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9回に痛恨の一打 チャンス生かせず惜敗ー東都大学野球春季リーグ戦 対亜大一回戦

 

5月9日 神宮球場

チーム 123 456 789 RHE

亜 大 000 300 002=590

中 大 000 021 000=350

[中]植田、後藤、皆川ー古賀

[亜]内間、岡留、平内ー佐久本

[本]〈亜〉虎谷(4回1点)、丸山(4回1点)〈中〉牧(6回1点)

◆スタメン◆

1[一]内山 京祐(文3=習志野)
2[中]五十幡亮汰(法3=佐野日大)
3[右]森下 翔太(商1=東海大相模)
4[二]牧  秀悟(商3=松本第一)
5[指]倉石 匠己(経3=東海大市原望洋)
6[捕]古賀 悠斗(法2=福岡大大濠)
7[左]大工原壱成(商4=桐光学園)
8[三]石田 瑛平(商2=習志野)
9[遊]中川 拓紀(商2=宇治山田商)
P   植田 健人(経2=興国)

 

▲先発の植田

対立正大のカードの決着がつかないまま、春季リーグ後半戦に突入した中大。今カードの相手は昨秋2勝1敗で勝ち点を得た亜大だ。先発は対立正大一回戦でも先発し、白星をあげた植田。3回まで互いに得点を許さぬ投手戦が繰り広げられた。試合が動いたのは4回。虎谷、丸山(亜大)に立て続けに本塁打を許すと、スクイズでさらに1点を追加され3点を追う展開となった。

▲反撃の口火を切った大工原

▲チームメイトと喜ぶ牧

5回、一死の場面から流れを引き寄せたのは主将大工原。「2アウトだったので、真っ直ぐ狙ってしっかり振っていこうという意識だった」と右前打を放った。その後連続四死球で満塁とし、内山の2点適時打で同点まであと一点に迫った。

そして6回、「自分が塁に出て取り返したいという気持ちがあった」と牧の左越本塁打が飛び出し、見事同点に追いついた。「相手にホームランを打たれて、流れを取られたけどもう一度こっちの流れにできて良かった」と頼れる四番の姿を見せた。

▲5回から登板した後藤茂基(商2=城西大城西)

しかし、そこから追加点の出ない中大。植田の後を継ぎ5回から8回まで、出した走者は1人と完ぺきなピッチングを見せた後藤だったが、9回表二死の場面から二連打と四球で2点を許した。清水監督は、「後藤はナイスピッチングだったけど、5イニング目からがなあ。そこが課題」とコメント。9回裏、何としても延長戦まで持ち込みたい中大だが三者凡退に倒れ、あと一歩のところで勝利を逃してしまった。

試合を終えて、「ワンチャンスものにできるかだったよね」と清水監督。チャンスを生かしきる力の必要性が浮き彫りになる試合だった。しかし、「打線はいい形を継続できているし、試合内容は悪くはなかった。チーム全体で勝負所を意識して、気を落とさず前向きにやれば明日は勝てると思う」(大工原)と次戦への糧となる試合でもあった。明日迎える二回戦、勝って勢いに乗れば亜大戦、立正戦と勝ち点連取も見えてくる。優勝へ大きく一歩踏み出せるか、ここが勝負どころだ。

 

◆試合結果◆

中大3-5亜大

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部