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「宿敵」日大を相手に大山が10奪三振&完封!村田も職人技が光り、破竹の6連勝!ー東都大学準硬式野球春季リーグ戦対日大 第1戦

2025年5月5日 東京都・スリーボンドベースボールパーク上柚木

2日前の専大との激闘を制し、ひとつの峠を越えた中大。新たな相手は「宿敵」と評される日大だ。試合は村田慶二(経3)が意表を突くスクイズで得点を呼び込み、先発の大山北斗(商4)は完投&完封で見事勝利を収めた。


試合は日大先発の赤岩と中大先発の大山による投手戦で進行する。赤岩が三者凡退に抑えれば大山も負けじと三者凡退に抑えるシーソーゲームが続き、中盤以降も互いに出塁こそするものの、得点に結びつけられない。

動きがあったのは7回表。一死から大森燦(商2)が四球を選んで出塁すると、中大は酒井尋如(経4)を代走に起用。直後の堀川琉空(文2)が中安打を放ち、一死一、三塁と好機を作る。ようやく訪れたチャンスの場面。「バントで行くぞって言われてたので、自分はバントに自信があるから、そこまで意識せずにやってやるぞって気持ちで打席に」立った村田は見事初球でスクイズを成功させ、酒井を帰還させた。「前にさえ転がれば酒井の足だったら帰れるっていうところは信じてたので、(中略)よく攻めてくれましたね」と監督も高評価の攻撃、待望の先制点にベンチは歓声に沸いた。

▲先制点を決めた村田を迎えるベンチ

なおも二死二塁で打席に立った岡部匡十(経3)も中適時打を放ち、追加点を演出。打った本人も「難しい展開の中で、追加点を取る一打を打つことができた」と好感触。この回打者6人の猛攻で2-0と試合の流れを呼び込んだ。

▲この日2つの盗塁を阻止した岡部

味方の援護を受けた大山はさらにギアを上げ、日大に一度も三塁を踏ませることなく抑え続けて完投、完封勝ちを収めた。1回から各回で三振を積み上げ、10奪三振を記録した。専大戦から中1日という過密スケジュールでの登板だったが「だいぶ上出来の内容で、よく自分でも投げれたなって思います」と手ごたえを感じていた。

▲10奪三振を記録し投げ合いを制した大山

ロースコアゲームを制した中大。「勝ちたいという気持ち、野球の神様が微笑んでくれてそこは安心してますね」と小泉監督も安どの表情を浮かべた。またこの試合大山の奪三振を除く17アウトのうち5つがショート村田による守備だった。好守備の要因について「守備はもう練習で一番意識高くやってて。しっかりまず取ってから送球っていうのを粘り強くやるってことを意識してます」と口にした。

 

過熱するリーグ戦の優勝争い。試合を決めたのは村田の犠打だった。決して「気持ちのいい」得点とは言えないが、この「泥臭さ」が中大の最大の強みである。今後も中大らしさを体現し、優勝をたぐり寄せてほしい。

 

◆試合結果◆
〇中大 2-0 日大●

チーム 123 456 789 計

中 大 000 000 200|2

日 大 000 000 000|0

 

◆お知らせ◆
次戦は5月8日(木曜日)にスリーボンドスタジアム八王子で行われる対日大戦です。

(記事:大日方惠和 写真:浅野詩多)

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