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「初戦勝ててほっとしている」西舘今季初勝利と1年伊藤櫂の2号で先勝ー東都大学野球春季リーグ戦 対国学大1回戦

2023年5月24日 UDトラックス上尾スタジアム
チーム 123 456 789 =RHE国学大 000 000 010 =180中 大 030 000 00× =390[中]西舘、三奈木ー綱川[国]武内、飯田、坂口ー神里[本]伊藤(櫂)(2回2点)◆スタメン◆1[三]伊藤 櫂人(文1=大阪桐蔭)
2[一]中前 祐也(法4=浦和学院)
3[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
4[遊]石井  巧(文4=作新学院)
5[右]髙橋 隆慶(文4=明秀日立)
6[二]繁永  晟(商2=大阪桐蔭)
7[指]野呂田 漸(文2=秋田中央)
8[中]松嶋 晃希(経2=浦和学院)
9[捕]綱川真之佑(経2=健大高崎)
P   西舘 勇陽(法4=花巻東)

明治神宮野球場からUDトラックス上尾スタジアムに場所を移して行われた対国学大1回戦。エース・西舘が好投を見せ、1年生ながらスタメンに抜てきされた伊藤櫂に本塁打が飛び出し、見事な勝利。勝ち点獲得に王手をかけた。

入れ替え戦を回避するためにも絶対に勝ち点を獲得したい中大は、ここまで4番での起用が続いていた髙橋の打順を1つ下げ、前の試合で2番を打っていた石井を4番に据えるなど打線のテコ入れを実施し、東都1部屈指の左腕、武内に挑んだ。

中大の先発は、ここまですべてのカードで初戦を託されてきたものの、今季まだ勝ち星のないエース西舘。「初回から決め球にインコースを使ったりとか、外れるカーブを使ったりとか幅を広げてできた」と、いつもとは異なるマウンドに不慣れな様子を見せるそぶりもなく、順調にアウトを積み重ねていく。

▲8回1失点の好投を見せた西舘

好投を続ける西舘を早い回から援護したい打線は2回裏、二死3塁から女房役・綱川の右前適時打で先制点をあげる。

▲先制打を放つ綱川

綱川に続く伊藤櫂はバットを短く持って打席へと向かった。期待のルーキーは3球目の甘い直球を振りぬき、打球はそのままセンター方向の芝生席へ。本塁打を放った場面を振り返って「綱川さんが自分の前の打席で打ってくれて先制点が取れたので、少し気持ちに余裕ができて。後ろにつなごうという意識で打った結果がホームランになったので、つなぐ意識がいい打球につながったのではないかと思います。どんなピッチャーが来ても、強い気持ちを持っていこうというのは自分の中では持っているので」と話した。

▲試合を決定づける本塁打を放った伊藤櫂

清水監督は伊藤櫂のホームランについて「名古屋でも(ホームランを)打ったのでね、使っていこうと思っていたが、バッティングというのは波もある。最近だいぶ良くなってきたので使ったら結果を出してくれたので頼もしいかな」と、顔をほころばせた。

▲伊藤櫂の本塁打に喜びを爆発させるベンチ

「味方が点を取ってくれるまではゼロを並べていこうと思っていたので。結果先制してくれて自分も余裕をもって中盤から投げられたのでそこはよかったです」と西舘。8回を投げ1失点の好投を見せ、待望の今季1勝目を挙げた。「第1先発をやっている以上、最初の1戦目で全部負けてきて本当にチームに対して申し訳ないなという風に思っていたので、今日とりあえず勝つことができたのでほっとしています」

▲綱川(左)と西舘(右)に声をかける清水監督(中央)

「この前までがちょっとあっさりしすぎて点が取れていなかったという状態だったので、とにかく一球でも多く投げさせて、粘って粘って後ろにつないでいこうという意識をもってみんなでやろう」と日大戦後に声をかけたという清水監督。明日に向けて「勝ち点制なので2つ勝たないといけないですから、今日勝ったことも明日勝たなきゃつながらないので明日また全員で戦っていきたいと思います」と語った。

勝ち点獲得へー。まだまだ負けられない試合が続く。

◆試合結果◆
〇中大 3-1 国学大●

◆お知らせ◆
次戦は5月25日(木曜日)にUDトラックス上尾スタジアムで行われる対国学大戦です。

(記事:中島遥、写真:小野祐司、高梨晃世、中島遥)

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