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仮想日体大、春トーナメント向け留学生相手に奮戦―多摩モノレールカップ 対国士大

2024年4月6日 明星大学日野校体育館

4月2~7日に開催された「多摩モノレールカップ」に中大バスケ部が出場し、国士大を相手に初戦を戦った。多摩モノレール・明星大によると、同大会は多摩モノレール開業25周年記念企画として同社と明星大男子籠球部の共催で行われたもので、中大のほか沿線の大学・高校が参加した。

スターター

#13小川翔矢(法4)、#15坂口大和(商2)、#16栃木俊亮(商4)、#42山崎紀人(商3)、#77宮内柊人(商3)

▲試合全体を通じて活躍を見せた#13小川

第1Q(クオーター)

開始直後、#77宮内がフリースローを2本決めるも、国士大が連続で3点シュートを沈めリードを奪われる。中大もバスケットカウントなどで得点を重ね、Q中盤#13小川の3点シュートで同点に持ち込んだが、直後に相手に連続得点を許し中大がタイムアウト。その後、#15坂口や、11オヌ太郎(商4)の得点で逆転を狙うも、19ー23と国士大リードで第2Qへ。

第2Q

序盤から相手のシュートを許すも、直後に#37カッター勲生(法2)の得点で4点差まで迫る。しかし精度の高い3点シュートでリードを広げられ苦戦。#13小川の連続得点や、#15坂口のバスケットカウントなどで得点ペースは落ちないものの、相手の気勢をそぐには至らず34ー42で前半を終えた。

▲#8喜多陸登(総4、写真中央)は仮想日体大と今試合を捉える

第3Q

開始直後から#42山崎の3点シュートが決まったほか、#11オヌの活躍で点差を縮めた。しかしQ後半の国士大のタイムアウトから、相手のペースで試合が進行。国士大は疲れを見せず、正確なシュートは以前健在で、ファールによるフリースローでさらに優位となった。中大はなかなかプレーが得点に結びつかず、47ー66で最終Qを迎えた。

第4Q

序盤は#5石口直(文2)、#3高山鈴琉(商2)、#11オヌが立て続けにシュート決め勢いをつける。中盤以降も安定したプレーで#15坂口の3点シュートや、#42山崎らの得点で最後まで粘りを見せたが、リードは奪えず64ー80で敗退となった。

▲第4Qで積極的なプレーを見せた#42山崎

主将の#8喜多は、今試合をスプリングトーナメントで順当に勝ち進めば、相手となる公算が大きい日体大を想定したものと話す。日体大と同じく、国士大にも留学生選手が在籍しているからだ。しかしリーグ2部の国士大に敗戦を喫したことは、中大バスケ部にさらなる対策の必要性を突きつけた。「(留学生に対して)どのように守るかとか準備してきたが、それ以前の戦う姿勢やメンタル的なところでチャレンジャーとしての気持ちが足りなかった。悪いところが全部出た試合かなと思います」

新体制となってからの公式戦は3月に行われた「KU CAMP 2024」以来。そこでは期待の新人・深澤桜太(商1)が活躍を見せていたが、今大会時はU18日本代表のメンバーとしてドイツに遠征中だった。#8喜多は「KU CAMPでは順調に進んでいた」と成果も口にしたが、一方で昨年度からの課題となっているリバウンドについて「あいつ(深澤)に頼っていたことが明確になっている」と深澤の強さを示すと同時に、不在によるチームへの影響が顕在化した形となった。

中大バスケ部はスプリングトーナメントの目標を「ベスト16」と掲げている。昨年度は強敵・東海大との試合を見すえるあまり、初戦で2部の順大に敗れる屈辱的な結果となっており、今年度も初戦敗退という悪夢の再来は避けたいところだ。#8喜多は今年度も初戦と2回戦を勝ち進まなければ、日体大との試合は実現しないことから「(昨年度と)同じような状況」と語り「足もとをすくわれることは一番やられたくない」と警戒している。その上で、今大会の結果を「スプリングトーナメントが始まる前に、悪いところが全部出せたとポジティブに捉えれば良い」と前向きな様子も見せた。

試合結果
●64中大(19-23、15-19、13-24、17-14) 国士大80

(記事:桑沢拓徒・佐藤友香、写真:桑沢拓徒)

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