• Twitter
  • facebook
  • instagram

最高の雰囲気の中で行われた最終節。堂々の成績で3位ー第34回関東学生ラクロスリーグ戦 対青学大

2022年10月9日 会場非公開

リーグ最終戦の相手は青学大。前節、3年ぶり2度目の1部リーグ残留を決めた中大女子ラクロス部。今シーズンここまでの成績は、3勝1敗1分と目標のファイナル4まであと一歩のところまできている。

▲得点後に駆け寄るチームメイト

ファイナル4を達成するために12点差以上での勝利を必要としていたチームは第1クォーター(以下Q)から果敢にゴールに迫る。試合開始から6分、武藤七海(商3)が先制点を挙げると、松島穂乃加(法4)、相手のファールからフリーシュートを得た遠藤育子(商4)が追加点をマーク。1点を失ったものの4-1とリードした状態で第1Qを終えた。

 

第2Qでは、武藤が開始早々にシュートを決める。その後、相手に1点を返されてしまうが、ゴーリー・野上明日香(商4)の活躍により追加点を許さない。機転の利いた守備から勢いを取り戻した中大は長谷川沙来(文2)、千葉由佳(商4)、遠藤、再び長谷川と立て続けに4得点を決め、9-2と大きく切り離す。

▲最高の雰囲気の中で行われた最終節

続く第3Qは相手に1点を取られたものの、松島が相手選手を何人も引き付けながら粘り強い攻撃を見せ、追加点を奪うことに成功。このまま中大ペースに持っていきたかったが、怒涛の攻撃を跳ね返すことは難しく4失点。10-7まで差を縮められてしまったが、変わらずリードを保ったまま第4Qへとつなげた。

何としてでも追加点を奪い、勝ちきりたい第4Q。しかし、フリーシュートなどから3失点し10-10の引き分けに。今季最終戦は、青学と勝ち点を分け合う形となり3位でフィニッシュを迎えた。

▲チーム一丸となって戦い抜いた女子ラクロス部

最後まで、持ち前のチームワークで力強い試合を見せた中大女子ラクロス部。4年生の思いを胸に来年も引き続き、「ファイナル4」と「日本一」を目指していく。

 

◆コメント◆

主将 徳島(法4)

①試合を振り返って

12点差で勝てればファイナル4だし、12点差をつけられなければ終わりという試合だったんですけど、そういうのは関係なく、自分たちのラクロスをしたいと思いながら選手たちは今日の試合に臨んでいました。途中で7、8点差になってファイナル4も手に届きそうなんじゃないかなというシーンもあって、本当にそれが実現できる力がこのチームにはあったけど、結果は結果なのでそれが今の実力なんだなと思う試合でした。

②今シーズンについて

私たちは今1部が1年目で、降格の入れ替えに行くか行かないかというチームが毎年多いんですけど、ファイナル4という目標を掲げて、試合をしていく中で初戦、ファイナル4常連校の明治に引き分けて、そこからすごい勢いがついた。負けると言われているようなチームにも勝てたりすごい得点を取れたりして、ファイナル4を目指せると思えるシーズンでした。後輩たちの活躍のおかげで飛躍できた年だったので、私自身が何かできたとかそうじゃないんですけど、結果としては3勝1分けだったんですけど、4年生としてもチームとしても後輩たちに残せるものを作れたシーズンだったんじゃないかと思います。

③後輩との連係面について

いい意味で、後輩との距離感が近いのは今年のチームの特徴。それが厳しくできないというマイナス面に最初は繋がってしまっていたんですけど、その距離感が、なんでも言い合える環境が結果的に後輩たちの成長とチームの成長に繋がったんじゃないかと思います。

➃4年間の思い出は

私たち4年生の代って、1年生のときに中央の女子ラクロス史上初めて1部にいて、その年すぐに降格して次の年はコロナで去年やっと昇格して、1部を2回経験してる代だった。1年の時に見ている1部の試合、先輩たちがすごい強いと思って見ていたのに降格してしまって、1部に対する恐怖心がすごくあった。それを見てきた4年生の代が先頭に立って、1年間戦い抜いて結果を残してこういうチームを作れたのは今後も中大女子ラクロスの財産というか価値になるんだなと今すごく思います。

