櫻井亨佑(商４=習志野) 主将のもと、開幕が迫る春季リーグに向けて調整を進めている中大野球部。西舘勇陽(読売ジャイアンツ)、石田裕太郎(横浜DeNAベイスターズ)をはじめとする下級生からチームを支えてきた選手たちが卒業したものの、高校時代から大きな注目を浴びたルーキーも数多く加入した。今回は中大に新たな風をもたらす新入生11名のインタビューを５日間にわたってお届けします！
第２回は佐々木怜希（文１＝大船渡）選手、高橋蒼人(文１＝帝京) 選手の２投手。それぞれ投手として類い稀なセンスを持ち戦国東都の地で活躍を誓う彼らに注目した。
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＜佐々木怜希＞（聞き手、構成：髙梨晃世）
▲投手としての道をスタートさせたばかりであり、今後の成長が楽しみである佐々木
──中大で練習をしてみて
「ピッチャーはある程度自由で決められたメニューはあるんですけど自分で考えながらやるって言うのが多いかなと思います」
──中大野球部の雰囲気は
「明るくて元気にやっている中でも緊張感が練習の中である感じです」
──入る前のイメージは
「ずっと高いリーグでやっているのでめちゃくちゃ厳しい練習なのかなと思ってました。思っていたよりかは自分で考えてやる練習が多いと思います」
──中大を選んだ決め手
「もともと大学で野球やるつもりはなくて、高３の夏が終わってから色々練習会とか行ってみて中大にも来ていいなと思って決めました」
──練習をして印象に残った先輩
「練習会に来たときに石田裕太郎さんと一緒にキャッチボールして、球が強かったりとか積極的に話しかけてくれてすごいいい人でした」
──同じ１年生とはどうですか
「個性豊かでみんな優しいって感じです」
──仲良くなった１年生は
「あそこにいる子安（秀弥＝経１・東海大相模）くんとは仲良くなって寮でも一緒に過ごしています」
──寮生活初めてだと思うんですけどどうですか
「寮は初めてでまだ全然慣れないんですけど集団で生活するって言うのは､､､あまり好きじゃないですね」
──東京にきて遊んだりは
「ご飯食べ行ったりはしました。焼肉を」
──高２の秋に投手に転向したのはなぜ？
「新チームになって監督が勝つためにはピッチャーがその時弱かったので自分が肩強かったのかわかんないですけど、ピッチャーやってみたらって言われてそれでやりました」
──野手への名残惜しさは
「野手大変だったのでピッチャーでいいかなと」
──投手でやっていけるという感覚を掴んだのは
「ピッチャーを始めた秋の大会は全然ダメだったんですけど春からは安定して投げれてたので春ですかね」
──スライダーはいつから投げれるように
「ちょっとよくわかんないですね､､､適当に投げてたらいつのまにかって感じです（笑い）」
──佐々木選手のスライダーは横方向の変化が大きいスイーパーともいわれていますが、大谷翔平選手のスイーパーが話題になってるときに自分も投げれるよ！とはならなかったですか？
「いやいや（笑い）スピードも全然違うし曲がり幅も違うし」
──高校３年の夏に143キロいくまでにどんなトレーニングを
「柔軟系だったりウエイトもちょっとやりました。あと体幹です。あとフォームを固めるためにシャドウっていう同じ動きを繰り返してやるのをやってました」
──尊敬する投手は
「山本由伸選手です。でも最近そればっか言ってたんですけど、でも結局はお兄ちゃん（佐々木朗希）が１番近くにいるので同じピッチャーで野球をやっているなかですごい選手なので尊敬してます」
──お兄さん（佐々木朗希）からアドバイスもらったりは
「しますね。大したことじゃ無いですけど、自分が迷ってるときには『なんでもいんだよ』みたいな『人それぞれだから』みたいなのを言われました」
──高校最後の夏は怪我をしてた？
「右脇腹のところを怪我していました」
──最後の夏を終えてから野球を続けることを決めた？
「それまでは普通に勉強して大学生になろうかなぁと思っていて」
──高校時代は文武両道？
「そうですね。そういう学校だったので」
──野球と勉強を両立するので大変だったのは
「大変だったのは野球部だけ学校からグラウンドまでちょっと距離があるんですけど、授業が終わったらすぐに準備してダッシュで行くのがめんどくさかったです」
──名前の由来は？
「１番上が琉希（りゅうき）で２番目が朗希（ろうき）で多分そこでそういう流れができて、自分はその流れに沿った形でつけられました」
──春からの大学生活で楽しみなことは
「無いですかね（笑い）。授業も頑張りたいし野球も頑張ります」
──逆に不安なことは
「授業はちょっとは不安ですけど真面目に頑張れば大丈夫かなと」
──趣味は
「最近はYouTubeで都市伝説を練習後に聞くのにハマってます」
──どんな都市伝説がありました？
「宇宙人海から出てる説です」
──４年後こうなっていたい、４年間のビジョン
「今のところプロになりたいとかそういうのは無いので４年間で活躍できたらその後の選択肢も広がってくると思うので頑張っていきたいなと思います」
──１年生での目標は
「あまり焦ってやりたく無いんですけど、リーグ戦に出たいです」
◇佐々木怜希（ささき・れいき）◇
学部学科：文学部・学びのパスポートプログラム
身長・体重：178㌢・75㌔
出身高校：大船渡高校
＜高橋蒼人＞（聞き手、構成：中島遥）
▲最速１４７㌔と実力を備え、戦国東都の地での成長を誓う高橋蒼
──大学での練習はどう感じている？
「高校と違って練習時間が短いなので、自分は結構あっている感じがします」
──結構自分で考えて短い時間でよい感じですか？
「はい」
──高校から入って練習で変化した点
