2021年11月4日 駒沢屋内球技場
「これまでにない中大を見せられた(#21渡部)」。
歴史的大金星だ!本日の相手はここまでリーグ戦6勝2敗の格上白鴎大。第1クオーター(Q)途中で早くも15点差をつけられるも、中盤から流れを引き寄せ第3Qでついに逆転。第4Qでも相手に流れを渡さず、そのまま逃げ切り勝利。大学屈指のディフェンス力を誇る強豪に執念の大逆転勝ちを収めた。
スターター
#2内尾聡理(商2)、#21渡部琉(商3)、#35清水宏記(総4)、#47吉田崇紘(法3)、#99古河ウェスリー(文4)
第1Qは白鴎大ペースで試合が進む。3点シュートは一本もなかったものの、マンツーマンを制され、少ないチャンスを確実にものにされる。中大もエース#21渡部の2本の3点シュートなどで反撃を図るも点差は縮まらず。第1Qは15ー27と相手に力の差を見せつけられる。
▲本日もチームを引っ張る活躍を見せたエース#21渡部
しかし、第2Q、中大が追い上げを見せる。その立役者が#13小川翔矢(法1)だ。素早いアタックドリブルからのシュートが冴え、このQだけで7得点をあげる活躍を見せる。相手の#66松下に2連続で3点シュートを沈められるも、中大も#60 萌苗勇人((商2)が3点シュートを決め、必死に食らいつく。前半終了時点で33ー40と中大に流れが傾きかけた所で後半へ。
▲一年生ながら存在感を放った#13小川
迎えた第3Q、中大のオフェンス陣が白鴎大自慢のディフェンス陣に牙を剥く。#21渡部•#15町井主将の3点シュート、#99古河の高さを活かしたシュート、#2内尾•#35清水のドライブシュートと立て続けに白鴎大のゴールに襲いかかる。一方ディフェンスでも相手を全く寄せ付けない徹底したゾーンディフェンスを見せる。このQ単体では22ー8と攻守で相手を圧倒する。
▲ディフェンスに定評のある#2内尾。本日はオフェンス面でも大活躍を見せた
逆転に成功し迎えた最終Q、ここで輝きを放ったのは前半無得点に終わっていた#2内尾だ。相手の隙をついたファストブレイクからの相手の留学生を中心とした激しいコンテストをものともしないドライブからのシュートで点を重ねていく。一方で白鴎大も点差を縮めるべく積極的に3点シュートを狙いにいくもことごとくリングに嫌われてしまう。結局、第3Qでの大量リードが功を奏し、74ー68と逃げ切り勝利。劇的大金星に試合終了後、コートは中大の選手たちの歓喜に包まれた。
▲勝利の瞬間喜びを爆発させる選手たち
本日の大逆転勝利の立役者となったのはなんといってもエースの#21渡部だ。第1Qから3点シュートを立て続けに沈めるなど23得点とプレーではもちろんベンチに下がっている時も積極的に声を出すなどコート外でもチームを引っ張った。「第1Qから修正して勝ち切れたのはいい経験になった」と語る一方で、「クラッチタイムで自分がボールをあまり持てていなかったので自分としてはあまり良くなかった」と課題も口にした。エースに慢心はない。己を追い込み、チームを勝利に導くためさらなる高みを目指す。
◆試合結果◆
○中大74(15―27、18―13、22―8、19ー20)68白鷗大●
◆お知らせ◆
次戦は11月6日(土)13時30分からリリーアリーナMITOにて行われます。対戦相手は拓大です。
この試合の写真をインスタグラムで投稿しております!詳細はInstagram(@chuspo_report)をチェック!
(記事:江渕光太、写真:江渕光太、村上建太)