• Twitter
  • facebook
  • instagram

【第170号掲載記事・硬式野球部】甲子園のスターが戦国東都見参! 神宮の地で輝きを放て!

プロ入りした古賀悠斗(埼玉西武ライオンズ)や下級生の時から投手陣を支えてきた皆川喬涼(東京ガス)らが卒業。しかし、今年も甲子園の土を踏んだ新入生が多くやってきた。1年生らしいフレッシュさを武器に中大硬式野球部に新たな風を吹き込んでくれるだろう。

※「中大スポーツ」第170号3面の本文を掲載しております。

◇   ◇   ◇

▲神宮での活躍が期待される繁永(前列左)、秋山(同右)と三奈木(後列左)と皆川(同右)

新たな息吹

コロナによる制約や降雨によって順延に順延が重なったことによる大幅に間隔が空いた中での試合――。異例ずくめの甲子園で果敢に立ち向かった戦士たちが中大野球部の門をたたいた。「2年生以上の選手たちに刺激を与えて欲しい」と清水監督が語るように新たな息吹が今春のリーグ戦で捲土重来を期すチームの起爆剤となる。

実力十分◎

「投手王国中大」の層をより厚くする新たなピースがやってきた。速球派の三奈木亜星(商1)と技巧派の秋山恭平(商1)だ。三奈木は浦和学院出身で甲子園での登板はなかったものの、大学4年間の目標を「大学No.1のピッチャーになること」と語っており、自信のある最速146㌔の直球を武器に打者をねじ伏せる。秋山は花田侑樹(巨人)とともに広島新庄の投手陣を支えてきた。大学では武器であるチェンジアップとともに課題に挙げている左バッターのインコースへの制球などを改善し、目標とする杉内俊哉投手のように小柄でかつ剛腕ではないという中で防御率1点台を切りたいと語っている。野手も実績十分、折り紙付きの実力者たちが加入し、レギュラー争いを激化させる。大阪桐蔭出身の内野手繁永晟(商1)は自身の強みである足を使った守備とパンチ力のある打撃を武器に1年目からレギュラー定着を狙う。また、強肩強打の外野手、皆川岳飛(がくと=経1)も上級生を脅かす存在となる。持ち味を守備面では守備範囲の広さと持ち前の肩の強さを生かして絶対にランナーを前に進めないこと、打撃面では二死の場面やカウントが追い込まれた場面でも投手にプレッシャーをかけられることと語っており、ピンチの場面でも、持ち味を生かして「岳(大きな壁)を飛び越えて欲しい」という名前の由来のように窮地を救う存在となってくれるだろう。

球界の星へ

実力ある甲子園の星たちが活躍の場を学生野球の聖地・神宮へー。彼らは「新鮮力」を武器に、日本一を目標に掲げ、北村主将率いるチームの推進力として1年目から白地に紺のユニフォームを身に纏い、熾烈(しれつ)極める「戦国東都」の地で大暴れしてみせる。

記事:為谷楓太、写真:小林美久

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report

2022年4月2日(土)付で「中大スポーツ」第170号を発行いたしました。詳細はこちら