「高校は全体練習で全部入る感じだったんですけど、こっちはピッチャーも多いので、トレーニングとランニングと全体練習に入るのがわかれていてその間にやれることが多いので、そこは良いと思います」
──その間で何をやられている？
「体幹強化を」
──なぜ中大野球部に入ろうと思った？
「去年の12月くらいに練習としてきて雰囲気がすごい良くて、即決できました」
──他は見ずに？
「来てないです」
──入ってみて中大野球部の雰囲気は？
「ノックの時とかすごい声が回っていてすごい明るいチーム、いい環境だと思う」
──ご自身の高校時代を振り返って、自分の魅力、強いところ、良い所は、大学でここを伸ばしたいなど、ここ自分足りていないな等
「高校の時はまっすぐをごり押ししていたけど、大学ではそうでは通じないから、少し投球技術をあげて頑張りたい」
──自分の持ち味はまっすぐですか？
「はい」
──投げれる変化球は？
「スライダーと、スプリットと、ツーシーム」
──今投げられる球で春までに磨きをかけたいのは？
「今決め球のスプリットが通じないので、そこを強化して状態をあげられるように」
──主将が櫻井（亨佑＝商４・習志野）さんで動いているチームだと思うのですが、キャプテンや上級生はどのように映っている？
「あんまり上級生と関われていないからわからないけど、練習している姿を見ると、野球にかけている人たちなんだなと思う」
──寮生活始まりましたが、同部屋は？
「楠原（悠太＝経３・関東第一）さんの２人部屋」
──意識している選手は？
「昨日キャッチボールをやっていた。東恩納（蒼＝商１・沖縄尚学）いい球を投げていました。全員キャッチボール１回くらいやったけど、皆えげつなかったです」
──同級生にここだけは負けないという部分は。
「ピンチになった時の真っすぐのスピードは負けない。147キロ出ます」
──キレやコントロールは？
「高校ではスピードでどうにかなっていたけれど、こっち来たら同級生が自分よりも速い人ばっかりなので、球速をあげながら、どちらかというと高校は、真っすぐで緩急をつけてコントロールをして、コースを投げ分けて球速をあげつつコースで投げたいなと思っている」
──仲のいい先輩は？
「平山（颯士＝文２・水戸商業）さんですかね。ピッチャーとかで一緒なんで結構しゃべります」
──座右の銘は？
「日進月歩。最近高校引退してから座右の銘とかを考え始めて、言葉の意味を調べていたら、日進月歩が日々の積み重ねが大事、練習の一つ一つも大事だなと思ったので」
──帝京からプロに行かれた人とのかかわりは？
「年末、年明けは山崎康晃（＝横浜DeNAベイスターズ）さんとか引退される前の杉谷拳士（元日本ハムファイターズ）さんとか剛さん（松本剛＝日本ハムファイターズ）とか」
──高校の名物練習とかは？
「部室に入ったら五分以内に着替えてグラウンドに出ないといけないです。破ると昔は罰があったらしい。五か条がある。気合を入れることとか」
──大学４年間の目標は？
「日本一になったことが人生で一回もないので、日本一というのを達成してみたいです」
──その先は？
「とりあえずそれに向かって頑張れば結果はついてくるのでは」
──日本一という目標を達成するためにこういう所で貢献したいというのは？
「勝利に貢献できるように、頑張りたいと思います」
──先発をやりたいとかは？
「どこでもいいです。あんまり先発が自分は好きではないので。ピンチで出た方が燃えるタイプなので。リリーフの方が向いているんじゃないかと」
──試合を見に行かれたのは秋ですか？
「秋ですね」
──どうでしたか、レベルとかは。
「すごかったです」
──誰が投げていましたか？
「裕太郎（石田裕太郎＝令６年卒・現横浜DeNAベイスターズ）さんでした。よかったです」
──競争になると思うが、４年間のプランニングは
「１春は出たいという気持ちもありますが、体をしっかり作って投げて、２春からが勝負かなと。東恩納とか史佳（高橋＝経１・日本文理）とかが結構完成されているので、高校の時からやばかった人材なので、焦りというか、自分もちゃんとやらないといけないと思うので。１年は正直出たいけれども体を作って２春からが勝負かなと」
──ピッチングも自分で考えていますか？
「結構考えています。考えすぎておかしくなっちゃうんで。結構試合中とかも相手の裏をかこうとして考えるタイプなので。失敗が多いですけど。考えちゃうのが癖なので。バッターと対戦しつつ考えていきたい」
──趣味は
「入寮する前に、スラムダンクのマンガを全巻買って。スラムダンク好きなんで。スマホの裏にもスラムダンクのステッカー入れてて。スラムダンク結構好きです」
──好きな芸能人は？
「女優は長澤まさみ」
──好きな食べ物
「パイナップル」
──苦手な食べ物
「ネギ。シャキシャキしている感じが」
──オフ遊びに行った？
「熊谷（陽輝＝経１・北海）とか。ボウリングしに行きました。永山まで行きました。熊谷が勝ちました。自分は最下位でした。100行かなかったです。
──キャンプでは
まず投げさせてもらえるかわからないですけど、投げさせてもらえたら自分ができる最高のパフォーマンスを出せるようにしたい。まずはキャンプを知りたい。
──春の目標は
春、１年生から出るというのは相当難しいと思うけれども、出られるようにするためには一段とレベルを上げないといけないので、東都のリーグとかの試合を見ているので、レベルの高さは知っているので、そこに出られるためにやるべきことを地道にやっていって、少しでもレベルを上げて高校の時よりレベルを上げてまた神宮に出られたらと。
◇高橋 蒼人（たかはし・あおと）◇
学部学科：文学部・学びのパスポートプログラム
身長・体重：180㌢・84㌔
出身高校：帝京高校
