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強豪相手に攻め手を見つけることができず大敗―関東大学ラグビーリーグ戦1部 対東海大

2021年10月31日 セナリオハウスフィールド三郷

中大にとって今シーズン初の有観客大会となった今試合。対する相手はリーグ戦のチャンピオンチームである東海大。チャレンジャーとして「相手にのまれないでいつでも挑戦しにいく」(茂原隆由主将・経4)ことを意識して臨み、ミスを恐れず必死に食らいつくも7-74で敗北。力の差を見せつけられる苦しい試合となった。


▲留学生を止める野村亮太(商4)と山崎祥希(経1)

中大のキックから始まった前半戦。開始早々3分に東海大がトライ。先制点を許す。「キックで敵陣に入る」(津田貫汰・法3)ことを意識し攻撃を仕掛けるも上手く点数に繋げることができなかった。その後も留学生を率いる東海大相手に好タックルを見せるが、相手の勢いを止めることができず立て続けに複数のトライを決められ大量失点。0-38で前半戦を終えた。


▲いいタックルを見せる茂原主将と中村陵雅(商3)

なんとか反撃をしたい後半だったが、なかなか攻め手を見つけることができないもどかしい時間が続く。その間も相手の長距離ランによるトライなど、複数の追加トライを許してしまい0-62とさらに点差を引き離される。

しかし「後半に入った時、自分たちのペースが掴めないまま、ペナルティ・ミスを多くしてしまった」(東海大・ジョーンズ主将)と相手チームが語るように、このままでは終われない中大が反撃を見せる。後半35分、ラインアウトから若松大智(法4)が抜け出してラインブレイク。ラックから中村陵雅(商3)が飛び込み渾身のトライを決める。津田もキック成功で7点を獲得した。後半終了間際の得点に中大ベンチ、スタンドの観客も盛り上がりを見せた。


▲トライを決めた中村

しかしこの後も東海大に2トライを決められ前半6トライ、後半6トライを許し試合終了。7-74と大差での敗北となった。茂原主将は試合を振り返り「うまくいかないところで少し(相手のペースに)のまれていた部分があり、このような結果となってしまった」と語った。


▲トライのアシストをした若松

今試合は大敗を喫したが、津田は次戦に向けて「反省点をしっかり見つけて改善していかなければいけない」とコメント。選手権出場には1つも落とせない状況となった中大の次戦は、昨年白星をあげた専大との対戦。絶対に負けられない戦いが続く中でのリーグ2勝目に期待したい。

 

◆試合結果◆
●中大 7(0-38、7-36)74東海大○

 

◆お知らせ◆
次戦は11月7日(日)13:00から行われる対専大戦です。無観客試合となっております。

(記事:大川穂乃佳、写真:尾又賢司、大川穂乃佳)