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2021ルーキー特集3・「地元の区間で箱根駅伝を走って、結果で恩返ししたい」

新時代を築けるか─。今年度、陸上競技部長距離ブロックに入部した選手は11人。今回の特集では夏を迎え、1年目の折り返し地点に立つ彼らにインタビュー。前期の振り返りや今後の目標について話を聞いた。(聞き手、構成:杉浦瑛俊)

第1回 阿部・浦田・川田・桑原はこちら
第2回 佐野・東海林・中野倫・矢萩はこちら
第3回 山口大輔(文1)山平怜生(法1)高沼一颯(経1)

プロフィールの見方
名前(ふりがな)(①学部 ②出身校 ③自己ベスト)


◆山口大輔(やまぐち・だいすけ)
(①文学部②藤沢翔陵高③5000m:14分15秒37)


(写真提供・陸上競技部)

──前期を振り返って
入学前からの故障が長引いてしまい、その中で同期がベストを更新し、活躍していて、うれしい気持ちもありましたけど、ベストを出すことができていない、試合に出ることができていない自分が悔しくて、気持ちの面がすごく弱かったです。ですが、友人に相談して気持ちの面で強くなるきっかけをもらえ、目標通り5000mと3000mのベストを更新し、ユニフォームの基準を達成することができました。

──ユニフォーム基準の達成が、自身の上半期としては大きいですか
そうですね。あと組1着というのが、デビュー戦の東海大記録会(6月19日)と次の日体大記録会(7月3日)と続けてこだわって達成できて、中大っていうのをしっかりアピールできたのではないかと思います。でも、あくまでも次の目標達成に向けての通過点であるので、日々精進していきたいと考えています。

──7月の中大記録会では3000mを走り自己ベストを記録しましたが
結構ハードなスケジュールの中で、あのような記録(8分14秒12)を出せたことは自分にとって夏に向けて弾みをつけるきっかけにもなったと思います。

──夏の取り組みと課題
いま取り組んでいることとしては、自分の持ち味がラストスパートなので、そこを伸ばしていくために流しを多めに入れたり、長めにとったりしていることと、課題は中盤少し失速することがあるので、その中盤の中だるみがないようにしっかり距離を踏むことを取り組んでいます。

──直近の目標
10000mをまだ走ったことがないので、しっかり記録を出すことと、夏までに積み重ねてきた練習やレースを生かすとともに持ち味であるラストスパートをさらに強化して、ラストは誰にも負けないような選手になりたいと思います。

──4年間の目標
地元が神奈川県の小田原市なので、やっぱり地元の区間で箱根駅伝を走って、今まで支えてくれた人に結果で恩返しできるような選手になることが目標です。

◆山平怜生(やまひら・れい)
(①法学部②仙台育英高③5000m:14分4秒18 10000m:29分47秒09)

──前期を振り返って
大学入学してから、けがなくコンスタントに練習できていたのですが、大会や記録会の結果が良い時もあれば悪い時もあり、波があって。そこが大学に入ってから苦労している部分です。

──主要大会を経験してみて
1年目からU20とか大きな大会に、結果はどうであれ参加できたということは、これからの陸上人生においてとてもプラスになる経験だったと思います。

──夏の取り組みと課題
夏は距離をたくさん積むということを目標にしていて、あとは上半身の強化、ウエイトトレーニングなどに力を入れています。課題は、暑さに苦手意識があることで、そこを克服するために今、試行錯誤しながら練習に取り組んでいます。

──これから駅伝やロードで長い距離のレースもあると思いますが
ロードの大会だと距離が増えて20Kmとかハーフの距離を走っていかないといけなく、暑い時にどれだけ走れるかが大事になってくると思うので、走る前の暑さ対策とか小さなことに気を配っていきたいです。

──直近の目標と4年間の目標は
秋の記録会で、5000mで13分台を出したいのと、箱根駅伝に1年目から出場したいと思っています。4年間の目標は、箱根駅伝優勝と個人で区間賞を取ることです。

◆高沼一颯(たかぬま・かずさ)
(①経済学部②藤枝明誠高③5000m:14分30秒45 10000m:30分23秒20)

──前期を振り返って
自分は一般生ですが、入部当初から入寮し他の1年生と同じ条件で練習を始めることができたので、いいスタートを切れたと思います。また、大学に入って10000mに初めて挑戦して、最初に自分でも満足できる結果が得ることができたので良かったと思います。練習は高校と比べてとても増えて大変でしたが、先輩や仲間の力を借りてついていくことができたので良かったと思います。

──スポーツ推薦の選手達を見て自身が感じる違いはどういうところですか
持ちタイムでいうとやっぱり速い選手ばかりなので、スピード面で違いを少し感じるところはありますし、練習での強さという部分でも自分よりも高いところにいる選手が多いので、その選手達についていけるようにならないといけないと思っています。

──夏の取り組みと課題
自分の課題である、苦しくなってから粘るということを意識して練習に取り組んでいて、高校の時と違って、筋力トレーニングにも重点的に取り組むようにしています。

──直近の目標
長い距離にもっと強くなっていきたいので、まずは10000mで30分を切るというのを目標にしていて、いずれはハーフもしっかり走れるようになりたいと思っています。

──4年間の目標
やっぱり、箱根駅伝に出場することが一番の目標なので、そこを目標に頑張っています。

※取材は8月23日、25日にオンラインで行いました

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