2021年12月5日 会場非公開
スタメン
17MB 澤田晶(総1)
18OP 山﨑真裕(総1)
3WS 鍬田憲伸(法4)
4S 伊藤洸貴(経4)
8WS 佐藤篤裕(法3)
11WS 藤原直也(経2)
16Li 山本涼(経2)
前日早大に敗北した中大は気持ちを切り替えて、3 位決定戦で筑波大と対戦。5セット目までもつれ込んだ激戦を制し、3位入賞を果たした。目標の日本一には届かなかったものの「最後に勝って終われてよかった。」(山岸隼主将・法4)と安堵した様子だった。
第1セット、序盤から順調な滑り出しに成功。ミスが続く場面もあったが終始のびのびとした様子で試合が進んだ。中盤以降も大きく崩れることはなく堅実にポイントを重ね、25―23。1セット目を取りきった。
▲お互いを鼓舞する選手たち
続く第2セット、第1セットとは打って変わって苦しい立ち上がりに。その後も点差は詰まることなく、セットポイントではレシーブから崩され、なんとか立て直すも相手のアタッカーに沈められてしまい、21−25で第2セットを奪われた。
流れを取り戻したい第3セット。攻撃力の高いサーブやスパイクが得点に繋がり中大の勢いが止まらない。中盤以降も浮足立つことなく、3連続得点を繰り返し、確実に点差をつけて25−22でセットを取り返した。
その後の第4セット、中盤まで攻守拮抗した流れが続く。しかしその後は筑波大に流れが渡ってしまう。必死に食らいつき、28−27の状態までに持ち込んだ直後、筑波大に3回連続得点を決められ、28−30。あと一歩及ばす第4セットを落とした。
負けられない第5セット。山岸は「(第4セット後)セッターがちょっと迷ってる感じがあったので、憲伸に最後持っていけと言った」とのこと。その言葉通りセッター・伊藤洸貴(経4)は、勝負どころのボールを鍬田に託す。「勝負どころで点数を取ることが自分の役割」(鍬田)という思いで、得点を重ねエースの責任を果たした。14−13の緊迫した状態でコートに入った、ピンチサーバー羽田汐音(商1)が落ち着いてサービスエースを決め、15−13。選手全員が勝利の喜びを分かち合った。
▲得点が決まり喜びを爆発させる
インカレで大活躍を見せた鍬田は、今試合で最も印象に残った選手に贈られるMIP賞を獲得。3位決定戦を振り返って「去年全日本インカレに出場できなかった悔しさと、出れなかった4年生たちの分まで背負って絶対に日本一にならないといけないという思いで1年間練習してきた。早稲田には負けてしまったんですけど、最後3位という結果ではあるが、勝って終われてよかったなと思う」と思いを率直に語ってくれた。
▲サーブを打つ鍬田
4年生は天皇杯を持って引退となる。4年生の日本一への思いを継いだ新世代バレー部の活躍を、今後も追っていきたい。
◆試合結果◆
〇中大3 (25-23、21-25、25-22、28-30、15-13)2筑波大●
◆大会結果◆
①早大
②順大
③中大
(記事・写真:小野澤美優)