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「攻め」の姿勢崩さず、大量得点で快勝!ー関東学生大学アメリカンフットボールリーグ第3節対桜美林大戦

2022年10月9日 アミノバイタルフィールド

ここまで1勝1敗で迎えた中大ラクーンズが迎える相手は桜美林大。この日は、主力であるRB北原健作(経3=佼成学園)が復帰したこともあり、チームは好調。第2Qで勝ち越すと、第3、第4Qでも得点を重ね、59ー7と大勝した。

52ー7と大勝した中大ラクーンズ

第1Q、桜美林大に先制を許すものの怪我から復帰し、今秋初出場となるRB北原がTDを決め同点に追いつく。「初プレーでミスをしてしまいましたが、それでスイッチが入りそこからはミスなく立て直せたので良かったです」と、気持ちを切り替え、復帰初戦でいきなり魅せた。

▲復帰初戦でさすがの活躍を見せるRB北原

第2Q、中大ラクーンズが牙を剥き始める。QB西澤慧介(商4=中央大学附属)のパスがWR加島和樹(経2=鎌倉学園)WR松岡大聖(法1=県立横浜栄)へとつながりTD。指先まで意識を研ぎ澄ますことを意識しているという西澤の正確なパスとWR松岡らの球際の強さが得点に結びついた。21ー7とリードし前半を折り返す。

▲正確なパスで攻撃の起点をつくるQB西澤

第3Q、序盤2分30秒には、RB北原が桜美林大ディフェンス陣を文字通り飛び超えてTDを奪い、勢いを加速させると、ここから1年生のLB山岸亮伽(法1=鎌倉学園)が活躍を見せる。4分には、LB山岸の「アメフト人生初」というリカバーTDを決める。さらに7分には、同じく「アメフト人生初」というインターセプトを決めると、攻撃が繋がり、西澤のパスからWR熊澤翼(商4=鎌倉学園)がTDを決めた。「学生アメフト人生初のリカバータッチダウンとインターセプトに純粋な嬉しさを感じました」と山岸。獅子奮迅の働きで、チームに貢献した。

リカバーTDを決めたLB山岸

第4Qも順調に得点を重ねる中大ラクーンズ。8分台には、LB梶川心(商4=中央大学附属)がインターセプトを決め、そのまま駆け抜けてTDを奪う好プレーを見せた。最終的には59-7で大勝し、1次リーグ2勝目をあげた。

次の早大戦は中大ラクーンズにとって大事な1戦だ。QB西澤は「次節の早稲田戦は2022年ラクーンズの運命を分ける試合です。直前まで準備を怠らず、最初から最後まで圧倒し続けます」と気合十分。一次リーグ最終節は、勝利で飾りニ次リーグへと挑みたい。

ディフェンス陣も奮闘、桜美林大に7点しか許さなかった

◆試合結果◆

〇中央大学RACCOONS 59ー7●桜美林大学THREENAILSCROWNS

7  1Q  7

21  2Q  7

42  Q  7

59      Q  7

◆選手からのコメント◆

QB・西澤慧介(商4=中央大学附属)
①試合を振り返って

課題であった得点力という面では手応えの感じられる試合だったと思います。要所での細かいミスを徹底的になくすことが次のステップだと感じています。

②精度の高いパスを生み出す秘訣、意識している部分

まだまだ改善すべき点は多いですが、今シーズンは特にレシーバーに助けられている部分が多いと思います。意識していることは、指先まで意識を研ぎ澄ますことです。

③最終戦に向けて

次節の早稲田戦は2022年ラクーンズの運命を分ける試合です。直前まで準備を怠らず、最初から最後まで圧倒し続けます。

RB・北原健作(経3=佼成学園)

①試合を振り返って

今シーズン初のRBとして出場して初プレーでミスをしてしまったが、それでスイッチが入りそこからはミスなく立て直せたので良かったです。

②RBとしてディフェンスとの1対1に勝つために意識する部分

相手をよく見て当たりに行くか躱わすかをすぐに判断する事。

③最終戦に向けて

日本一に向けての大事な一戦で簡単には勝たせてくれる相手では無いので準備を怠らずチーム一丸となって勝利を掴みます。

LB・山岸亮伽(法1=鎌倉学園)

①試合を振り返って

負ければ2次リーグ進出が消滅してしまうというプレッシャーに加えて、1年生として先輩の足を引っ張れないという不安もある中で、今まで桜美林戦に向けて練習してきたことが発揮できた試合でした。
②リカバーTDとインターセプトを決めた心境

デフェンスチーム全体の課題であったフィニッシュをやりきるという面で達成感を覚え、自身の学生アメフト人生初のリカバータッチダウンとインターセプトに純粋な嬉しさを感じました。また、チームに直接貢献できたという誇りを感じました。

③最終戦に向けて

次節の相手である早稲田大学は今まで私が戦ってきた相手の中で、最もレベルの高いチームだと思っています。しかしながら、練習時間が限られていて、そんな中でクオリティの高いフットボールが求められます。だからこそ、早稲田戦で絶対に勝利するためには、この1週間はアメフトにかけるという強い志を持って取り組んでいきたいです。

(記事:竹内賢心、写真:高梨晃世、提供・Photo by Ken Matsubayashi)

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