2021年12月６日 エスフォルタアリーナ八王子
大学日本一を懸け争うインカレが今年も開幕。３年連続での出場となった中大は東北学大との初戦を大勝で飾り、２回戦進出を決めた。
スターター
#２内尾聡理（商２）、#21渡部琉（商３）、#35清水宏記（総４）、#47吉田崇紘（法３）、#99古河ウェスリー（文４）
第１クオーター（Ｑ）、波に乗り切れない相手に対し中大は序盤から得点を積み重ねた。#21渡部、#47吉田を筆頭にシュートを量産し点差を広げていく。ディフェンス面においても#47吉田のディフェンスリバウンドなどで相手を封じ込め得点機会をなかなか与えない。「スムーズに入れたのが良かった」（#35清水）と28－９で第２Ｑへ。第２Ｑも#60蒔苗勇人（商２）が３点シュートを放ち、ＡＮＤ１を#10田中裕也（商３）が勝ち取るなど中大は攻撃の手を一切緩めない。出場選手が満遍なく敵陣のゴールネットを揺らし続け53－29で前半を終えた。
▲鮮やかなレイアップシュートを決めた#15町井丈太主将（法４）
第３Ｑ、相手に反撃の糸口をつかませずに#35清水の3点シュートや#99古河の高さを生かしたシュートなどで攻め続ける。#24田中智也（経４）のＡＮＤ１で中大サイドはこの日一番の盛り上がりに達し、83－44と大量リードで最終第４Ｑへ。#60蒔苗に３点シュートが３発飛び出し、#３北村孝太（文３）のシュートで中大の得点は100に到達。インカレ初出場を果たした#16栃木俊亮（商１）や#13小川翔矢（法１）も存在感を見せ、109－60で試合終了。終始相手を寄せ付けず、終わってみれば大量109得点で３年連続となる16強入りを果たした。
▲#24田中智のＡＮＤ１でチームの盛り上がりは最高潮に達した
次戦は拓大との接戦を制し勢いに乗る天理大との一戦。勝てば久しく届かなかったインカレ８強入りを果たす大一番だ。12月８日、着実に強さを増す中大バスケ部が代々木の地で威信を懸けた戦いに臨む。
◆試合結果◆
○中大109（28－９、25－20、30－15、26－16）60東北学大●
◆コメント◆
#35清水
──大会に臨むにあたってのコンセプトは
まず自分たちのやってきたことをしっかりやることと、それをやって日本一を目指すということを考えてやっています。
──リーグ戦が終わってからの練習について
まずはリーグ戦結構毎週対戦相手変わるんで対戦相手にフォーカスしてやってたんですけど、リーグ戦終わったことでもう一回自分たちにフォーカスして自分たちが何をしないといけないのか、プラスしてインカレで対戦するチームの対策をやっていました。
──今日の試合振り返って
全体的にいいゲームだったと思うんですけど、やっぱり所々修正する部分があるのでそこは直していかないといけないかなと思いました。
──戦術的に見て、修正していかないといけないところは
まず一番大事なところでコミュニケーションをもっとしっかり取ること。コミュニケーションミスで失点するというのは一番よくないのでそこがまず改善点かなと思います。
──ＭＶＰを選ぶとしたら
#47吉田ですね。やっぱりディフェンスもしっかりやってくれてそこから速攻でしっかり走って、ゴール下も決めてくれたのでそれで安定した戦いができたかなと思います。
──次戦どのように勝ちにいきますか
あまり対戦したことがないチームなのでまずしっかりスカウティングして相手の特徴を把握して、そこに対応しながら自分たちのバスケットをやりたいと思っています。
#16栃木
──初めてのインカレ出場、感じるものはありましたか
憧れの舞台であるのでワクワクしますね。
──失点60について
他の関東の強豪校相手にこの点数で抑えるのはすごいいいと思うんですけど、今回インカレの初戦で東北のチームと当たるとなってこの点数というのはもうちょっと抑えなきゃいけない点数だと思います。
──印象的だった場面は
速攻からこぼれた球を自分がリバウンド取って閉じ込めたというのは自分にとっては良かったかなと思います。試合を通して印象的に残っているのは控えから一緒に出ていた４年生の先輩（#24田中智）がＡＮＤ１決めて良いプレーした時にはすごい良かったなってチームで戦ってるんだなっていう感じがして良かったです。
──次戦どのように勝ちにいきますか
ベンチにいる時はしっかりと戦術を伝えたりとかベンチから声を出して、試合出た時には今できることをとにかくやるっていう、下手に色気を出さないでちゃんと堅実にやって４年生を勝たすことができればと思います。
◆お知らせ◆
次戦は12月８日、代々木第二体育館で天理大との２回戦が行われます。競技開始は10時の予定です。
（記事、写真：町田航太）
