• Twitter
  • facebook
  • instagram

法大に辛勝!相手の猛追を振り切る―関東大学アイスホッケーリーグ戦2巡目 対法大 

10月13日 ダイドードリンコアイスアリーナ

 

いよいよリーグ2巡目の初戦を迎えた。対戦相手は法大。1巡目の同大との試合では6ー0でストレート勝ちを収めた。今試合でも、中大は第1ピリオド序盤に2点を先制し、好調なスタートかに見えた。しかしその後法大に1点を許し、第2ピリオドでも追加点を許して、とうとう同点に追い付かれてしまう。そんな中、鈴木創士(総2)のシュートしたパックが見事にゴールを突き刺し、3-2と再びリード。相手の果敢なシュートにも、キーパー合田聖(経4)が好セーブを見せ、なんとか勝ち点3をもぎ取った。

得点に喜び抱き合う選手たち

 

〈第1ピリオド〉

開始1分。「ちょうどパックが来てチャンスができた」と、徳光陸(文3)が矢島翔吾(総2)と植森脩太郎(法4)のつないだパックをゴールに押し込み、中大に先制点をもたらす。その後も中大優位に試合は進み、8分には嶋貫一真(法2)が2点目を決め、法大を突き放した。幸先の良いスタートを切ったかのように見えたが、相手の攻撃の手も次第に強まっていく。両者の激しい攻防戦は続き、迎えた第1ピリオド終盤の19分。ペナルティにより中大が1人少ない状態の中で、とうとう相手に1点を奪われてしまう。そのまま第1ピリオドを2-1で終えた。

 

〈第2ピリオド〉

相手の勢いを止め、追加点がほしい中大。しかし、法大の攻撃はさらに加速する。このセットのシュート数は11-27と主導権は完全に相手のものに。幾度の危機もキーパー合田の好セーブでなんとか耐えていたが、第2ピリオド開始から10分、とうとう相手に隙をつかれて点を与えてしまう。同点に追いつかれ焦る中大は「メンタルコンディションが悪い選手もいた」(八戸監督)ものの、これまで通り必死にゴールを狙う。植森からのパスで矢島翔吾(総2)がシュートをする。これは惜しくもゴールの外に当たったが、徐々に中大はペースを取り戻していく。第2ピリオド残り3分。阿部翼主将(総4)からのパスを受け取った鈴木は、相手を一切寄せ付けずにパックを運ぶと、最後は豪快にゴール。同点に追いつかれ、厳しい時間が続いた第2ピリオドだったが、このゴールで再びリードし、3-2で最終ピリオドへとつなげた。

▲3点目を決めた鈴木

 

〈第3ピリオド〉

3-2の1点リードで迎えた最終ピリオド。ここから20分間で守りきるだけでなく、リードを広げたい中大は、序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。チャンスも多く作っていたが、相手のディフェンスに引っ掛かり、なかなか得点に結びつかない。さらに法大の果敢な攻撃も加わったことで、再び守り中心となる。キーパー合田の好セーブが光り、相手に追加点を与えないまま最終セットは終了。中大は、1点のリードを守りきり3-2で勝利を掴んだ。

パックを運ぶ矢島

 

1点のリードを守りぬき、2巡目の初戦を勝利で収めた中大。一時は法大に同点に追いつかれ、「雰囲気も悪かった」(八戸監督)ものの、初戦で勝ち点3を取ったのは、大きな成果だ。「明日以降もっと良い雰囲気にしないと難しい試合になってくる」(徳光)と課題は残るが、勝負はこれから。「一戦も落としてはいけない状況に置かれているので、ここからは全勝」(阿部主将)と意気込みも十分。これからの活躍に目が離せない。

 

試合結果

○中大3(2-1,1-1,0-0)2法大●

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部