2021年6月6日 デンカビッグスワンスタジアム
2021年日本グランプリシリーズ第9戦、デンカアスレチックスチャレンジカップ 2021が新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われ、山口直槻(法4)、金子魅玖人(商2)、山田俊輝(経2)の3名が出場した。
2組タイムレース決勝で行われた男子800mは、関東インカレ優勝の金子魅玖人(商2)が出場した。1周目はペースメーカーが引っ張り、50秒で通過。ハイペースで展開したレースに「1周目速く入るとは聞いていたが、ついていけなかった」と先頭集団から遅れをとった。連戦の影響もあったのだろうか。本来の爆発的な加速も影を潜め、組6位、全体10位の成績だった。
6月1日に木南記念(大阪)に出場し、中4日で迎えた今大会。「いつもは中2日で調整ができているので、今回なぜ調整がうまくいかなかったのかわからない。しっかり分析したい」と振り返った。「社会人や関東以外の学生と戦うとまだ勝負強さが足りない」と反省を口にしつつ、「3週間後の日本選手権では3位以内を目標に取り組みたい」とリベンジを誓った。
▲力走する金子
男子200mは山口直槻(法4)が出場。同組には藤光謙司(ニューネックス)や高瀬慧(富士通)らオリンピアンが名を連ねていた中、堂々の走りで最後は高瀬に競り勝ち、6位でフィニッシュした。
▲オリンピアンにも果敢に挑んだ山口
男子1500m決勝は山田俊輝(経2)が出場し、3分46秒70のシーズンベストを更新した。「感覚が悪い中でのシーズンベストはプラスに捉えています」と手応えをつかみながらも、「1つ前の集団の(3分)44秒台でまとめたかったです」と悔しさをにじませた。
この種目にはOBの舟津彰馬(九電工)や田母神一喜(阿見AC)、竹内大地(トーエネック)も出場し、先輩後輩対決が実現した。山田は表彰台に上がった舟津や田母神に対し、「強かったです」と力の差を認めながらも、「この大学で練習していれば、必ず強くなれるということを改めて実感しました」と中大での練習に自信を深め、次なる目標「日本選手権の決勝で戦う」ために決意を新たにした。
▲山田はシーズンベストを更新した
◆大会結果◆
男子800mタイムレース決勝
⑩金子魅玖人(商2) 1分51秒05
男子200m予選
2組(-0.8)
⑥山口直槻(法4) 21秒97
男子1500m決勝
⑭山田俊輝(経2) 3分46秒70
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部