12月1日 日本体育大学健志台陸上競技場
舟津彰馬駅伝主将(経4)、眞田翼(商3)、石田光輝(文2)の3人が5000mに出場した。石田は2週間前の同記録会に引き続き2連続での自己ベスト更新、眞田主務も自身高3時以来3年ぶりの自己ベスト更新を果たした。また、舟津駅伝主将は終始落ち着いたレース運びを見せ13分台をマーク。箱根本戦に向け弾みをつける走りとなった。▲落ち着いたレース運びを見せた舟津
まず最初にスタートしたのは石田。集団の中ほどに付けレースを進めた。「もうちょっと早く3000mを入れたらよかった」と3000mを8分30秒少しで通過。その後はスピードを保ち自己ベストを約2秒上回るタイムでフィニッシュした。レースを重ねるごとに着実に成長を遂げている石田。「次の平成国際大記録会の5000mで関東インカレのA標準記録14分12秒を切りたい」と今後に向けての目標を語った。▲レース後半で前を追う石田
石田の自己ベスト更新に続き、眞田も気迫の走りで勢いに乗った。レース序盤から眞田は先頭集団に積極的に食らいつく。「2週間前は3000mから4000mで3分かかってしまったので、そこを我慢出来れば」(眞田)と、自身が課題に挙げた3000mから4000mの一番苦しいところで粘りの走りを見せた。ラストは持ち前のスピードを発揮し、ゴールラインを駆け抜けた。▲ラストスパートをかける眞田
眞田にとっては主務という忙しい仕事をこなしながらのレース。選手たちを裏でサポートしながらもベスト更新を果たした姿は、仲間たちにとっても刺激を与えたに違いない。「箱根でシードを取ったら出雲駅伝に出れて、そこの最短区間が5㌔ちょっとになるので、そこを目指すためにも今日は(タイムを)出したかった」。箱根でシード権をつかみ取り、眞田が出雲で走る姿を見られることに期待したい。
最終組には、舟津駅伝主将が世田谷ハーフ以来のレースに臨んだ。舟津はゆったりと落ち着いた走りで集団後方でペースを刻む。レース後半も苦しい表情は見せず、ピッチも落ちなかった。ラスト一周は時計を見てタイムを確認しペースアップ。13分台と好タイムでレースをまとめるも、ゴール後表情は崩さなかった。▲13分台でレースをまとめた舟津
舟津駅伝主将にとって、大学陸上生活で残すは箱根のみ。予選会で低調に終わった走りからの復活を果たす準備は整った。
◆大会結果◆
第41組
石田光輝(文2)14分17秒03 PB
第42組
眞田翼(商3)14分12秒90 PB
第44組
舟津彰馬(経4)13分55秒23
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部