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1点差に泣き惜しくも敗北。今春初の黒星を喫する―東都大学準硬式野球春季リーグ戦 対専大1回戦

2025年4月11日 スリーボンドベースボールパーク上柚木

帝京大に勝利し、勢いにのる中大は専大との一戦に挑む。安打は出るものの、なかなか点に繋がらず1点差で惜敗。専大との初戦を落とすという痛い敗北を喫した。

試合は初回に動く。先発の大山北斗(商4)が四球と安打で先制点を許すと、その後も安打とワイルドピッチでさらに1点を失う。大山らしくないピッチングとなった。初回2失点という内容に本人も「低めのストライクとかが全然取ってくれなかったので、甘めに投げたらパーンって全部に2本ぐらい行かれちゃって、そこからはキャッチャーがエラーしちゃって、その後にちょっと立ち直ろうと思ったんですけど、ダメでしたね」と話し、「もう次は負けたくないので、死ぬ気で抑えます!」と早くを前を向いた。

▲初回に失点はしたもののその後は好投を見せた大山

中大はその後3回にチャンスを作るもタッチアウトで得点は叶わず。代走を出すなど早い段階で切り札を使うもなかなか試合が動かず迎えた6回。その回の先頭打者の松浦祥真(経4)がセンター方向への安打を放つと続く吉井愛斗(経3)の進塁打で一死2塁と得点圏に走者を置く。続く岩井大和(経4)は空振り三振に倒れ、一打が欲しい場面で打席に立ったのは堀川琉空(文2)。堀川が4球目で打球を捉え、センター方向へ落ちる。その間にそうシャは帰還し、待望の初得点を挙げた。堀川は自身の適時打について「少ないチャンスをしっかり自分でものにできてよかった」と安どの表情を浮かべる。関東大会時からバッティングが光る堀川は「特にいいピッチャーになると、追い込まれると厳しくなるので、積極性を持ったバッティング意識してます」と意識していることを教えてくれた。

▲タイムリー二塁打を放ちポーズを決める堀川

点差が縮まらず迎えた9回。なかなか隙を見せない相手の投球の前に手が出ない中大打線。二死無走者で村田慶二(経3)に変わり出場したのは大森燦(商2)。大森は8球粘った後に安打を放つ。逆転を願う中大だったが岡部匡十(経3)が惜しくもゴロに倒れ、この春初めての敗北を喫した。

▲代打で出場し、安打を放った大森

小泉監督は「基本的にはもう力負けと。あとは気持ちですね。勝ちたいというか、なんとかしようっていう気持ちの差が出たかなとは。もうほんとに率直に感じましたね」とこの試合を振り返った。しかし、敗北をしたものの、大山は9回108球とコンパクトに相手打線をおさえた。また、若い世代が活躍するなど敗北の中でも明るい要素を見出せる試合となった。厳しい戦いがこれからも予想される春季リーグ。この敗北を糧にし、さらに強くなった準硬ナインを観れるのが楽しみだ。

 

◆試合結果◆

●中大 1-2 専大○

チーム 123 456 789 計

中 大 000 001 000|1

専 大 200 000 000|2

 

◆お知らせ◆
次戦は4月21日(月曜日)にスリーボンドベースボールパーク上柚木で行われる対東洋大戦第一回戦です。

(記事・写真:浅野詩多)

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