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日体大に敗戦 ベスト16で敗退も喜多主将「チームとして一つ上に行けた」―第73回関東大学バスケットボール選手権大会 対日体大

2024年5月2日 武蔵野の森総合スポーツプラザ

 前日に明星大との試合で勝利を収め、当初の目標であったベスト16入りを果たした中大が日体大戦に臨んだ。日体大は昨年の同大会で優勝しているほか、個人賞では最優秀選手賞に選ばれたムトンボジャンピエールら強力な選手が所属している。

スターター

#1久岡賢太郎(商3)#13小川翔矢(法4)#15坂口大和(商2)#37カッター勲生(法2)#42山崎紀人(商3)

 第1Q(クオーター)、日体大に3点シュートを決められるところからのスタートとなった。 が、#15坂口が後ろに下がりながらの姿勢でシュートを決めたり、直後のオフェンスで切り込んだ#13小川のリバウンドを取ってシュートを決めたりする活躍で1点リードに。その後も#15坂口の得点が続いたが、相手の連続3点シュートや、バスケットカウントですぐに逆転され、リードを広げられた。中大のタイムアウト後には、交代でコート入りした#3高山が昨日に続き、安定したドライブで切り込んでいきシュートを決めた。またこのQでは#37カッターが攻守両面で躍進を見せた。ディフェンスではリバウンドで、オフェンスではスクリーンプレーで活躍し、#3高山の得点につなげるなどした。しかし点差はなかなか縮まらず、終盤#3高山が連続で3点シュートを決めたが17-27で第2Qへ。

 #3高山の3点シュートから始まった第2Q。#1久岡が果敢に攻めフリースローなどで得点するも、その後のオフェンスでは相手のもう1人の留学生コネにスティールされるなど苦戦の様子が目立った。ここでは一時5点差まで日体大に迫ったが、徐々に相手のペースとなっていき終盤#13小川の3点シュートが決まった時点で37-54と、17点のビハインドで後半戦を迎えた。

▲昨日に続き活躍が目立った#3高山

 第3Q、相手の#7の3点シュートを返す形で#13小川の3点シュートが決まる。相手のファールがかさみ、#3高山#5石口直(文2)らがフリースローで得点するも、空いた差は縮まらない。#8喜多陸登(総4)の3点シュート、#21深澤桜太(商1)の得点により、58-82となったところで最終第4Qに。

 第4Q、相手の勢いは依然として健在ながら、中大が粘りを見せた。前半は#77宮内柊人(商3)の得点や、#22島﨑輝(商3)が3点シュート決め、中盤以降から徐々に中大が流れを取り戻す。#13小川が連続3点シュートを沈めたほか、#1久岡の連続得点で逆転を狙ったもののかなわず、#3高山がシュートを決めたところで試合終了となり、86-106で敗退となった。

 

▲喜多主将「外角からスリーポイントはしっかりできた」

 中大はスプリングトーナメントをベスト16で終えた。「最終日まで残って試合の経験が積みたい」という喜多主将の希望はかなわなかったものの、チームとして掲げていた目標は達成した格好だ。「昨日(明星大に)勝ち切れたというのが、昨年と違ってチームとして一つ上に行けた」と喜多は強調した。

この試合では前日の高山に続き、2年生のカッターの活躍が目立った。攻守合わせて5本のリバウンドを取っており、これは中大選手の中では最多だ。「自分がリバウンドとか留学生を抑えるプレーをしないとチームが勝てない」と意識の高さを体現した。ジャンピエールら留学生とのマッチアップについては「理不尽なくらい強かった」とした上で「前半1Qとか抑えられたかなと思ったところもあったんですけど、3・4Qで集中力とかキレがあってやられたのが残念」と振り返った。

スプリングトーナメントが終わり、次は新人戦が控える。喜多は1、2年生の活躍に「それぞれが責任を持ってやってくれれば本当に良いチームなので楽しみ」と期待を寄せる。同大会でのプレーに向けて、カッターは「チームに勢いを与えるためにも新人戦は良い結果につなげていきたい」と力を込めた。

 

◆試合結果◆

●中大(17-27、20-27、21-28、28-24)日体大○

 

(記事:桑沢拓徒、写真:藤野真紘)

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