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【2024春季リーグ戦終了後インタビュー】第6回 松嶋晃希編

昨年までチームの中心として活躍を続けてきた選手たちが卒業し、「結勝」をスローガンに始動した今季の中大野球部。苦戦が予想される声もあった中、4月8日に開幕した春季リーグでは序盤から勢いに乗り、最終的には勝ち点4を獲得。シーズン終盤には4連勝を記録し、全日本王者となった青学大との優勝決定戦に持ち込んだ。惜しくもリーグ2位で終わった春。大きな収穫と課題を得た選手たちの声を全8回に渡ってお届けする。

第6回はベストナイン一塁手部門で受賞を果たした松嶋晃希(経3・浦和学院)選手です。主戦として出場する初のリーグ戦ということを感じさせない堂々としたプレーでチームを支えた今春。そんな躍動のシーズンへの思いと秋へのビジョンを語っていただきました。

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<松嶋晃希>(聞き手、構成:高橋美帆)
▲リーグ3位の打率 .318を残し、打撃でチームに貢献した松嶋

──ベストナイン選出おめでとうございます。率直なお気持ちをお願いします
「個人としては目標にしたタイトルなんで獲れてよかったなと思ってます 」

──何か自分にご褒美などは
「いや、特には(笑い)。何もしてません 」

──どんなところがベストナインにつながったとご自身ではお考えですか
「打率がしっかり残せたんで、打つ面でチームに貢献できてベストナインが取れたなと思ってます 」

──春全体を振り返ってみてどうでしたか
「5カードあったうちの 4カードで初戦を落としてたんで苦しい面もあったんですけど、ずっと粘り強く大会前からやってたんで、その成果が出てよかったと思います。あとは2位で終わっちゃったんで、やっぱり優勝しないと意味ないなって改めて感じたなと思います 」

──リーグ全体を振り返ってみて、ご自身が選ぶベストバッティングは
「駒澤大との2戦目の8回で打ったタイムリーなんですけど、そこでこのシーズン初のヒット出て、そこからだんだん気持ちも楽になって打てていったんで、あれが一番良かったかなと思います 」

──監督さんの方からオープン戦では好調だったのに初戦の方が緊張していて、なかなか良さが出せていなかったとお話がありましたが、ご自身ではそれをどう克服されたんですか
「初戦緊張してて2戦目から監督もいつも通りでいいからという風に言ってくれて。いつも通りやろうと思って、そこで 1 本出たんでそこから積極的にすることができました 」

──チャンスで回ってきた時に 1 本打つことが目標とリーグ前におっしゃられてましたが、達成できましたか
「そうですね。得点圏打率も高いんで、自分の役割はしっかりできたかなと思います 」

──途中離脱された場面もありましたが、それはどういった
「それはちょっと怪我してこの後もあるから無理せずにって言われて。まあ 1 日休養させてくれたので、そこからも出ることができましたね 」

──リーグ戦中とても好調でしたが、その中でプレッシャーだったり、ピークに合わせていくことの難しさはあったりしましたか
「プレッシャーは初戦の時ぐらいしかなかったですけど、そこから良くなって最後らへんちょっとずつ落ちてたんで、そこはちょっと難しいかなと思いました 」

──ライト方向に強くミートする印象がありますが、引っ張るという意識はされていたりしますか
「いや、特には意識はしてないですけど。ランナーがいた状況で状況に合わせて打つってなった時にライト方向に打つ場面が多かったんで、ヒットもライト前が多かったのかなと思います 」

──リーグ戦後半では 5番に定着してクリーンナップを打たれていましたが、どういった意識で打席に立っていましたか
「正直 6番も 5番も 7番もあんまり変わらず、もう打席の中では自分のバッティングすることと何やるかとか、いろいろ自分が打つために考えてやったんです。打順はそこまで意識してなかったですね 」

──コンスタントに打たれてましたが、何か秘訣はあったりしますか
「バット短く持ってるんでその分ミートしやすい部分があって。でも力強さは少し劣るんで、秋はその中でもう1つ長打が増やせていければなと思ってます 」

──では秋に向けての練習はその力強さの補強ですか
「そうですね。力強さと最終戦で落ちる球に対応ができなかったんで、それを打てるようにするのが秋までの課題かなと思います 」

──具体的にどのような練習でその課題を克服していきたいですか
「バッティング練習から落ち球要求したり。スイング軌道でも自分は落ち球に合っていないスイング軌道だったので、そこを修正したり。そういったことを秋までやっていこうかなと思います 」

──今回のようにフルで出場されるのは初めてのリーグ戦だったと思いますが、緊張はありましたか
「いや、最初はありましたけど、そこからは特に緊張はしなかったです 」

──勝負強さが光りましたが、ランナーがいる時といない時で意識は変えていましたか
「いや、もうとにかくずっと後ろに繋ぐことだけ考えたんで。その場面で 1 本出たっていう結果であって、そこまで意識はしてなかったかなと思います 」

──チームの雰囲気は優勝へどんどん近づいていくにつれて変わっていったりしましたか
「そうですね。もう明るくもなっていきましたし、最初は正直下も見なきゃいけなかったので、下見なくていいってなってからはずっともう優勝を。まあ最後落としましたけど、優勝するために必要な雰囲気だったり、そういうのは出てきたかなと思います 」

──春の成果と課題をお願いします
「春の成果はずっと冬磨いてきたバッティングで打率が残せたことです。課題はその中で長打力だったり塁出た時の盗塁であったり、守備の面でも1個エラーしてしまったので走攻守全てにおいて課題が出たかなと思います 」

──最後に秋に向けて目標をお願いします
「秋はとにかく優勝するだけなので。その優勝のために自分ができることをしっかりやっていきたいと思います 」

◇松嶋晃希(まつしま・こうき)◇
学部学科:経済学部・公共環境経済学科
身長・体重:180.0㌢・81.6㌔
出身高校:浦和学院高校

 

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