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ついに開幕も、晴れ間の見えぬリーグ初戦ー関東学生大学アメリカンフットボールリーグ戦対東大

10月17日 アミノバイタルフィールド

 

 

新型コロナウイルス、そして台風19号の影響により、10月17日にいよいよ開幕したアメリカンフットボール秋季リーグ戦。
9月下旬に行われた記者会見で、須永ヘッドコーチは「今シーズンはウイルスの情報が錯綜している中でのチームとしての対応にすごく苦労した。その中でも部員や関係者のコンディションを最優先に活動してきている。リーグ戦に関しては中大らしくひたむきに最後までやり切れるところを皆さんにお見せできれば」と語った。
10月らしからぬ気温と雨の中開幕した初戦は、中大にとって幸先のいいスタートとはならなかった。

試合開始直後、先攻となった中大は9番伊藤圭吾(商4)へのパスの成功で18ydのロングゲインを獲得し弾みをつける。8番小島大地(経2)のランでフレッシュを獲得し4回の攻撃権が与えられたものの、チャンスを生かせず攻守交替。続く東大の攻撃では相手の75番のキックを許し0-3と先制点を挙げられてしまう。ここで引き下がらないのがRACCOONSだ。28番のルーキー北原健作(経1)がランで15ydのナイスゲイン。その数分後に再び北原が8ydゲインを立て続けに決め、勢いをつけて第1クォーター終了となった。

北原の作った流れで第2クォーターは良い滑り出しとなった。抜け出した4番岡崎光太郎(文4)へのパスが成功し、そのままタッチダウン。さらに0番のキックもきっちりと決め、点差は7-3とリードした。その後両チーム一進一退の攻防戦が繰り広げられるが、得点には結びつかず、序盤の点差のまま試合を折り返した。

 

▲タッチダウンを狙って駆け抜ける北原

 

雨足が強くなり選手たちにも疲れが見えてきた後半戦。自陣から3番大津一輝(文4)が中央を突破しファーストダウンを獲得すると、3番大津へのスクリーンパスを試みるも相手のタックルによりノーゲイン。その後の東大の攻撃にも鉄壁のディフェンスで対応し、試合は動かないまま第4クォーターへと突入した。

 

▲雨の中プレーする選手たち

 

ここまで順調に見えた中大だったが、東大の逆襲が始まる。第4クォーター開始直後から東大の度重なる攻撃に、守備陣はじわじわと自陣へ押され、ついにはタッチダウンを許してしまう。続くキックも成功され、残り時間10分を切ったところで7-10と3点ビハインドに転じてしまった。その後キッカーの0番渡邉峻一(商3)がFGを狙うも失敗。3回のタイムアウトを重ねるが、降りしきる雨と同様に晴れ間の見えぬまま、リーグ開幕戦は黒星で幕を閉じた。

 

主将の樋口は今試合を振り返って「自分達の実力不足に他なりません。課題は多くありますが、一つ一つ着実に成長していきます。応援宜しくお願いします。」とコメント。黒星スタートとなったもののリーグ戦は開幕したばかりだ。今試合タッチダウンを決めた岡崎も、「自分の活躍とオフェンスの得点がもっと必要です。2週間緊張感高めて取り組み、日大戦必ず勝ちます。」と語った通り、オフェンス陣の活躍に期待がかかる。