関東大学TOP8第5節目。中大の相手は春リーグで劣勢を強いられた日体大だ。オフェンス陣、ディフェンス陣ともに存在感を発揮し白熱する試合となった。
▲チームにチャンスをもたらす走りをみせる大津
中大はこの日押しも押されもせぬプレーで勝利した。第1Q、スピードが売りのRB大津一輝(文3)が自陣から敵陣へと切り込んでいき、チャンスを作っていく。それに続きTE川瀬拓哉(文4)がパスキャッチを成功させ先制TD。しっかりとチャンスをものにした。
▲宙に舞うボールを捕ろうとする両チーム
ギャンブルされ流れが日体大へと傾きそうになった。しかし、直後に日体大オフェンス陣がファンブルしてしまう。転がるボールを中大はすかさずファンブルリカバーしターンオーバーに持ち込む。日体大のミスを突いたプレーで再び流れを中大へと戻した。
WR平出敬太郎(経4)がエンドゾーン内でボールをキャッチし更に追加点を獲得し14-0に。オフェンス陣に負けずとディフェンス陣も存在感を発揮し、日体大のオフェンス陣を抑え込んだ。
▲日体大オフェンス陣を抑え込む中大ディフェンス陣
第2Q中盤、ここまでPATを全て成功させ、キックに定評のあるK渡邊峻一(商2)がFGを決め更に日体大を突き放す。残り時間約1分30秒、QB西澤慧介(商1)から放たれる絶妙なパスがWR岡崎光太郎(文3)の腕にきっちりと収まりTD成功。26-0で大きくリードし前半戦は終了した。
▲残り時間わずか、気合いを入れ直すラクーンズ
後半戦、中大は前半の流れを崩さぬよう攻めたプレーで試合を展開していく。順調にダウン更新していき29-0で日体大に点を与えることなく迎えた第4Q。開始早々RB高橋司(商4)がTD成功。高橋の好プレーに続き、QB小島大地(経1)から放たれるパスをWR小坂恒介(商4)がしっかりキャッチしTD。43-0と日体大を大きく突き放した。このまま点を与えず勝利したい中大。残り時間わずか、捨て身で向かってくる日大に隙が生まれたのかTDを許してしまい43―6に。パス攻撃で攻めてくる日体大。残り3秒の場面で再びTDパスを決められ追加点を与えてしまい試合は終了。無得点に抑えることは出来なかったが43-12で点差を守り切った。
次戦は最終節でもある東大との対決だ。ここまで3勝3敗の中大。この連勝の勢いに乗り、最後は白星を飾りたい。
▼試合結果
○中大43(7-0、19-0、3-0、14-12)日体大●
次戦は11月10日、横浜スタジアムにて東大との戦いです。ぜひ会場に足をお運びください!
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部