• Twitter
  • facebook
  • instagram

好機であと一本が出ず初戦を落とす 清水監督「切り替えて次へ」ー東都大学野球秋季リーグ戦 対亜大1回戦

2023年9月18日 明治神宮球場

チーム 123 456 789 =RHE
亜 大 000 000 111 =380
中 大 100 000 000 =190

[亜]草加、岩本ー小山
[中]西舘、岩城、岩本ー野呂田
[本]<亜>松浦(7回ソロ)、芹澤(8回ソロ)

◆スタメン◆

1[指]佐藤  豪(経2=藤代)
2[二]山本  聖(文3=鹿屋中央)
3[中]皆川 岳飛(経2=浦和学院)
4[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
5[一]中前 祐也(法4=浦和学院)
6[右]松嶋 晃希(経2=浦和学院)
7[三]繁永  晟(商2=大阪桐蔭)
8[捕]野呂田 漸(文2=秋田中央)
9[遊]佐藤 壱聖(経1=東日本国際大昌平)
P   西舘 勇陽(法4=花巻東)

松山で行われた開幕カードでの惜敗から2週間。祝日ということもあり大勢の観客で球場が賑わう中、中大は亜大戦に挑んだ。しかし、初回に相手エースの草加から先制するもその後は点を奪うことができず、勝ち点獲得のためには大事な初戦を落とした。

中大の先発は西舘。対青学大3回戦では最終回に登板したものの逆転を許し、涙を流した。雪辱を果たすべくマウンドに上がった西舘が初回を難なく抑えると、その裏、中大は亜大のエース草加をとらえる。2死から皆川が相手の意表を突くセーフティーバントで出塁し、櫻井も安打で続くと、主将中前の右前適時打で先制に成功する。


▲先制打を放ち、喜びをあらわにする中前

援護点をもらった西舘はその後もテンポよく投げ続け、6回まで相手打線を0点を抑える好ピッチング。しかし7回、4番の松浦(亜大)に左本塁打を打たれ、同点とされる。

その裏、野呂田が右中間二塁打で出塁すると、中大は代打攻勢を仕掛ける。この試合スタメンを外れていた髙橋隆慶(文4=明秀日立)、石井巧(文4=作新学院)が揃って四球を選び2死満塁のチャンスを演出するも、続く皆川が三ゴロに倒れこの回を無得点で終える。

粘投を続ける西舘だったが、熱中症の症状が見られ7回で降板。西舘に代わって清水監督がマウンドに送り出したのは岩城颯空(経2=富山商業)。無失点に抑え、味方の援護を待ちたかったが芹澤(亜大)にインコース高めのボールをレフトに運ばれるソロ本塁打を打たれ、欲しかった勝ち越し点を相手に与える形に。9回にも連打を浴び更に1点を失ったところで、3番手の岩本大地(法4=石岡第一)が登板。なおもピンチは続いたが、岩本がしっかりと抑え最少失点で最終回の攻撃へ。


▲厳しい残暑の中、力投した西舘

先頭打者の繁永が四球で出塁し、続く野呂田が左安打でチャンスを広げ、1死二、三塁から代打で出場したのは伊藤櫂人(文1=大阪桐蔭)。しっかりとボールを見極め四球を選び満塁としたものの、反撃及ばず手痛い敗戦を喫した。

試合後、開幕カードからチャンスであと1本が出ない試合展開が続くことについて、清水監督は「もう一回反省し直さないといけない」と肩を落としたものの、切り替えて次の試合を戦い抜くことを誓った。

あと一歩のところで試合を落とす歯がゆい状況が続く中大。明日の試合を何としてでも勝利し、勝ち点獲得へ望みをつなげたいところだ。

◆試合結果◆
●中大 1- 3亜大○

◆お知らせ◆
次戦は9月19日(火曜日)に明治神宮野球場で行われる対亜大戦2回戦です。

(記事:山里莉子、写真:髙梨晃世、中島遥)

X(旧Twitter)(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report