2025年5月11日 ジャイアンツタウンスタジアム
チーム 123 456 789=RHE
中 大 000 020 000=272
国学大 012 000 02×=5101
[中]山口、子安、岩城、高橋蒼ー綱川
[国]藤本、飯田、榊原ー立花
[本]なし
◆スタメン◆
1[指]佐々木琉生(商3=健大高崎)
2[中]青木 勝吾(文1=中央学院)
3[二]繁永 晟(商4=大阪桐蔭)
4[右]皆川 岳飛(経4=前橋育英)
5[三]伊藤 櫂人(文3=大阪桐蔭)
6[左]安田 淳平(商3=聖光学院)
7[一]髙橋 徹平(文1=関東第一)
8[捕]綱川真之佑(経4=健大高崎)
9[遊]藤本 陽毅(文1=京都国際)
P 山口 謙作(商4=上田西)
昨日まで3連勝と勢いに乗る中大は対国学大2回戦に臨んだ。序盤に先制されるも、中盤に若井勇輝(文1=桐蔭学園)の適時二塁打などで1点差まで追い上げる。しかし、終盤にダメ押し点を取られて敗北。勝ち点の行方は次戦に委ねられた。
1回裏、中大の先発山口は立ち上がりを2つの三振を含む3者凡退で抑える。
試合が動いたのは2回裏。先頭の渡辺(国学大)に一、二塁間を破る安打を打たれると、続く仲(国学大)にもライト前安打を打たれ、犠打で1死二、三塁のピンチを作り、大谷(国学大)にセンターへの犠牲フライを打たれ、昨日に続いて先制点を献上する。
3回裏も国学大の勢いは止まらない。1死からセンター前安打を打たれ、次の打者のバントで中大の内野陣の連係ミスが起き、一塁へのベースカバーが遅れ、バントヒットとなる。その後、四球で満塁のピンチを作り、国学大4番の渡辺にライト線への安打を浴び、2者生還。リードを3点に広げられる。ここで中大は先発山口に代えて、子安秀弥(経2=東海大相模)がマウンドに上がる。ピンチの場面からの登板だったがきっちりと抑え追加点は許さない。
▲子安は2回3分の2を無失点に抑える
野手陣は、国学大の先発左腕藤本に4回まで無安打で抑えられる。
何とかして追いつきたい中大は5回表、先頭の安田が四球で出塁すると、続く髙橋徹がリーグ戦初安打となるセンター前安打で続く。綱川の犠打で1死二、三塁のチャンスを作ると、藤本の内野ゴロの間に1点返す。続く打席には代打若井。4球目を捉え、左越え適時二塁打。1年生の活躍で、点差を1点に縮める。
▲代打で適時二塁打を放った若井
7回表、1死から藤本もリーグ戦初安打を放つ。続く若井も繋ぎ、1年生でまたチャンスを作る。2死一、三塁のチャンスの場面で打席には主将繁永。国学大は投手を榊原に代える。繁永は6球目を捉え、センター前に抜けるかと思われた打球だったが、榊原が好反応を見せ、同点に追いつくことができない。
▲リーグ戦初安打を放つ藤本
8回表、先頭の皆川が相手エラーにより出塁すると、盗塁を決め2死二塁のチャンスを作る。打席には守備から途中交代で入った佐藤壱聖(経3=東日本国際大昌平)。7球目を捉え、打球は一、二塁間を破り、ライト前へ。二塁走者の皆川は果敢に本塁を狙うも、国学大ライトの大谷の好返球。間一髪アウトでまたもや同点に追いつくことはできなかった。
マウンドには子安の後を受け、6回から岩城颯空(経4=富山商)が上がる。
8回裏、エラーと犠打でピンチを作ると、赤堀(国学大)に高めの真っ直ぐを捉えられ、左中間への適時三塁打。続く立花(国学大)にも左越え適時二塁打を打たれ、点差を3点に広げられる。
9回表、中大は代打攻勢に出る。松嶋晃希(経4=浦和学院)、那賀球道(商2=臼杵)が代打として出場するも、3人で抑えられ試合終了。勝ち点の行方は3戦目にもつれこんだ。
▲リーグ戦初安打を喜ぶ高橋徹
試合には敗れたが、髙橋徹、藤本の甲子園決勝コンビの初安打、若井の初打点など1年生の活躍は明るい材料だ。清水監督も「どんどん経験して、良い結果を残してほしい」と期待を寄せる。
次の試合は勝ち点のかかる第3戦。勝ち点を取れば入替戦回避に大きく前進する。清水監督は「1年生とか4年生とか関係なく全員で戦っていきたい」と覚悟を口にした。
◆試合結果◆
●中大 2-5国学大〇
◆お知らせ◆
次戦は5月12日(月曜日)にジャイアンツタウンスタジアムで行われる対国学大3回戦です。
(記事:紀藤駿太、写真:高橋美帆、松岡明希、小林陽登、比留間柚香)
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