最終的には「しっかりと7分台で走ることができたのでよかった」と語った。

▲ゴール時にガッツポーズをする山平

この組では出場した全選手が自己ベストを更新し、中でも中野は、中大記録をも更新する圧巻の走りを見せた。中野はこのレースを「ラストをしっかり切り替えられたのでいいレースだった」と語った。

▲圧巻の走りを見せた中野

多くの選手が自己ベストを更新した今記録会。前半シーズンを終え、今年度150回を目標にしている自己ベスト更新回数は97回に及んだ。この調子で夏以降のレースでも素晴らしい走りを見せてくれることを期待したい。

◆試合結果◆

<男子3000㍍>

1組目

①吉中祐太(文2)8’08″8
②東海林宏一(経3)8’11″9PB
③本間颯(経1)8’15″1PB
④中野倫希(経3)8’18″4PB
⑤羽藤隆成(経4)8’19″0
⑥藤田大智(文1)8’26″7
⑦西優斗(法2)8’27″0
⑧居田優太(経4) 8’33″7
⑨篠原寛(経2)8’34″2
⑩助川颯都(理1)8’38″4
⑪折居幸成(法2)8’46″8
⑫髙沼一颯(経3)8’47″5

2組目

①中野翔太(法4) 7’55″87PB
②山平怜生(法3)7’57″59PB
③溜池一太(文2)7’59″20PB
④湯浅仁(経4)8’00″33PB
⑤柴田大地(文1)8’09″30PB
⑥小田切幹太(文1)8’09″58 PB
⑦伊東夢翔(経2)8’14″47 PB
⑧白川陽大(文2)8’16″26 PB
⑨伊東大翔(文4)8’18″81 PB
⑩山田俊輝(経4)8’25″44 PB

(記事:功刀萌恵 写真:二村沙羅、松本あゆみ、藤本佳野、要明里沙、功刀萌恵

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report