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塩川7位入賞!短距離陣も確実に予選突破決めるー日本学生陸上競技対校選手権大会3日目

9月14日 岐阜メモリアルセンター長良川競技場

全日本インカレも後半戦に突入した。200mやマイルリレー、中距離の格闘技と呼ばれる800mなど多くの予選が行われた。選手たちそれぞれは明確な目標を持って試合に臨んだ。

800mでは福岡葉平(経4)が予選を勝ち上がり準決勝進出を決めた。「最後のインカレ、とにかく勝つことを意識して走った」と福岡は準決勝でも序盤から積極的なレースを見せた。しかしラストの直線で懸命に前を追うもあとあと一歩及ばず4位でフィニッシュ。決勝進出とはならなかった。一般生として入部した福岡。様々な試練を乗り越え、箱根挑戦を決めた田母神一喜(法)からも想いを託され今大会に挑んでいた。「結果を残せなかったのは申し訳ない。でも入部したときから想像できないぐらい成長できた」と自身の4年間を振り返り今大会を終えた。

▲懸命に前を追う福岡

200m予選には4継メンバーである飯塚拓巳(法3)、染谷佳大(法3)、宮城辰郎(理工4)の3人が出場。全員が危なげなく予選突破を決めた。昨日のリレーでの悔しい結果から切り替えて、3人は力強い走りを見せた。3人全員決勝進出、表彰台なるか。今日の200m準決勝、決勝の走りに期待が高まる。

▲好走を見せた宮城

3日目に中大に得点をもたらしたのは、やり投げに出場した投てきブロック長の塩川航平(理工4)だ。1投目で70mを超える投てきを見せると、5投目で記録を伸ばし全日本インカレで自身初めての入賞を果たした。「関東インカレから助走を変えたんですけど今回はうまくいかず投げのバランスが崩れてしまった」と悔しさを見せた塩川だが、4年生の意地を見せ堂々の入賞。「1、2、3年と結果を残せませんでしたが4年生で関カレ2位、今回7位と結果を出せてメンタル面では成長できたかなと思います」(塩川)と学生最後の大会を笑顔で振り返った。

▲思い切りやりを投げる塩川

「マイルで取り返す」(堀場廉・商3)と4継の悔しさを晴らすべく試合に臨んだ中大マイル陣。レースは序盤から他大を追いかける展開となった。「前半飛ばす予定だったが周りの力も強くうまくいかなかった」(藤堂誉志・経3)と、当初中大が思い描いていたレースとは異なる展開となった。結果はまさかの4位でフィニッシュ。マイルは各組1着とタイムで上位3校が選ばれるため、中大の予選突破に黄色信号が灯った。しかしなんとかタイムで拾われ決勝進出を決めた。関カレで表彰台に上っているだけに、全カレでも表彰台に上ることはできるか。マイルメンバーたちの走りに期待がかかる。▲ラストスパートをかける藤堂

いよいよ今日がインカレ最終日。中大からは200mとマイルリレーに出場する。選手たちは最後にどんな走りを見せるのだろうか。中大陸上部の活躍に期待したい。

◆大会結果◆

800㍍予選

2組③福岡葉平(経4)1分51秒84
4組⑦鳥居風樹(法1)1分55秒29

800㍍準決勝

2組④福岡葉平(経4)1分52秒62

200㍍予選

1組②飯塚拓巳(法3)21秒38(-0.1)
5組①染谷佳大(法3)20秒99(-0.1)
6組①宮城辰郎(理工4)21秒05(+0.4)

男子やり投げ決勝

⑦塩川航平(理工4)70m97

4×400mR予選

3組④中大(倉田信太郎・法2→堀場廉・商3→船越翔太・商3→藤堂誉志・経3)3分8秒48

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部