5月25日 相模原ギオンスタジアム
連日の暑い日差しの中行われた関東インカレ3日目。予選種目を中心にレースが行われ、次のステージに駒を進めるべく本日も熱い戦いが繰り広げられた。
▲大きな声援で選手を後押しするチーム中大
800㍍予選には、田母神一喜主将(法4)、福岡葉平(経4)、上野雄大(商4)の3名が出場。福岡、上野は終盤追い上げを見せたが、惜しくも準決勝に駒を進めることができなかった。昨年、8位と悔しい結果に終わりリベンジを果たしたい田母神主将。序盤から中盤にかけては、集団の中心部で安定した走りをし、ホームストレートでラストスパートをかけ1組2位でゴール。予選を危なげなく突破した。
予選後に行われた800㍍準決勝で、田母神は「ペースが速くて苦しいレースだった」と振り返る。同日に2レースを走り抜くという疲労が回復しない中でのレースだったが、「最後は我慢して、我慢して1着」と話すように、田母神の粘り強さが1着を勝ち取った。明日の決勝に向けて「タイムは気にせずしっかり優勝して終えたい」と最後の関東インカレ、有終の美を飾る準備は万全だ。
▲ラストスパートをかける田母神主将
3000㍍SC予選には、萩原璃来(法3)が出場した。序盤から好調な走りで、中盤から先頭集団に。3名で構成された先頭集団はそのままゴールへと向かう。ベストタイムには一歩届かなかったが3位でフィニッシュし、明日の決勝出場を決めた。
▲障害物を飛び越える萩原
400㍍H予選には、平村太幹(商4)が出場。良いスタートを切って上位争いに食い込む。終盤も粘りのある走りを見せたが一歩及ばず、4位という結果で惜しくも予選を突破することができなかった。
200㍍予選には、山口直規(法2)と染谷佳大(法3)が出場した。山口は自身の自己ベストをたたき出したが、ハイレベルなレースとなり3位でゴール。1組2着までが準決勝に進むことができるが、好タイムだったため、山口は準決勝の舞台へ駒を進めることに成功した。染谷は圧巻のスピードで頭一つ抜け出し、最後は周りを確認するほどの余裕を見せ、1位でフィニッシュ。「予選なのでフォームの確認や調整をした」と話し、確実に準決勝進出を決めた。
4×400㍍R予選には、野田大河(商2)、堀場廉(商3)、飯塚拓巳(法3)、藤堂誉志(経3)の布陣で臨んだ。1、2走で少し遅れを取るも、3走の飯塚と4走藤堂で巻き返す。最後のホームストレートでは選手たちが横並びになり、どの大学が1位になるか予想できない展開に。観客席からの歓声が響く中、1位を勝ち取ったのは法大。2位でゴールした東洋大が失格となり、3位の中大は2位に浮上。惜しくも2位だったが、明日の決勝進出が決定した。
▲1走の野田からバトンを受け取り、勢いよく走っていく堀場
怒涛の3日間を終え、明日は関東インカレ最終日。注目競技の決勝が続く日程だ。最後の力を振り絞り、最終日を笑顔で終えたい。
◆大会結果◆
800㍍予選
1組②田母神 1分54秒37
2組⑤福岡 1分55秒05
4組⑥上野 1分54秒05
棒高跳び決勝
吉村拓真(経4)記録なし
3000㍍SC予選
1組③萩原 9分01秒48
400㍍H予選
1組④平村 52秒51
200㍍予選
2組③山口 20秒90
3組①染谷 20秒97
5組DNS高木
4×400㍍R予選
②中大(野田→堀場→飯塚→藤堂 3分9秒39)
10000mW決勝
⑰平岡昌敏(1)45分40秒24
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部