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学生個人最終日、植松200m表彰台―日本学生陸上競技個人選手権大会

2025年4月27日 神奈川・レモンガススタジアム平塚

最終日を迎えた日本学生陸上競技個人選手権大会。今大会は、FISUワールドユニバーシティゲームズの選考を兼ねており、中大からは植松康太(総政2)が代表に選ばれた。


男子200m準決勝には、前日の予選を勝ち抜いた3名が出場した。1組を走ったエケジュニア瑠音(法3)は3位でフィニッシュしたものの、20秒85と好タイムを記録し決勝へ駒を進めた。3組には植松康太(総政2)と松嶋飛希(法4)が出場。植松は「決勝に向けて頭よく走れた」と、余力を残しながらも2位でフィニッシュし、こちらも決勝への出場を決めた。松嶋は、後半にペースを上げたが惜しくも4位に終わった。

▲準決勝3組を走った松嶋

続く決勝のレース。1レーンを走ったエケは、「もうちょっとタイムがほしかった」と7位でフィニッシュ。3レーンを走った植松は「自分の勝負強いところを出せた」と、シーズンベストの20秒81をマークし2位で表彰台に立った。これによって植松は、今年7月ドイツで行われるワールドユニバーシティゲームズに200m代表で選出された。

▲決勝戦を走る植松、エケ

 

男子3000m障害の決勝には3年生の柴田大地(文3)が出走。先日の法政大学記録会に続いて、故障明けのレースとなった。「練習は少しずつ積めてきていたので後半も粘れると思っていたが、実践では思うように走れなかった」と、本来の走りではないものの3位と健闘した。今後の目標については、「全日本の予選など、大事な試合が続くのでチームを盛り上げていきたい」と決意を述べた。

▲3000m障害に出場した柴田

 

続いて、男子5000m決勝にはルーキーの濵口大和(法1)が出場した。この決勝には、早稲田のルーキー鈴木琉胤も出走するなど注目が集まった。強風の中でレースが始まると、序盤は集団での走りが続いた。濵口は中盤に先頭集団から遅れをとり、そこからは苦しい走りとなった。「まだまだ力不足を感じた」と、終盤もペースは上がらず6位でゴール。今後に課題が残るレースとなった。レース後、5月に行われる関東インカレに向けて「自分の持ち味を活かして、思い切って挑戦していきたい」と語った。

▲悔しい結果となった濵口

 

これから本格化するトラックシーズン。新入生から上級生まで、それぞれ熱い思いを胸に新たな挑戦へスタートを切る。

 

◆大会結果◆

男子200m準決勝
1組
③エケジュニア瑠音(法3) 20秒85

3組
②植松康太(総政2) 20秒98
④松嶋飛希(法4) 21秒28

男子3000m障害決勝
③柴田大地(文3) 8分43秒03

男子5000m決勝
⑥濵口大和(法1) 14分42秒57
吉中祐太(文4) DNS

男子200m決勝
②植松康太(総政2) 20秒81
⑦エケジュニア瑠音(法3) 21秒09

 

(記事:酒井奏斗 写真:齊藤さくら、酒井奏斗、橋本唯花、山崎響

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