2025年3月29日 日本体育大学横浜・健志台キャンパス
3月29日、健志台。雨が降りしきる中、今年度最後の日本体育大学長距離競技会が行われた。中大からは三浦彰太(文2)が10000m2組に出走した。
三浦は集団の中ほどからスタートした。早々に縦長の集団が形成されるも、依然として集団の中ほどでレースを進めた。「あわよくば組トップを」と意気込んでレースに臨んだ三浦。徐々に前方へ詰め、先頭集団でレースを展開した。ラストは先頭から離れたものの、29分34秒46でまとめ上げ、自己ベストを10秒ほど更新した。三浦はレースを振り返って「自己ベストではあったがもったいない部分もあったので悔しい結果になった」と納得はしていない様子。山本亮コーチも「非常にもったいないレースをしたなと。急にきつくなったのかと思って聞いたら『手堅くいこうとしすぎて守りすぎた』ということだった」と今レースの反省点を挙げた。しかしながら「とはいえ、狙ってまとめるレースができたので成長はしている。より挑戦的な思いを持てるような練習を積ませてやれたら」と三浦を労うとともに今後への期待を話した。三浦のトラックシーズンの目標は、優勝すべきチームにふさわしいタイムを出すこと。「(10000mで)28分30秒台、(5000mで)13分台を出したい」と力を込めた。
▲自己ベストを更新した三浦
2024年度の記録会は三浦の自己ベスト更新で締めくくる形となった。全体としての来年度の取り組みについて山本コーチは「上位層は世界陸上だったりを狙っていくところになると思うが、そこだけ頑張ればいいのではなく、中間から下にいる人間がどれだけ突き上げられるか。去年の自分、ひと月前の自分を超えていくという風に続けていければ」と力強くも穏やかな口調で語った。
これからさらに本格化していくトラックシーズン。自分を超える選手らの挑戦に今後も目が離せない。
◆試合結果◆
⑥ 三浦彰太(文2) 29分34秒46 PB
(記事、写真:大畠栞里)
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