➄後輩にメッセージ

個人のプレーとしてもチームとしても、限界を決めないでほしいなというのがすごいある。今日の試合に出てるメンバー、ベンチに入れるメンバーは20人と決まってるんですけど、その人たちだけで戦っているわけではないし、誰にでもチャンスはあると思う。部活で何を成し遂げたいかってそれぞれあると思うんですけど、その目標にっ向かって、自分に妥協することなく、限界を決めないでやり続けたら個人の成長に繋がるし、チームとしても大きい結果にもつながると思うので本当に勝つ喜び、今年はたくさん知れたと思うので、個人としてもチームとしても続けてほしいなと思います。

 

遠藤(商4)

①試合を振り返って

試合の半分までは、目標のファイナル4までいけるかなと思って楽しかったんですけど、最後の最後で相手の勢いに負けちゃって、自分たちのペースを取り返せなかったのが悔しかったなと思います。

➁今シーズンについて

個人的には、自分の力を発揮できたと感じられた場面はなかったんですけど、今日最後の試合で得点を決められたのは良かったなと思います。

③4年間の思い出は

いろいろあって、確かに辛いこともたくさんあったけど、いいメンバーに恵まれて本当に楽しかったなと思います。

➃後輩にメッセージ

これよりもっと上を目指してほしいなと思いますね。あとは楽しんで頑張ってくださいって感じです!

 

野上(商4)

①試合を振り返って

まず勝つことと今日は得点を12点以上取れば、上位4位のファイナル4に行けるということで、前半1Qからあげていこうとチームの士気を高めあっていったことが良かったと思います。後半は相手の流れが来たときにそこを改善できなかったことが今後のチームの課題かなと思います。

➁今シーズンについて

4月にケガをしてから、結構不安な日もあったりしたんですけど、同期とか後輩とかチームメイトがいっぱい励ましてくれて、無事リーグ戦も全試合出ることが出来て、良かったと思います。ですが、個人的には今日の試合は相手の流れが来た時に止めることができなかったのでそこは悔いが残る試合だったかなと思います。

➂4年間の思い出は

同期といる時間がすごく楽しかったなと。今年は夏合宿とリーグ中に行った合宿と2つあったんですけど、夏合宿は6日間行って、リーグ中に行ったのは3試合目くらいの時に行った。4試合目くらいから合宿で習ったことを発揮できるようになってすごい行って良かったなと思いました。

➃後輩にメッセージ

今日の試合結果を生かして、来年は絶対ファイナル4と日本一を目指せるチームになってほしい。それと今日の反省を生かして苦しい時間でも自分たちの流れにする力をつけて行ってほしいなと思います。

 

長谷川(文2)

①試合を振り返って

前日からファイナル4、12点差をつけたいと思っていて、コーチとかは点差を気にしなくていいと言っていたんですけど、やっぱり点数を取りたいというのがすごいあった。前半はそれを体現できてすごい楽しかったんですけど、後半やっぱり耐えなきゃいけないところでもっと修正できたんじゃないかなとか悔しいところがいっぱいあった。でも4年生との最後の試合を楽しめたことが良かったんじゃないかなと思います。

➁今シーズンについて

初めてのリーグ戦で、1番最初の明治戦とかはすごい緊張してたんですけど、この5カ月が一番濃かったのかなと思いました。学べることもあったし、自分的にもすごい成長したなと感じます。

➂先輩との思い出

夏合宿とかで戦術とかをたくさん考えて、決めプレーなどを決めて実践できたのは良かったなと。

 

◆試合結果◆

△中大10(4-1、5-1、1-5、0-3)―青学大10△

 

(記事:奥村杏、写真提供:中大女子ラクロス部)