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女子は見事2連勝、男子も今季初勝利を飾るー秋季関東学生卓球リーグ戦

9月2日 秋季関東学生卓球リーグ戦 代々木第二体育館 

秋季リーグ2戦目。女子は大正大、男子は筑波大と対戦した。

リーグ戦二日目、女子は大正大と対戦した。1番手にはエース枝廣愛(商2)が登場。第1セットでは2点を先制しその後同点になるも、続けて4点を奪うと、その後もリードしながら6点差で第1セットを勝利し、第2セットでも序盤から攻めの姿勢で点差をつけて勝利。第3セット前半は一進一退で点差が開かないまま進むと思われたが、その後7点目からは一気に5点を奪い相手を寄せつけないプレーで勝利。3ー0で最初のゲームを勝利し、中大に流れがうまれた。
2番手を任されたのは川北帆香(経3)。第1セットでは3点を先制し、勢いそのままに勝利。ところが第2セットでは相手に先制されると、なかなか流れをつかむことが出来ず、拮抗したまま戦いが続き、終盤は9-10になるも加えて1点をとられてしまい、デュースに持ち込むことができず第2セット終了。第3セットでは流れを取り戻し、終盤9-9の場面でも相手に点を許さず、その後2点連続で取得し第3セット勝利。第4セットは拮抗したまま試合が続くも、粘りの姿勢で10ー8に持ち込み、相手に点を許さないまま勝利し3ー1で勝利。試合後、川北は「バックハンドで点取れたので練習の成果出てきているかなって思います。でも今日はその分フォアハンド少し調子悪かったので修正したいです」と試合を振り返り、「所沢なんかは試合ない間練習とかできるので調整しやすいなと個人的に思います。また所沢でも頑張ります」と次の試合への意気込みを述べた。
3番手には香取位圭(文2)が登場した。第1セット先制するも、苦手な団体戦で緊張してしまい、思うように足を動かせずミスが続き、続けて2セット落としてしまう。第3セットの間にはベンチメンバーからの「笑顔でやろう」という声掛けもあり、勢いを取り戻し終盤には5点連続で奪取し、第3セット目勝利。第4セット目も勢いそのままに中盤までに4点差をつける。その後一進一退のまま試合が進みデュースに持ち込まれてしまうも、何とか逃げ切り第3セット目勝利。第5セットも先制点を取得したまま、連続で4点を奪うと終盤相手の追い上げもありながら11―8決着をつけ、3-2で勝利をおさめる。「とりあえず笑顔で足をとにかく動かして泥臭くプレーしようってやったらいつもどおりの実力が出せた。団体戦だと考えすぎてしまってネガティブになってしまって焦ってしまう。」と香取は試合を振り返り、反省点と今後の課題を述べた。


劇的勝利を挙げた香取
続くダブルスでは互角の場面もみられ、1セット相手に許すも、工藤・枝廣ペアの圧倒的なチームワークで相手を寄せ付けず終盤に畳みかけて勝利し、2日連続4ー0のストレートで中大が勝利した。

 

男子は前日の初戦を落とし黒星スタート、なんとしても勝ちたい第2戦は筑波大と対戦した。1番手には明大戦で2020年日本一にも輝いた宇田幸也に勝利した前出陸杜(商1)が登場、勝ちが期待されたが終始流れをつかむことができず、セットカウント1-3で敗れた。苦しいスタートになったが流れを変えたのは今季初出場となった中田泰成(文2)だった。第1セットを11-4と快勝すると、圧巻だったのは第2セット、互いに追いつき追い越しを繰り返す手に汗握る展開が続きスコアは20ポイントにまで到達、最終的に中田が22-20で勝ち切り2セットを連取した、勢いづいた中田はそのまま第3セットも取り切り見事ストレート勝利を飾った。試合後中田は「春は怪我で試合に出ることができなかったので悔しい思いをしたんですけど、準備だけはいつでも出れるように続けてきたのでその成果が出たので良かったです」と今季初ゲームを振り返った。


今季初出場ながらストレート勝利を飾った中田

第3ゲーム、主将の坂田修(経4)が終始相手を圧倒する内容で難なく勝ち切りここで中大がリードすることに成功する。第4ゲームのダブルスを落としてしまうが、続く第5ゲーム1年生の青山貴洋(文1)が勝ち切り1勝目にリーチを掛けた。しかし第6ゲームを接戦の末に菊池慎の展開が続き、試合は第最終セットにまで及ぶ。第7セット、立ち上がり相手のペースに翻弄され0-5と追い込まれてしまう。この場面を谷本は「頭の中が真っ白になってほんとに吐きそうになりました。点の取り方も分からなくなって感覚掴むまでに時間がかかりました」と当時の状況を振り返った。ピンチを迎えた谷本だったが、1点取り返すと冷静になることができ段々と感覚を取り戻していったという。後半は谷本が主導権を握り、徐々に点差をつけていき11-7で見事勝利、最後の1点が決まった時には安堵の表情を浮かべた。試合後谷本は「今日はメンバー表出た時点で、中田と俺らで絶対に2勝しようって言ってて、第2ゲームで中田が勝ったんで自分も絶対に勝つという気持ちを持つことができました。2年生二人で頑張ってこうってのもよく話してるので実現できて良かったです」と語り、谷本と中田の熱い絆が垣間見える好ゲームとなった。

次戦は明日所沢市民体育館にて男子は日本大学、専修大学と、女子は日本大学、早稲田大学と対戦します。

(記事:山﨑あきこ、小野祐司)